デトックス×アロマテラピー講座=心身の断捨離
先日、東武トップツアーズさん主催の1泊2日のデトックスツアーの一環としてアロマテラピー講座を担当しました。
裏磐梯に宿泊して、観光を楽しみつつもヨガやウォーキングなどのレッスンが組み込まれている旅行です。
こんな場所で
新鮮な食材に触れて
ヨガレッスンや
体操の教室や早朝ウォーキングなどたっくさん体を動かして…
最後にアロマクラフトを含めた、私が担当するアロマテラピーの講座でした。
テーマはもちろんデトックス。
おのずと心身の巡りと排出を促すアロマについての説明をするようになるのですが、その講義内容を考えている途中、改めて「なんでデトックスするのだろう?という問いにぶつかりました。
デトックスは目的ではなく、「なりたい自分」或いは「あるがままの自分」になるための手段だと思ったからです。
余分なものを排出する、その過程で自分の体の癖や生活習慣を見直す。
そして新たな変化を受け入れられる体を作る。
デトックスって心身の断捨離だと思いました。
心も体もギッチリ詰まっていませんか
「足す」食事法には限界がある
野菜ソムリエとして活動しているので、体にいい働きをする野菜の栄養素の話をするけれど、その時に気がかりなのは
私、いっつも「足す」話している
ということです。
これ食べたらいいよ、あれ食べたらこうなるよ、の話は基本的に体に足していく話。
人が食べられる量には限界がある。
だからどれかをやめる必要があるのけれど、やっぱり足す話の方が興味を持たれるためついしてしまう。
砂糖の摂りすぎの話でも書いたように、食べ過ぎを抑えるだけで変化が訪れることがあります。
いっつも満腹になっている食べ過ぎをやめるだけで、胃腸がきちんと休まって体が軽くなり、行動にハリが出て結果的に心まで明るくなったりする。
ものがギッチリ詰まったクローゼットに、どれだけ仕訳け用の収納グッズを足したところで効果が表れにくいように、体も出すもの出しておくことが必要だと思うのです。
要らないものは食べない、排せつをきちんとする、食べ物への執着や過去の食習慣から離れる。
これが、体の断捨離。
そしてデトックス(排毒・排泄)がうまくいくために必要なことです。
心や感情も、収納スペースは有限
同じことが心でも言えるのではないでしょうか。
アロマテラピーをやっていると、特に不安が強敵だと感じます。
ココに働きかけるかどうかの話題が本当に多いのに…不安はなかなか場所をあけてくれない!
不安は過去を燃料に燃えたぎっていて、まだ起こっていない未来までも焼こうとするのです。
これを手放せると、日々の出来事をもっとビビッドに味わえるようになる。
今起きていること、目の前の人が話していることが、もっとダイレクトに自分の中に入ってくる。
これは「聞き上手」と言われる人や、「あの人は明るいオーラ出てる」などと言われる人を観察し続けて見つけた共通点。
そういう人たちが話す言葉には、過去と不安が入っていない。
そして自分の精神状態について振り返ってみても、過去と不安が言葉に乗りがちなときに調子のいいことはあんまりない。
今目の前にいる人に興味を持って、そこで湧く感情を味わっている姿こそが、とてもいきいきと明るく映るのです。
強すぎる不安はすべてをかき消す
不安は誰しもあるもので、未知や暗闇に対する不安は人間の本能でもあります。
ただそれは、注意を促す・警戒レベルをちょっと上げるなど、先の時間をよくするためのアラート。
強すぎると、どんなに目の前で起こっていることが素晴らしくても、ありもしない不幸な未来を想像してしまいます。
婚活がうまく進まない人のために、男性心理に沿った作戦を打つためのアドバイスをし続けている仁科友里さんが、不安の仕組み・不安に陥りやすい人の例を挙げていてとても参考になりました。
婚活をテーマにしているけれど、これは恋愛に限ったことではないような。
うまくいかない人は、不安に負けている場合が多いのです。
うまくいかないんだから、不安になるのは当たり前じゃないかと思う人もいるでしょう。
けれど、実は現状と不安というのは、関係がありません。
7月31日発売「間違いだらけの婚活にサヨナラ!」(主婦と生活社)の拙著、略してまちこん、なにとぞよろしくお願いします。こちらからどうぞ。 まちこんを読んで彼氏…
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強すぎる不安は、今起きている出来事を解釈する力はもちろん、理想像や願望までかき消す力を持っています。
自分の楽しみや肯定感を奪うほどの不安はちょっと本末転倒で、もったいないと思うのです。
好きな香りの違いから、不安の傾向を知る
今回の講座では、自分が溜めやすい不安や怒りの傾向を、どの精油が好きなのかから判断して対処する方法を話しました。
いらない過度な感情をいかにスムーズに追い出して、ゆとりと余白のある女になるか。
アロマによるデトックスとは、余白のある女になるためです。
例に挙げたのは日頃食べている柑橘系、オレンジ・レモン・グレープフルーツ。
アロマテラピーは必ずしもエッセンシャルオイルがなくても、本物の果物の香りからでも楽しめることをお伝えしたくて選びました。
柑橘系はどれも滞った心と体を巡らせ、気持ちを明るく上げる作用があります。
でもこの三つのうち、どれも平等に好きということはあまりなくて、人によって好みがきっとある、その違いはなんだろう?…そんなことに焦点を当てました。
アロマテラピーが得意なことって、悪くなった体を治すことではなくて、悪くなりかけたキブンを調整することだと思うのです。
自分の不安や怒りなどの「不安定さ」をコントロールすることで、そこにちょこっと敏感になっていくことで、気持ちにまっしろな余白を作っていこう。
気持ちにその余裕がないなら、それに左右されない嗅覚に手伝ってもらおう。
その余白に満ちた心は、巡りやすい体・いいものを受け取りやすい体を作ってくれます。
そして万物は巡るのです笑
…クラスの中でお話したことを、これからからちょっとずつ分けて書いていこうと思います。