
アスパラパイ
旬のアスパラガスをおやつにしよう
脱定番アスパラガスメニュー。肉巻きやサラダに飽きたら、パイにしておやつに食べよう。
リニューアルしたテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」に出演していまして、たまたま視聴者リクエストと重なったテーマで、アスパラガスを取り上げました。
ちょうどアスパラガスの旬が始まったばかり。
4月下旬~9月ごろまでと長い旬があるのですが、とくに5月中ぐらいのアスパラガスは最も柔らかく筋がない食感のため、新鮮なものは皮をむかなくても、生のままでも食べられます。
その特徴を生かして、単に洗ってパイシートに並べるだけの簡単アスパラパイを作りました。
いつもながら、野菜のおいしさに依存しきったメニューです。
おいしいアスパラガスの見分け方など、JAの担当者さんから伺った話はこちらで別に記事にしていますので読んでみてくださいね。
柔らかいアスパラの旬は4月下旬~6月上旬です|今なら茹でず皮むかず食べられます
アスパラパイの作り方

アスパラパイ材料
アスパラガス 3本
パイシート1枚
アスパラガス 3本
オリーブオイル 適量
塩、コショウ 少々
1.パイシートを縦長に3等分に切る
2.オリーブオイルをまんべんなく塗る
3.パイシートより上下1㎝ほど短めにカットしたアスパラガスを並べて、塩コショウする。少し押さえて固定する
4.210度に温めたオーブンで15分~17分焼いてできあがり

アスパラはまっすぐ伸びているものがよい
新鮮なアスパラガスは皮むき不要
5月中の新鮮なアスパラガスは、本当に皮むき不要でそのまま食べても全然平気。
皮の付近に野菜らしさや栄養が詰まっているのはアスパラガスも同じで、皮付きのまま焼くことで旨みもぎゅっと凝縮されて、パイになった時にはグリルで食べる喜びが口の中に広がります。
もう10年ぐらい前(?)にみたフレンチシェフのドキュメンタリー番組で、どうやってアスパラガスを畑から採りたての香りを保って料理するか…と苦悶するシーンがあったのですが、そこでの回答は
「たくさんのアスパラガスの皮と一緒にゆで上げることで、香りを補強してからバターソテーする」
というものでした。
アスパラガスらしさを堪能するためには、この皮の香りが大事なのです。
…とはいえ、アスパラガスは年がら年じゅう出回っているものですので、筋張っていることもあるでしょう。そういう時は皮むいてからパイシートに乗せてください。

紫アスパラガスをむいたところ
紫アスパラガスは、むくと普通の緑色が出てくる。
こういう時は、半々に剥いたらかわいいかも!
マヨネーズとかベーコンとか合わせる?
アスパラパイに限らず、野菜をパイシートやパンに乗せて焼くメニューの時って、マヨネーズやベーコンを合わせる組み合わせが出てきます。
見た目も華やかになるし、バリエーションとして全然アリだとおもうのですが、試しに一度このプレーンでシンプルなアスパラパイを食べてみてからにしてはいただけないでしょうか。
適度に水分が抜けて旨みが凝縮したアスパラガスは、塩コショウだけで十分な感じになっています。
理由はおそらく、アスパラガスは水分が多すぎず少なすぎず、形が頭からお尻まで形が均一だから、全体がまんべんなく均一に焼けることが挙げられます。
茎と蕾の大きさが異なるため火の通りがまちまちになってしまうブロッコリーや、水分がたくさん出る玉ねぎではこうはいかない。
せっかく技術いらずで均一に焼けるので、その恩恵は最大限に受け取りたいところです。

アスパラパイ
私はなにせ切るのが面倒なので長いままのバージョンしか作っていないのですが、今度は正方形の一口サイズに挑戦してみようかな。