「今年は運動をしたい」を実現させてくれる本
超インドアで引きこもり上等で、ほぼすべての趣味が座ったままできることばかり…の私がついに運動をする気になりました。それも有酸素運動。
この本を読んだらすっかり運動したくなりまして、さっそくジムに入会しました。
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
常々アロマテラピーのいいところは、不安な時間を減らせることや幸せと感じる時間を増やせることだと思っているのですが、運動をすることで、そもそもそれらを感じる器官である脳を強化できる。
脳細胞は増やせる。
この本では、運動することで体力がつくだけではなく
・学習能力が上がり
・ストレス・不安・鬱に対抗でき
・注意欠陥障害・依存症の改善ができ
・ホルモンバランス改善と加齢に抗える
ことを、ことこまかな事例とデータをつぎつぎと並べていくことで、たたみかけるように説得してくれるのです。
目次では症状・病状のような例が挙げられていますが、いかに脳がベストな状態へと変わっていくかを言い聞かせてくれるのが全体像。
書き方も
「運動しないとヤバい」
「損だよ!」
みたいな脅かすような書き方ではなくて、
「こんないいことあるんだよ☆」
な口調なので、夜寝る前に読みかえすと「明日またジム行こう!」と思えます。
しぶしぶ気力を振り絞って行くのではなく、自分から進んでいきたいと思えるだけで私にとっては大きな変化で、今まではむしろここが全くないがためにいろんな運動が続かなかった。
アマゾンのレビューにもあるけれど、私のように理屈っぽくかつ運動経験の少ない人ならこれが起爆剤になるのではないでしょうか。
走っていてつらくなると「なんのために走ってるんだっけ?」とか考えて負けちゃう人。
運動の喜びを味わったことがない人。
気持ちよさがよくわからない人。
脳に血を巡らすためだよ!血が巡ると回路が分厚くなるんだよ!と即答した上で、こんこんと理由を続けてくれます。
筋肉がついたり体の柔軟性が増すまでにはけっこう時間がかかると思うのですが、この本にはは短いものだと2週間でも結果が出るような実験例も載っていますので、目標を短めに設定できるのも嬉しい。
知識やノウハウの本は1回読んだらあとは読み返さないことも多いのですが、これは読んでいてなにしろ運動したい気分が湧いてくるので、何度も読み返しています。
データだけではなく、各章の締めくくりが力強くエモーショナルなこともぐぐっと運動への背中を押してくれる理由かも。
つまりは成長するか衰退するか、活動するかしないか、ということだ。元来私たちは体をうごかすようにできていて、そうすることで脳も動かしている。(中略)脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はまったくないのだ。(P67)
今のところ2か月経過、奇跡的に楽しく運動できているのはこの本のおかげです。
もし心のどこかで運動したいと思いつつも、どうにも行動に移せない方は一読してみてはいかがですか?
私は本当に習慣になったころに読み返すことを目標に、今年は運動がんばります!