猛暑=水不足。畑はカラッカラになってしまう
全国的に猛暑や豪雨の続く今年の夏。
この暑さと日差しの強さで、畑も過酷な状況になっているため、農家の方もご苦労をされているとのことです。
まずは水不足。
現在も、放っておけば地面がひび割れるほどの乾燥ぶり。
水が足りなくなると作物はもうてきめんに弱ったり枯れたりしていくため、毎日水道全開で、畝に水を撒いていると伺いました。
一畝あたり、丸2時間。
ホースを移動させながら、ずーーーーっと撒きっぱなしなのだそうです。
水不足の畑への影響
ちなみに水が足りないとどうなるかと言うと、一番わかりやすいのは
作物が曲がる
のだそう。
キュウリやナス、ピーマンなど実が曲がっているものは、もちろんそれだけが理由ではないですけれど水が足りなかったせいであることが主に考えられるそうです。
うちのキュウリが、去年より曲がっているのはそのせいか!
ほったらかし農園のため、水を撒いたりなどは全然していないのです。
ちなみにまがりキュウリはだいたい炒めて食べています。
太陽が好きとはいえ、野菜も日よけが必要
水不足はまだ対応できますが、大変なのはこの強い日射し!!
6月どころか春先から続くあまりにも強い日射しで、茄子もピーマンもいよいよ耐えられなくなってきている。
大きく育つためには太陽の力は必要なのですが、それがあまりにも強すぎて作物がちょっと火傷したようになってしまっているとか…
そういうときには人間と同じで、一部の作物には寒冷紗(日よけ)をかけたりして対応しています。
それでも葉物などは、いろいろな対策にも関わらず暑さに負けて枯れてしまったり…
このような時、農家の皆様は出荷作業(箱詰めなど)を少々後回しにしてもこの暑さをどうか生き残れるような工夫に時間を割いているとのことでした。
育てている人の知恵と工夫、努力の結晶
この部分については、農薬を使っていようがいまいが関係なく、日本の全ての農家さんが頭を悩ませていることかと。
今スーパーに並ぶ野菜はみんな、そういうご苦労の賜物かと思うと本当に頭が下がります。
夏こそ、きっちり味わいたい。
プラス個人的には、鳥取県あおぞら農園の亀井さんご自身がこの暑さをどう乗り切って作業されているのかが気がかりです!!!がんばれ亀井さん!!
口の中でおいしいだけではなくて、見ためが美しいこともいい野菜の条件だと思う
亀井さんが言っていたことです。
写真の白ナス、水分をたっぷり含んでぽってりと、実の詰まった様子が想像できるような白ナスです。
それはまさか、ひび割れ寸前の地面に生えていたものとは思えない。
亀井さんからのお話しを聞いた後、茄子をまじまじと見ながらそう思いました。
白ナスの木の本当にいいところと生きる力の結晶が、この茄子の実なのですね。