キャベツの茎たち菜の卵とじ:緑の野菜と卵

キャベツの茎たち菜の卵とじ

キャベツの茎たち菜の卵とじ

いま、農産物は端境期で、どこの直売所に行っても野菜はあまり見かけません。

熊本産のかんきつ類や、長期保存の効くたまねぎ・じゃがいもなどがちらほら見えるぐらいです。

毎週第1・第3木曜日に出演予定のTUFげっきんチェック「農家にキテます」も、この時期収穫を迎える農家さんはあまりいないため、第2週に予定を変更して、田植えロケになると聞いています。(私はお休みです)

そんな野菜不足のこの時期に、日曜にあった教室:ビューティーヨガで縒りあい処空間のえみこさんが使った素材はキャベツの茎たち菜でした。

茎たち菜:
アブラナ科の野菜を越冬させて、春に暖かくなって茎が伸びてきた(とうがたった)もの。蕾、芽、茎の部分を収穫して食べる。
白菜、キャベツなど品種はいろいろ。古くから食べられているため、地域によって呼び名も異なる。
福島、新潟、山形、石川など寒冷な地方で食べられていることが多い。

えみこさんは、春先に茎たち菜のような芽や花をまるごと食べる野菜を好んで使います。

「全身まるごと食べるものからは、ぎゅーっと詰まってるエネルギーを全部もらえる感じがするから」

と仰っていました。
何気ないコメントですが、えみこさんのこういう姿勢が好きです。
調理する前に一度、これから食べるものを生き物として眺めているところ。

ある農家さんが作っている恵美子さんお気に入りのレタスがあるのですが、その葉の厚みを褒める言葉はいつもかわいくて元気な子を見つけた時のようなボキャブラリー。

食べ物を食べられることに感謝する方法は何通りもあると思いますが、私はこの「褒める」方法が、自然でいいなぁと思っています。

野菜+凍み豆腐+卵

写真はキャベツの茎たち菜の卵とじです。写真には写っていませんが、そこには凍み豆腐が敷いてあり、野菜と卵の出汁をきっちり吸って食べ応えあります。

凍み豆腐(しみどうふ):分厚い高野豆腐・凍り豆腐と似ているもので一緒にされることも多いが、福島県で凍み豆腐といえば厚さ5mm程度の薄いもの。福島市立子山の凍み豆腐が有名。

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「立子山(たつごやま)の凍み豆腐」 物心ついた時から身近にあった食べ物です。 「凍み豆腐」は冬の煮物の定番で、私にとって懐かしいようなほっとする味がします。 立子山の凍み豆腐の歴史は、江戸時代初期に信

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立子山の凍み豆腐、まだ屋外での天然乾燥もやってます。
ちなみに郡山っ子えみこさんが好きなのは、中田町の凍み豆腐。

葉物の卵とじ、水で戻した凍み豆腐を入れるだけでぐっとダシの存在が効いてきて、季節の葉物のよさを感じやすくなります。
今回もキャベツの甘さをたくさん感じることができたのは凍み豆腐のおかげでした。

食べ物の油っ気をおいしいと思っていたころはあまり凍み豆腐のよさがわからず油揚げを使うことが多かったですが、出汁のおいしさを楽しむようになってからは、こういう出汁のよさを支えてくれる食材に手が伸びています。

 

キャベツの茎たち菜の卵とじ

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

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