5月はいちごが底値。加工するなら5月だよ
いちごのシーズンもそろそろ佳境に入ってきた5月下旬、店舗の特等席であるスーパーの入り口にずらりと並ぶ季節も、もうそろそろ見納め。
5月に入ると、いちごの粒は2月~3月に比べてだいぶ小さなものが主流になってきますが、その分価格もぐっと下がります。
つまり、たくさん買って加工して食べるのに適した季節は今。
オレンジの線は年間平均価格の1247円を示す線です。
上のグラフを見ても、5月が一番安いでしょう?
年間の平均価格から比べても7割弱の価格です。
苺1パックはだいたい250g~300gぐらい。
上のグラフはKg単位なので、4で割ると1パックあたりの卸売市場価格が見えてきます。
ジャム、コンポート、プリザーブ、スムージーなどなど、お鍋やミキサーで加工して食べるための旬は5月です。
ジャム以外で日持ちする食べ方がしたかった
…とはいえ、パンよりお米党の私はジャム以外の食べ方がしたかった。
そこで今回はアイスにして食べよう!ついでだからヘルシーなものにしよう!というのが今回つくった甘酒豆腐いちごアイスの発端です。
5月27日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「豆腐と甘酒のナチュラルいちごアイス」としてご紹介しました。
今回も、ミキサーで混ぜるだけの超超簡単お料理です。
甘酒豆腐いちごアイスの作り方
ジップロックの袋(Mサイズ)1つ分の分量です。
【材 料】
いちご 半パック
甘酒 100g
絹ごし豆腐 半丁
ジップロックの袋Mサイズ 1枚
1.ミキサーに甘酒、豆腐、分量の半分のいちごを入れてよく混ぜる
2.残ったいちごをフォークの背であらく潰してから1に混ぜる
3.全体を一度ぐるりと攪拌してからジップロックの袋に移して、冷凍庫で1時間~2時間凍らせる
4.少し固まった袋をよくもんで、空気を含ませてから再度冷凍庫へ戻し、固まったらできあがり
全部をミキサーでまぜ、
凍りかけぐらいで一度もんで、
また凍るまで待つ
という流れです。
いちごを2回にわけて入れる理由
なぜ全部いっぺんにミキサーにかけないの?と番組うち合わせ中にも聞かれたのですが、その答えはこれ。
最初にミキサーで混ぜるいちごは、ベースにピンクの色をつけるためのいちご
後半入れるフォークで潰したいちごは、食感を楽しむ具材としてのいちご
なので2回に分けています。スープと具の関係です。
ミキサーで細かく攪拌すると果汁もたっぷり出ますので、アイス自体にいちごの香りもつきやすいという特典も。
フォークで潰すだけのものも作ってみましたが、なによりピンク色じゃないとちょっと寂しい!
なぜ甘酒?
このアイスは豆腐を使うので、液状のもので緩める必要があります。
そこで、液状の甘味である甘酒との組み合わせがいいな、と思いました。
甘味はメイプルシロップでもオリゴ糖でもハチミツでも他の果物シロップでもおいしいかと思うのですが、せっかくならば糖分だけではなく、アミノ酸やビタミンなども含まれている甘酒を。
甘酒の栄養なんかの話を、味噌屋さんが書いている記事。
甘酒の効能となぜ甘酒にはいろんな力があるのだろうか?そして麹のもつ力と魅力について考えてみた。 | マルカワみその店長ブログ
marukawamiso.com
使う甘酒は、ぜひ米麹と水のみでできているものがいい。
買う前に成分表をぜひ見て頂きたいのですが、酒粕が入っているものもあります。
そこは好みですが、私は米麹のみのものが癖も少なく果物と合うと思います。
また甘酒は米麹さえあれば、お家でつくることも簡単。
写真がいっぱいで動画でも見られる、簡単な作り方。
簡単に作れる魔法瓶を使った甘酒の作り方 | レシピ|越前有機味噌蔵 マルカワみそ
marukawamiso.com
寒い季節が過ぎるとなかなか手が伸びない甘酒を飲むいい機会です。
なぜ豆腐?
ここを水切りヨーグルトに置き換えるというレシピもありますが、
- 甘酒と合う日本食材
- 安い
- 水切り時間が短い
以上の3点から豆腐を使用することにしました。
メイプルシロップやヘーゼルナッツなどの洋風のシロップと使うならヨーグルトの方がおいしいです(後で手作りイチゴジャムなんか混ぜて、うまく混ざったらとてもきれい)。
そんなのも合わせて、いろいろ自分の好きな組み合わせを探すのも楽しいのが手作りアイスのいいところ。
5月中にぜひ一度、お試しくださいませ。
【いちごが好きならこちらも是非!】
果物とバルサミコ酢って合う!いちごとクルミのバルサミコ酢サラダ