アロマと風水の似ているところ
それはずばり、
五感に外側から働きかけ、考えや行動を無意識のうちに変える力があること
だと思います。
そしてその考え方の根本には、
脳を喜び(=快感)で満たせば、行動も喜びをもたらす選択をする
というものがあると思う。松井秀喜の座右の銘:
心が変われば 態度が変わる
態度が変われば 行動が変わる
行動が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 運命が変わる
運命が変われば 人生が変わる
この一番最初の心~習慣の部分が、風水やアロマセラピーに共通の部分だと思うのです。
風水は色彩や家具の配置・整理整頓など視覚・触覚で人の気持ちを変える。
アロマセラピーは沈んだり高ぶりすぎた気持ちを嗅覚でコントロールする。
「暮らし方」という24時間途切れることなく続く、仕事よりも人間関係よりも大きな単位の時間に五感を使って働きかけることで、自分自身の底上げを図ろうという試み。
どちらも「巡り」や「バランス」を重視しているのも面白いところです。
その結果たどりつくものを風水は「運」と呼び、アロマセラピーは「本来の自分」「自然治癒力」と呼ぶ。
外側から内側に働きかけ、それをまた外側に出していくその繰り返しの作法の違いはあれど、五感を心地よいもので満たしてそれを巡らせる習慣にするというのは同じだと思いました。
五感から脳に訴えかける
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)は脳に情報を伝えるためのアンテナ・センサーです。
風水では掃除と片付けをとても重要視していますが、それは脳に伝わる視覚・触覚情報を整理しろということだと思うのです。
情報を減らせ。
いい情報だけ残せ。
八角形のものを置くとか、黄色のカーテンとかは「金運を上げたい」とか「健康運を上げたい」とか壁に書いて貼っておくのと同じで、意味をそこに込めた象徴として使っているように思います。
見て思い出せばまた願う気持ちが強くなる、その象徴。
普遍性を持った神棚。
雑音を減らして、聞きたい音だけを聞いているような感じの空間にする
今、私も何回目かの断捨離でモノ減らしも踊り場に差し掛かり苦戦していますが、「場にいい情報だけ残すつもりで」と思ってから少しはかどりました。
もう自分に対していい効果はないけど情だけ残っているもの
(例:長年愛用のすりきれたバッグ)
便利だからと場違いな場所にあるもの
(例:リビングに置いてあるアイロン台)
なんかはその最たるもの。
頭の中の雑音を減らすには、部屋の雑音を減らすべし。
アロマは脳の雑音を減らす
アロマセラピーは、たいていどれを香ってもいい情報だけしか届かない便利なものです。
気持ちのざわつき、落ち込み、興奮
過剰な+や-をなだらかに押さえて、雑音を取り除く手助けをしてくれる。
雑音が多すぎて心も体も疲れすぎて、とても掃除なんかする気にならないような時はぜひアロマセラピーの力を借りてみてください。
まず一歩を踏み出すためのやる気を出すなら、グレープフルーツ、レモン、ベルガモット。
いざ掃除が始まって、除菌などの効果もあげつつ気分と効率を高めてシャキシャキ行きたいならペパーミントとローズマリー。
もちろん両方の要素をブレンドして最初から使ってもOK!
霧吹きに水と精油を入れて思いっきり振って、ガンガン吹き付けて、使い切る気持ちで掃除すればスッキリ爽快です。
特に最近は嘘のように暑い日が続いていますが、グレープフルーツ+ミントの即席スプレーでのお掃除は、スッキリ感がとっても高くて気に入っています。自分も拭いてしまいたい。
このスッキリ感が習慣になる頃、きっと日々が変わっている。
いい気分で毎日暮らすことが、結局人生を豊かにする。
風水とかアロマって、きっとそういうことに繋がっているのだろうなとガシガシ掃除を終える頃には思えています!
暑くてだるいけど、一緒に頑張りましょう。