寝る前の深呼吸
疲れやすい時
落ち込んでいるとき
不安が強い時
呼吸が浅くなっています。
ネガティブな状態にあるとき、実は心が騒いで落ち着かなくなっています。
その落ち着かない心を鎮めることができれば、いやな状態の解消に一歩近づいたと言えるのです。
というか、そこからこそがはじまり。
寝る、サプリ取る、気晴らしする、自分を見つめなおす…の前に、まずは落ち着こう。
慌てる乞食は貰いが少ないとはよく言ったものです。
そのために一番いいのが深呼吸。
目を固く閉じて暗い気持ちで呼吸をしている方も、いい香りに導かれた、ウットリ深呼吸に変えていきましょう!
いい香りで自然と深呼吸
深呼吸は鼻からが鉄則です。
そしてできるだけ長く呼吸をしてみることをお医者さんやカウンセラーの方々が勧めていますが、この鼻からめいっぱい吸い込むのって
いい香りを嗅いだとき
の反応だと思いませんか?
「ふわ~いい香り~!」
という幸せな気分が沸き起こるときの体の動きを反復するのが深呼吸なんです。
精油を使ったケアアイテムを作るアロマクラフトのクラスでも、精油選びのために「どんな香りかよくわからない精油」を試して香ってみる時にはクンクン短く吸う方がほとんど。
よくわからない=不安な状態で、警戒しながら香りを試すときには短く吸い込みますが、
いい香りとわかっていて、それを楽しもうというときには大きく深く吸い込む。
匂いがしない場所でもこれは同じで、慣れない場所では息は浅くなり、ここは安全で安心だと思える場所では息が深くなります。
安心で、安全で、心地よいときに初めて体は息を深くする。
いい香りが導き出すこの動作の裏側には、そんな意味が含まれていると思うのです。
心が変わらないなら、体を変える
深呼吸が不安を取り除き、肌の調子を整え、心身のバランスをよくすると言われていることって、実は
幸せな気分な人にふさわしい体の状態
を感じることと無関係ではないと思います。
その気分を味わうために深呼吸しているんだと思う。
だから深呼吸をするときは、ぜひアロマの力を借りて「幸せな気持ち」のヒントをつかみながら深呼吸したらよりきもちいい深呼吸ができると思う。
私たちは、不安から逃れたいのではなくて、いい気分になりたいのだと思うから。
不安な気持ちを腹の底から吐き出すための深呼吸ではなくて、ちょっと忘れてたいい気分を思い出すための深呼吸。
それがあるべき姿にちかいのではないでしょうか。
関節を緩めて、からだゆるゆるならさらによし
呼吸ができない人の特徴については、過去に記事にしました。
その時もストレッチポールを使って大の字に寝てみることをおすすめしたのですが、呼吸がうまくできる・できないことと、体の関節が緩んでいることはとても関係があります。
深呼吸しているうちに少しずつ体が緩んでいくということもあるんですけど、その前に少しでも体が緩んでいた方が呼吸そのものが気持ちいい。
ヨガやお風呂、温かいお茶で体の緩んだ寝る前が、やっぱり深呼吸タイムには適しています。
夏の深呼吸にレモンユーカリ
夏のじめじめした時期の深呼吸タイムなら、レモンユーカリがいいと思う。
心を落ち着ける作用もありながら、虫よけ成分シトロネラールがたくさん入っているので虫よけにもなる一石二鳥。
虫が来てしまっては深呼吸も瞑想もなかなか気が散っちゃうし(笑)
ざわつきを鎮めて、
鼻から深くたくさん呼吸をして、
体を幸せで安定したときの自分の状態に持っていきましょう。
そうすることで自然と心は体についてきます。