年単位で読み続けている、ごはんがすごく作りたくなるブログ3選

ある日の夕ご飯は鍋

ある日の夕ご飯は鍋

まだ野菜ソムリエになる前から、ずーっと読んでいる食べ物系ブログがいくつかあります。

そのどれもが読めば必ずや台所に立ちたくなるブログ。
単においしそうな食べ物のことが書いてあるだけではなくて、書いている人がいかに食べ物と食事の時間を愛しているのかが伝わる。

やっぱり愛って行間からにじむのね。

どれもすごく好きなブログ、ぜひ一度見てみてください。

目次

イタリア人の暮らしと家庭料理に詳しくなれるbarmariko

barmariko

イタリア・ペルージャで労働。カフェ、いれてます。→和食作ってます→ペルージャ卒業

d.hatena.ne.jp

もう10年も前に書かれたブログ。2005年から2006年9月までの1年半の更新で現在は更新終了です。
でもその期間に関わらず記事数は多く、いったん読み始まると物語のようで止まらない。
これまで何度も読み終えたはずなのに、しばらくたつとまた戻って読んでしまう。
ずっと消さないであってほしいです。
秋の夜長に読みふけるブログをお探しの方にお勧め。

概要

イタリア・ペルージャにある大学に留学したmarikoさんが、現地で友人になったイタリア人にさまざまな食事を作り作られする様子と、イタリア暮らしの生活のあれこれが主。

ブログというよりは、旅行記・滞在記です。
marikoさんが留学生として行ったからか、「日本の常識」「イタリアの常識」の違いへの驚きや気づくポイントがイタリアを知らない読み手の視点(=私)と重なっていたのが、最初にはまったきっかけです。

ポイント解説

marikoさんは本当に文章が上手で、食べたパスタの作り方や野菜の特徴の描写などが本当においしそう!読んでいて「今うちにあるので作れないかな」とうずうずしてくる。

途中からカフェでバリスタとして働き始め、個性的な常連さん・だらしないオーナーなどの強烈なエピソードも混じってくるとこれがまた面白い!
出てくる人がほんとにマンガのよう。アルベルトしっかりしろ!

イタリアのカフェ文化のことは、このブログから学びました。

食べ物のことが書いてあるけれど、食べ物を囲む人たちのエピソードとその人生の背景まで広げて書いてあるから、まわりまわってよりその食べ物の魅力が伝わる、という感じでしょうか…

いまリンクを貼るために飛んでみたら、やっぱり読み始めてしまった。
今はどこで何をされているのかな。

 

外食無しの夫婦二人の食事、ばーさんがじーさんに作る食卓

ばーさんがじーさんに作る食卓

70才+α外食なしのふたり(リンクフリーですが、スペースの関係で新しい相互リンクは控えさせていただいてますのでご了解下さい)

sesenta.exblog.jp

これも2005年から始まっていて、ずーーーーっと読んでいるブログ。
しかしこちらはいまだ更新中!10年オーバーのベテランブロガー。

写真が毎回とても素晴らしい!70歳+αとは思えないボリュームの食事は毎回美しい。
あこがれの「夫婦でちゃんとしたものを楽しんで食べる暮らし」をしている人がこの世にいる、ということを確認できるブログです。

ちゃんとした暮らし、は都市伝説ではないのでした。

概要

70歳+αのお二人の毎日の食生活が、料理写真とそのエピソードや作り方と共に綴られていて、毎回のメニュー選びにきちんと「それを食べたい理由」があるところを尊敬しています。

季節に合わせた食材を使っていることが多いことと、またその季節に合わせた思い出のエピソードがとても品がよい筆致のため「料理系歳時記」とでも申し上げたい気分です。

70歳オーバーだからと言って和食だけではなく、イタリアン・アジアンなど幅広く召し上がられているところも、とても素敵です。

ポイント解説

このブログを書いているお二人は食べることがとっても好きですが、外食をしない。
そして野菜なら畑づくりから、お肉やお魚は信頼できる場所から買って…と時間をかけて準備する。

たまにどなたかを招くときなどは、数日前から準備に取り掛かる様子が記事で見て取れます。

それが「うへぇ、私にはできないな」ではなくて、「なるほど、私もこんな風にしてみたいな!」と思える書き方なのです。

お二人の人柄がにじみ出たような文章のおかげで、食事って時間をかけてゆっくり食べるとおいしくなるんだ!と気付かされるブログです。
楽しむことって、ゆっくり時間をかけることと比例する。
せわしい気持ちの時にここを読むと、手間が楽しい時間に変換できる脳内に生まれ変わります。

 

海外の料理ブログを読むきっかけになったBoulder Locavore

留学経験があるため「海外ブログもよく読んでいるんでしょう?」と聞かれることがあるのですが、ここを読み始めるまでは実はほとんど読んでいませんでした。

日本のブログだけで、すっかり満足していたからです。

2010年開始、最初は普通の個人ブログだったのですが、今ではすっかり大メジャー!
コスモポリタン、ELLE、FOX NEWSなどでも取り上げられています。

概要

Toniさんというコロラド州ボルダー在住のアメリカ人女性が書いているブログです。
ボルダーといえば、日本人にとっては陸上選手が高地トレーニングのため合宿に向かう場所、というイメージでしょうか。

ロッキー山脈が見える、アメリカの美しい田舎。
しかし、アメリカの中でも健康志向がとても強い街でもあります。

そんな街で、アメリカの季節の行事食、地産地消、グルテンフリーなどをキーワードにいろいろなレシピが公開されています。

“My passion for food transformed into a passion to test my ability to have a diet as locally and seasonally based as possible. “(From And so it begins…)

「私の食べ物への情熱は、自分が食事をいかに季節に合わせ、地産地消でいくことができるのかを試してみよう、という情熱に変わりました。」(武田訳)

地産地消に対する考え方や、アメリカの健康食ブームに関する意見などもとってもおもしろいですが、写真だけでもじゅーーぶんです!読まなくてもいい!

ポイント解説

日本だと最近聞くようになった言葉「グルテンフリー」。

Toniさんは、6年前に自分がグルテン不耐性だとわかりました。
小麦に含まれるグルテンが原因で体の不調が起こる体質です。
(たぶんジェーン・スーさんもこれ)

だから、このブログで紹介されているメニューはすべてグルテンフリーで作ることができる。
さらにいいのは、そうではない人向けに普通の作り方も選べる。
ここにToniさんの姿勢が出ていていいな、と思うわけです。

グルテンフリーではありますがベジタリアンではないため、肉や乳製品のメニューは豊富。

そしてなんといっても、アメリカの行事の時の食事がかっこいい!
テーブルディスプレイもそうなのですが、特にお酒類!

カクテルアイディアが”Booze”(お酒、の意)のカテゴリにあるのですが、どれもたくさんフルーツを使ってあるおうち用カクテルで、すぐ取り入れられるアイディアばかりです。

お酒に果物の香りを移した、”DIY Infusion Liquie”(自家製果実酒)のラインナップがお気に入り

家でおもてなしとかする前に、一度インスピレーションを得るためのサイトをお探しの方にお勧めです。

健康の街ボルダー発のレシピだけに、どれをとってもヘルシーです。

 

「人と場所をつないでいる食べ物」のブログが面白い

単純に食べ物の写真をみたいとか知りたいなら、毎日作ってるお弁当をアップしているブログとか、それこそ極端なことを言えばGoogle画像検索で上がってくる写真でも満足できるはずなのですよね。

(あ、インスタグラムはそういう使い方してます)

【過去記事】美しい食べ物を見つけるInstagram英語#ハッシュタグ一覧

【過去記事】美しい食べ物を見つけるInstagram英語#ハッシュタグ一覧2

でも心の底から「私も作りたい!」と思えるようなブログって、それを食べる人とか場所のことがたくさん書いてあって、料理にこめてあるブログ。

それは私の知らない場所の、知らない人の経験がぎゅぎゅーっと詰まっている料理。

秋の夜長に、ぜひ一度ご覧くださいませ。

鶏肉の甘辛煮

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

目次