10分でできる簡単リコッタチーズの作り方と果物のデザート|マチェドニア

リコッタチーズのマチェドニア

リコッタチーズのマチェドニア

目次

お家で10分で作れる簡単チーズ

おうちで簡単にリコッタチーズが作れるってご存知でしたか?

 

ふわふわパンケーキに欠かせないリコッタチーズですが、もし買わずに手軽に作れたら、パンケーキももっと身近になりますよね!

 

以前ジャージー牛を育てている酪農家さんを訪問した際、リコッタチーズの作り方を番組内でご紹介したところ「あーこれ牛乳豆腐ね!」と言われました。なんて素朴な名前!

 

酪農家さんの間では、おばあちゃんたちが作ってくれて子供の頃から食べているおなじみの食品だったようです。

 

 

そんな日本人にもずーっと身近だったリコッタチーズ、ふつうのジャムの瓶一つ分ぐらいのリコッタチーズは牛乳300mlで作れます。

 

手間も技術もいらず、それを使って作るフルーツサラダは人がたくさん来た時にもざっくり取り分ければいいだけの簡単で見た目が華やかなデザートです。

 

できたフルーツサラダもチーズも、どちらも冷蔵庫で3日程度保存可能ですので、慌てず召し上がれます。

 

パーティー用に、一度試してみませんか?

 

リコッタチーズのいいところ

 

まず、チーズの中で一番カロリーが低い!

 

クリームチーズの半分、マスカルポーネのだいたい3分の1。100gあたり146kcalです。

手作りリコッタはミルクの香りがふんわり漂う、甘くやさしい口当たり。脂肪分のパンチは控えめですが、やわらかくまろやかな味のチーズです。

 

以前、シャインマスカットをマスカルポーネチーズと一緒に食べるデザートの記事を書いたのですが

シャインマスカットとマスカルポーネチーズのデザート

シャインマスカットとマスカルポーネチーズのデザート

果物とチーズを一緒に食べるのってとても合う☆

良質のたんぱく質とたっぷりの水分・ビタミン類を取れるので、体にいい食べ方ならリコッタチーズは朝食がぜひおすすめです。

 

 

リコッタチーズの作り方

リコッタチーズの材料

リコッタチーズの材料

【材 料】
牛乳 300ml
レモン果汁 大さじ1(レモン3分の1個分)
塩 ひとつまみ【用意するもの】
リコッタチーズを濾す道具(どちらか)
・ザルとふきん
・コーヒードリッパーと紙フィルタ、サーバー

 

以上の分量で、だいたいジャムの空き瓶一つ分ぐらいのリコッタチーズが作れます。

牛乳の分量の約3分の1程度の重さが作れると考えてください。

 

 

材料について:「牛乳」を選んで!特濃に要注意

 

一番大事なことなのですが、牛乳は成分表に「牛乳」と書いてあるものを使用してください。

 

売場ではパッと見同じに見えるのですが、乳飲料・加工乳を使うとほんとに固まらないのです。

 

特に注意してほしいのは「特濃」と大きく書いて販売されている牛乳を手にするとき。

 

最近はカルシウムやビタミンDなどが添加されていることが多いため、これは乳飲料に当たります。

私も最初これで失敗したんだ~

せっかく脂肪分高くていいかな?と思って買ったのですが、ツブツブぼそぼそになってしまいました。

 

 

 

レモン果汁?お酢?

 

牛乳に含まれるたんぱく質を、酸の力を借りて固めるのが今回のチーズの原理。

だからレモンでも酢でも、香りがつくかどうかの違いだけでどちらでも作れます。

 

レモン果汁は、フレッシュでも瓶詰めのものでもどちらでもOK。(もちろんフレッシュ推奨ですが)

なければお酢でも作れますが、違いは「香りがつくかどうか」。

 

レモン果汁を使うと香りがつくので、デザート用・サラダ用にはだんぜんレモンを使ったほうが食欲が増します!これはほんとにぜんぜん味が変わるくらい違う!

 

逆にシロップたっぷりでいただくパンケーキやわさび醤油でお刺身のように頂くならお酢のほうがチーズそのもののクリーミーさが楽しめそうです。

 

 

 

いざ作ってみよう!

作り方はシンプル!ほぼ見てるだけ。

 

  1. 鍋に牛乳、塩ひとつまみを入れて沸かす。焦げないよう注意
  2. 泡がプツプツしてきたらレモン果汁を入れる
  3. ほろほろと分離してくるのを待つ。できれば沸騰させない
  4. 5分ほど待ってからザルかコーヒードリッパーで濾す

 

リコッタチーズを作るとき、牛乳は沸騰させていいの?

 

リコッタチーズの作り方はいろんな手順が出ているのですが、議論が分かれるのは牛乳が沸騰してもいいかどうか問題。

 

たくさんのレシピを調べた結果、7:3ぐらいの割合で「沸騰させないように」と書いてありました

 

沸騰させるとどうなるか?というと、要はチーズから滑らかさが減ってややぼそぼそした食感になるそうで、完成しないわけではありません

 

もしぼそぼそしても、水を切りすぎないようにするとか、粒が小さくてもおいしい食べ方をすればいいだけだと思いますので、沸騰したら失敗?どうしよう!?とか気負わず、ちょっとぐらいは沸騰しても平気だなぐらいの気楽な気持ちで始めて大丈夫。

 

何度か作って、自分好みの滑らかさがわかってきてから気を付けるのでも十分だと作ってみて思いました。

 

 

「泡がプツプツしてきたら」はどうして?

 

何度か作る中で計ってみたら、小さい泡がわいてくる温度がだいたい80度前後でした。

なのでこの辺りまで来たらレモンを入れても確実に分離します。

沸かすために大きくしていた火を小さくするタイミングでもあります。

リコッタチーズ水切り中

リコッタチーズ水切り中

 

今回の分量である300mlなら、コーヒードリッパーの方が濾すのは手軽(なければザル)。

ペーパーの処理も楽々。

材料をそろえるところから始めても、ここまでおおむね10分もあれば完成です。

ホエー

ホエー

水切りには30分程度かかりますが、せっかちな私はペーパーの上をつまんできゅっと絞ってしまいました。

 

出てくる水分・ホエーも高たんぱく・低脂肪・低糖で、牛乳のいいところがぎゅっと詰まっていますので余さず頂きます。

ホットケーキを作るときに牛乳の代わりにも使えます。

 

それでも残ってしまう場合は、化粧水にしちゃう。肌の成分とホエーのたんぱく質が似ているらしいのです。お風呂に入れて入浴剤(牛乳風呂?)にも。

リコッタチーズ

リコッタチーズのできあがり

リコッタチーズとトマト

リコッタチーズとトマト

 

スライストマト、オリーブオイル、コショウ、オレガノ、リコッタ。

マルゲリータみたいな感じ。

 

ここで食べきってしまってもいいのですが、今日はフルーツと食べるほう。

 

 

 

果汁が何色も合わさったマチェドニア

 

番組の中では聞きなれない言葉が重複するため「フルーツサラダ」としましたが、今回作ったのはマチェドニア。

 

イタリアの定番デザートです。

 

いろんな種類の果物を、レモン果汁とお砂糖を合わせることで果物の二大魅力の酸味・甘味を増幅して整えながら、シロップ漬けのようにしたもの。

 

お砂糖が加わることで、果物だけの時よりちょっと日持ちも伸びます。

 

それ単体でもおいしいのですが、そこにリコッタチーズを合わせました。

リコッタチーズのマチェドニア

リコッタチーズのマチェドニア

お砂糖の代わりにはちみつでもいい。

 

バナナなど酸味のない果物を混ぜる時は、とくにたっぷりレモンを加えてきっちりかんきつ類とバランスを取る食べ方が私は好きです。

 

チーズと合わせてしまってから保存してもいいですが、私は食べる直前の方がいいなと感じました。

 

ちなみに写真のすみっこに写っているのはチーズを絞った後のホエー。

チーズを作るときに絞るレモン、二切れぐらいスライスを余分に取っておいてはちみつレモンで飲み物にしました。

 

 

まずは300mlから挑戦してみよう

 

いっぺんにたくさん作らず、まずは少しの量、一回で食べきれそうな量から作ってみましょう!

 

その後、我が家はチョップドサラダにもリコッタチーズです。

フィリップスのマルチチョッパーでいろんな野菜をみじん切りしてみました

IMG_3010

リコッタチーズのマチェドニア

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

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