旅先のお土産に郷土料理の本を|『会津伝統野菜』 『つるおか おうち御膳』

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 各地で郷土料理の本が出ています

旅行先で、スーパーや産直、道の駅に立ち寄るのが好きです。
ちかごろは野菜だけでなく、味噌やタレ、ジャムやドレッシングなどの6次化商品のラインナップも広がっていて、日持ちをあまり心配せずにお買い物を楽しめるようになってきました。

で、目につくとつい買ってしまうのが各地の郷土料理や伝統野菜の本。
旅館に泊まると、たいてい朝夕の食事ではその土地の郷土料理や伝統野菜を使ったメニューが出ますよね?
それについて知ることができたり、レシピがあったりであとで見ると楽しいんだ~

福島県も2016年6月には会津の伝統野菜についての本が出版されていまして、私もつい最近購入しました。
その名もそのまま、『会津伝統野菜』。

伝統野菜の紹介と、それを使った昔のレシピと今のレシピの両方が載っています。

野菜とレシピの紹介までだったら普通の郷土料理本なのですが、この本のいいところは特別寄稿として、福島県農業総合センターの方が「農産物として」の解説をつけているところです。

どういう歴史の中で育ってきたのか、品種としてはどうなのか、現在はどのように栽培されているのか、栄養の分析値…などなどが書かれています。

レシピ本としての側面が家庭科に属するならば、生物や歴史の分野のコトが丁寧に書かれているのが特徴です。

とくに好きなのは巻末の栽培カレンダー。
収穫時期が書かれているのはたまに見ますが、種まき・肥料をやる時期なんかも丁寧に書かれているのはすごい。

パラパラめくりながら目で見ても楽しいのですが、読み込む部分が多いんだなー。
本としてのレイアウトや写真の素朴な感じも、私が学生時代に使っていた教科書の副読本のよう。
活字が大きいのは、年配の方が読むことを想定しているのかな。
全体的に懐かしい生真面目な感じの本です。

 

本としてカッコよかったのは山形・鶴岡の本

ケンミンショーって、山形の登場回数が多いと思いませんか?でもそれもしかりと思えるぐらい、山形県は食文化が豊かだなと思います。
それだけに今まで買った郷土料理の本の中でも、山形のものは良かったです。

つるおか おうち御膳

つるおかおうち御膳

つるおかおうち御膳

アマゾンで売っていなかったので表紙の写真だけなのですが、鶴岡に行った時に買った郷土料理の本。
市の農政課が発行している本なのですが、写真も中身もカッコよい。

歴史とか農産物としての側面とかはなく、純粋に昔からの料理のレシピ本。今風アレンジなし。
「行事」っていう一章があるからそこが歴史になるのかな?

写真がとにかく大きくてキレイ!おいしそうに撮ってある!
これアマゾンで買えないってことは、行かないと買えないんだよねきっと??買ってよかった本です。

 

たんぼの味

最も写真が大きくてきれいで、レシピ本というよりほぼ写真集のような本はこちら。
鶴岡は文化の香りに溢れる場所ですが、さすがこういった本のデザインも素敵。

地元のシェフや食に関わる方が考えたレシピの本。
この本の中で、アル・ケッチャーノの奥田シェフがご飯の炊き方を解説しているのですが「今の炊飯ジャーは『コシヒカリ』に合わせて炊きあがり温度が設定されている」という一文に驚きました。
そんな驚きの個所が何か所かある本でした。

 

私はもっぱら行ってから買う派なんですが、行く前に予習で買うとさらにその土地の食文化が楽しめるのではないでしょうか。

今度青森に行く予定なので、そこでもいい本があるといいな~

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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