こごみとマヨネーズに飽きた方へ
山菜の中でも最も癖がなく食べやすいこごみ。
こごみの食べ方はマヨネーズ和えが定番ですが、飽きてしまった方や洋風のメニューにも合う食べ方をしてみませんか?
酸味の強いサワークリームソースが意外なほどにマッチします。
こごみのサワークリーム和えの作り方
【材料】1人前
こごみ 10本ぐらい
サワークリーム 大さじ1
ベーコン 2枚
刻みネギ 少々
しょうゆ 少々
1. こごみはよく洗ってから、茎と頭に切り分ける。茎を先に入れ、1分~2分ほど塩ゆでする。
2. サワークリームに炒めベーコンと刻みネギを混ぜる
3. 茹であがったこごみを和える。お醤油をちょっとたらしてできあがり
今回のサワークリーム+ベーコン+ネギ(本当はチャイブという小葱みたいなハーブ)の組み合わせは、アメリカ人がベイクドポテトにかけるときの定番の組み合わせ。
しかしジャガイモに限らず、焼き野菜・茹で野菜なににかけてもおいしいソースです。
マヨネーズ一休みして、たまにはサワークリームに変えてみよう
サワークリームは生クリームを発酵させたもので、生クリームのようなコクがありながら酸っぱいためさわやかな後口なのが特徴。
固さも生クリームとクリームチーズの間ぐらいなので、既にレモン果汁を加えたあとのふんわりクリームチーズ、といった感じ。柔らかくする手間がいらなくて使いやすいなーと思っています。
コク(旨み)と酸味だけでそれそのものの味というのはないので、醤油・味噌・砂糖などの塩味・甘味のどれともうまく組み合わさるから、スープや炒め物に加えてコクを出したり、ドレッシングやディップのベースにしたり、お菓子に入れたりと実は調味料としての使い道が幅広いのもいいところ。
マヨネーズを使うレシピ(結局なんでもマヨ味になっちゃう)にちょっと飽きてしまった方にぜひお薦め。素材の味が活きる、本格的クリーミーレシピに生まれ変わります。
こごみの選び方
頭の部分を見て、巻がしっかりしているものを選びます。
茎は細いよりは太いものを選びます。
古くなると切り口が黒ずんできます。店頭で売っているものを買うときは、黒ずみもチェックしましょう。
こごみはそれほど日持ちがいいものではないので、そのままはできるだけ保存せず、一度茹でてしまってから冷凍することをおススメします。
こごみの旬については、西日本の暖かい地方などを含めると3月頃から始まり、スーパーにも春野菜として陳列されはじめますが、東北地方ですと桜が終わってからが本番。
県内の山菜取り名人せっちゃんに伺ったところ、桜が終わった4月下旬ごろから5月いっぱいごろまで収穫することができるそうです。
こごみは山菜の中では比較的アクが少ない部類に入ります。採りたての本当に新鮮なものは、茹でずにそのまま食べることもできるぐらい。機会があったらぜひ一度お試しください。
さいごに
今回のお料理は、出演中のTUF「げっきんチェック ナオトキッチン」最終回のため、「奥秋アナウンサーの好きなもの」がテーマでした。
伺いました好きなものは山菜。
またそのほかに、
1)お酒飲めないけどお酒のおつまみみたいなしょっぱいもの
2)コーラ
なんかも好きなものだったので、上記の条件を満たすような、コーラにもお酒にも合う山菜料理を考えました。
こごみといえばマヨネーズ和えが定番ですが、今後ほかの野菜にも使えるサワークリームソースもぜひお試しください。
2017年3月31日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「こごみのサワークリーム和え」としてご紹介しました。