夏のひんやりアロマスプレーを扇風機の前で使おう
猛暑の中、外から戻ってきて一秒でも早く涼みたいときどうしていますか?
こないだお友達のツイートを見て、扇風機とウォータータンクが合わさってるものがあるのを知りました。
毎年思う。
こいつ大好き。家に欲しい。 pic.twitter.com/eBw7hgVd4F— モリオ (@u26ca3231) 2016年7月24日
扇風機とミストが共存していて、冷たい霧が拡散する仕組み。
店舗の前に設置してあるものらしいのですが、これを見てなるほど!こりゃー涼しいに違いない。
これを見てから、暑さがどうにもならなくなったときには、扇風機の前に陣取って、自作アロマスプレーをプシュプシュすることにしたところ、風だけの時よりひんやり度がぐっと増すことに気づきました。
そして香りの拡散も早い。
暑さが治まるころには、お部屋もほんのりいい香りが充満していて、火を使わない夏のお部屋アロマに最適。
今回はより猛暑対応のアロマスプレーを作るべく、体感温度を下げるペパーミントと、日焼け後のお肌にいいカモミールなどを合わせて
涼みながら
肌ケアして
お部屋もいい香り
の一石三鳥なアロマスプレーのレシピをご紹介します。
今までアロマスプレーを作ったことのない方・作ったけどいまいち使い切れなかった方にもおススメの、毎日の生活に取り入れやすいスプレーです!
ペパーミント精油は体感温度を4度下げる
ペパーミントの香りを嗅ぐだけで、体はひんやり涼しさを感じます。
ペパーミントの香りでスースー感を得られるのはハッカ油の記事でさんざん書いてきましたが、具体的な実験結果の記事がアロマ環境協会にありました。
香りを嗅がない状態で水温28℃の水に手を入れて感じる体感温度と、ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温32℃の水に手を入れて感じる体感温度が同レベルであり、ペパーミントの香りを嗅ぐことで4℃も体感温度が下がるという実験結果が出ています。
今回は他の精油と合わせるので、ハッカ油ではなくエッセンシャルオイルを使っています。
ハッカ油の方が、ペパーミント精油よりメントールがギンギンしているので、他と合わせる時は濃度の調節が難しい。
クール&日焼けロマスプレーの作り方
無水または消毒用エタノール 5ml
精製水 45ml
カモミール精油 4滴
ゼラニウム精油 3滴
ペパーミント精油 3滴
合計 10滴
10%がアルコール
1%が精油
あとは水
- エタノールを瓶に入れる
- 精油を入れてよく振って溶かす
- 最後に精製水を入れる
以上です!
注意するのは1点だけ。精油は水にとけないので、先にエタノールに溶かします。
最後に水で薄めます。
だいたい2週間~3週間ぐらいで使い切りましょう。
カモミールは火傷やほてりを抑えます
今回使っているカモミールは眠れない時に飲むハーブティーとして有名なのですけれど、もう一つ得意なのがこの日焼け後のお手入れ。
火傷、炎症、かさつき、湿疹などの、日焼けによるトラブルを抑えるのが得意です。
日焼け後に肌がカサカサしちゃう人には、カモミール入りはいいスプレーになりますね。
眠れないこともそうですけれど、高ぶったり熱くなっているモノをトーンダウン・落ち着かせるのが得意…と覚えると簡単かも。
上のレシピでは、お肌のハリや潤いを維持してくれるゼラニウムも加えています。
※ジャーマン・カモミールと間違えないよう注意!
夏にバシャバシャ浴びるならフローラルウォーター
カモミール精油をお肌にもっと気軽に使えるのがフローラルウォーターです。
精油を作るときに出る副産物の蒸留水で、精油と同じ成分が溶け込んでいるから、いわばそのままで化粧水。
冷蔵庫で補完してひんやりさせたフローラルウォーターは、日焼け後のトーニングローションに使えます。
アロマスプレーに加える水の代わりに、フローラルウォーターを作るのももちろん可能です。
上のレシピからカモミール精油を外して、精製水の代わりにこちらを使用します。
精油を使い切る自信がない方には、化粧水に使えることがわかっているフローラルウォーターから始めるのもいいですね。
ひんやり効果は扇風機でいいわ!という方は、単にこのフローラルウォーターを扇風機の前でスプレーするだけでも涼むもよし。
ペパーミントのフローラルウォーターもありますよ。
フローラルウォーターはリスクの少ない化粧水
フローラルウォーターは、ナチュラルメイクが得意なメイクアップアーティスト、ピカ子さんもおススメの肌に長期的なリスクの少ない化粧水です。
保存剤、保湿剤などの余計なものが入っていない。
ただ保湿成分などが添加されていないということは、慣れないうちはそのままだとサッパリしすぎるのが難点。
だから冬に使い始めるよりは、あっつい夏のほうが向いています。
化粧水としてのことは詳しくはこちらに書きましたので、ぜひ合わせてお読みください。
涼んだあとのケアはオイルで
今回の精油のブレンド割合は、オイル50mlに加えてボディオイルにしても日焼けケアとして使用できますし、もちろんバスソルトにも。
ボディオイルになると、ベースとなるキャリアオイルの美肌作用のおかげで、肌ケア効果はさらに上がります。
日焼けのお手入れ用にするならば、
- ホホバオイル
- セサミシードオイル
- イブニングプリムローズオイル
- アーモンドオイル
あたりがいいのではないでしょうか。単体でもブレンドでも使えます。
フロリハナのお試しセット、価格がとても良心的+15mlx3の使いやすい大きさです。
この3本セットを全部ブレンドしてボディオイル作ってみるのは、使い残しがなくてとてもいいんじゃないかな。
特にイブニングプリムローズオイル、酸化しやすいから使用期限がすごーく短くて1か月ぐらいしかないのが難点です。
ただ作用はとても素晴らしいので、真夏の8月1か月間だけ!みたいな使い方にむいていると思います。
まとめ
扇風機の前でアロマスプレーを使ってみましょう…だけ書くつもりが、結局ボディオイルまで書いてしまった。
でも1つブレンドを見つけると、お部屋から全身までぜーんぶ使えるのがアロマテラピーのいいところだったりします。
ひんやりアロマスプレーを入り口に、アロマで涼しい肌ケアして、暑い夏もさわやかに過ごしましょう☆
【夏を涼しく過ごすアロマ記事書いてます】