家庭料理とお店の料理は何が違う?
冨士田かおり先生(通称かおりん先生)をお招きしてのだし巻き卵レッスンを開催してはや一週間。
そのあまりの美味しさと手軽さに、そればかりを伝えることに夢中になっておりましたが、今回のレッスンの目的は、
家庭料理とお店の料理は何が違うのか?
について学ぶというものでした。
継続して作れること
安価で、特別な材料を必要としないこと
特別な技術がいらないこと
作り手によって味が違ってもおいしいと思えるもの
いろんな要素がありましたが、その後家で作ったりしているうちに気付いたことがありまして、それが一番大事なことかなと思いました。
違いは、「誰か」に食べさせたいか
自分が食べたいというよりも、誰かに食べさせたいという気持ちがふつふつと湧いてくるのがこのだし巻きだったのです!
それはやっぱり、自分で手軽にいつでもできるものだからですよね。
なにかのときに、これ作ろう。
かおりん先生が「自信のある一品を持つこと」の重要性を言っていましたが、自信のあるものなら誰かとシェアしたくなる。
私はもともと誰かに自分の料理を食べさせたい欲求が低いのですが、よく考えてみたら、それは小さい頃過剰に薄味好きだったことが根本原因かもしれない。
お刺身も目玉焼きもお醤油なしでそのまま食べていました。
その後大人になって、弟や家族から、作ったご飯が「味が薄い」と批評されることが多かったり、誰かが作ってくれたものがしょっぱくて食べられなかったり、あまり自分のおいしさが誰かと共有できるとは思っていなかったのかも。
だから人には、作り方は伝えても、自分の作ったものを渡すことはとても少なかったです。
でもこのだし巻きは、塩味よりもダシの旨味と油のコクの方が強いから、自分の思う「おいしい」のままシェアできそう。
そういや1歳のあかちゃんも口いっぱいに頬張って食べていましたので、自信を持ってシェアしよう。
作り方を伝えるのも楽
あと作る方法があまりにも簡単なので、伝えたくもなる。
これは商品のお料理では絶対にあり得ない!
レッスンの際は、動画撮影OKでしたので作り方を撮影しておきました。
それを早速家族にも見てもらって、脇で自分がしてもらったようにお手伝いしながら作ってもらうと、けっこうできちゃう。
自分が具合悪くなっても、これが作ってもらえるかと思うとちょっと安心です。