ストレスで心も胸も息苦しいときはユーカリ精油
気持ちが息苦しいような状況が続いているときは、体(喉、胸)もきゅっと詰まったような感覚に陥る、そういう時に役立つ精油はユーカリ。
「息が詰まりそう」は緊張が高まった状況を表す言い回しですが、実際ひとが長時間ストレスにさらされると呼吸は浅くなります。
真面目に、一生懸命、集中して物事に取り組んでいる人ほど呼吸は浅くなりがちです。
にぎりしめた拳をふっとほどくように、一瞬のどをゆるめて、ゆっくり息をしてみませんか。
2回、3回と深い呼吸を重ねるうちに、肩や首にも力が入っていたことがわかるでしょう。
下を向いていたこと、目が近くしか見ていなかったことにも気づけるかもしれません。
そんなふうに、息をさせることに自然と導くことで、心理的な閉塞感からも解放してくれるのがユーカリ精油です。
ユーカリが向いている人:責任感の強い人
ユーカリは科学成分的にも呼吸器系に働きかける作用のある精油で、痰をとったり鼻の通りをよくしたりする作用があります。
「息をさせる精油」と呼ばれる所以です。
「花粉症にいいアロマ」「風邪にいいアロマ」なんかのレシピには必ずと言っていいほどユーカリが入っている、そんな喉にいいユーカリが解消してくれるストレスは、
責任感が強い人が、まわりを気遣って萎縮したことによるストレス
です。
喉の象徴的な意味
口~喉は食べ物という命の種の通り道、空気という外部が初めて接触する場所。
象徴的には、外部と内部の交流・社会と個人・家族と仕事・本音と建て前…というように人間関係のあれやこれやの関所の役割を果たしています。
栄養も入ってくるけど、ウイルスなど自分に必要ないものも入ってくる場所。
そこをぎゅっと締めて息苦しくなってしまっている人は、
「もうこれ以上お外の要素が入ってきたら、自分がなくなってしまう」サイン
として関所である喉を閉じ、息が苦しくなっているのです。
- 自分の都合を優先するのが間違っていると感じる
- 新しいことや人に用心深くなる
- いまの習慣を止めるのにためらってしまう
いま感じている責任感は、本当にあなたが感じるべきものでしょうか。他人の分まで背負っていませんか。
思い当たる方、ユーカリ精油で呼吸を深くして、自分の外側と内側の行き来をスムーズにして、責任感のバランス調整してみませんか。
ユーカリ精油で効果的な深呼吸をしよう
ユーカリ精油をストレス解消に使うなら、しっかりと香りを感じるために芳香浴がおすすめです。
- アロマポットで炊く
- ティッシュに1滴落として近くに置く
などお好きな方法で。
ユーカリはツンとしたやや刺激のある爽やかさの香りで、主成分の1つであるαピネンは森林浴のようなリフレッシュ感を味わわせてくれます。
単純にお部屋で香らせるだけでもいいのですが、より効果的に心身の息苦しさを取るためには、ストレッチポールの上に寝ながら、5分ほど大の字になって香るのがだんぜんおすすめです。
ストレッチポールってこんなの↓
ない人はタオルをぐるぐる丸めたものや、ペットボトルにタオルを巻きつけたものでも。
これの上にあおむけに寝るだけで、胸がぐーーーっと開きます。
日頃PC作業が長い人は、もうほぼみんな肩が内側に入っているはず。それだけで胸は縮んでいます。
ついでにあごもぐっと上にあげると、喉も開いていきます。
応急救護の気道確保と同じ動作です。
ストレッチポールの上でヨガでいう「屍のポーズ」(Google画像検索にとびます)を取ることで、呼吸器まわりを大きく広げながらユーカリの香りを楽しんでみましょう。
自分の内側に大きくて広い「息をつける場所」が出来上がるのをイメージできたら大成功です。
肩がやわらかく感じるまで力を抜いて、文字通り肩の荷を下ろしてください。
アロマテラピーの精油がしてくれるのは、病気を治すことではなくて、その人が本来あるべき場所に帰ること、本来持っている力を引き出すことです。
日々少しずつ深呼吸を習慣にして息苦しさが解消されることで、きっと自分のしていることにOKサインを出せるようになるはずです。
ユーカリは虫よけにも使えます
ユーカリ、これまで書いたことに加えて実は虫よけでもけっこういい仕事します。
ストレス解消以外にも使い道が幅広い精油ですよ。
【ココロとアロマの記事はこちら】
リラックスのためのアロマ|ラベンダーの香りで心のよどみを換気する
グレープフルーツ精油とダイエット2|脂肪の量は我慢の量?過食の心理