夏の蒸し野菜:なす、三宝甘長とうがらし、かぼちゃ

バターナッツとなす

バターナッツとなす

大学生の頃、日本服飾史を勉強していました。
主に文学作品を素材に、そこに服飾がどのように描かれているのかを読みとりますが、そこでまず覚えるのが「色の名前」です。

時代・国によって色の呼び方はいろいろです。
同じ色味が様々な名前で呼ばれますが、好まれる色味のトーンも国によって違います。

日本固有の固有の色味には、野菜や植物の名前がたくさんついていました。

今日の写真は、あおぞら園の黒ナスとバターナッツを蒸したもの。
蒸しあがって鍋から取り出すとき、学生の頃必死で覚えた色見本のページがあたまにふと浮かびました。
あ、これ茄子紺と、鬱金色。

二つ並べてみたら、夏の月と夜空の色になりました。

あーこのままの柄のワンピースが着たい。

夏の蒸し野菜プレート

夏の蒸し野菜プレート

鳥取県の伝統野菜「三宝甘長とうがらし」、オクラ、白なすも一緒のお皿に盛りつけ。

白ナスの種は蒸すと黒く変色しますが、それすらもまるでペイズリー柄に見えてくる。

オリエンタルな真夏の夜のやさいプレートでした。

夏の蒸し野菜プレート

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

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