ヨガマットスプレーを作った方がいい理由
ヨガマットを清潔に保ちたいけれど、市販のクリーナーは高価で成分が気になる…
意外と汚れているヨガマット。清潔に保つことは、衛生的にはもちろん、長持ちさせるためにも大事ですよね。
でも専用クリーナーって結構高価でびっくり!そんな方へお伝えしたい、ヨガマットスプレーはエタノールとエッセンシャルオイルで簡単に作れます。
- シンプルな作りで安心
- 自分好みの香りにカスタマイズできる
- コストが抑えられる
これで、毎日のヨガがもっと楽しくなること間違いなし。
特に、敏感肌の方やナチュラルな生活を大切にしている方におすすめです。
今回、レシピをいろいろ比べて、手作りヨガマットスプレーに最適なアルコール濃度を見つけました。
基本の材料と作り方だけでなく、自分に合った香りや効果を追求したアレンジレシピまでカバーしています。持ち運びに便利なスプレーボトルの選び方についてもご紹介。
ヨガの時間は体を伸ばすだけではなく、心もほぐす大切な時間。
そこで自分の好きな香りを取り入れると、ヨガマットがきれいで長持ちするだけではなく、ヨガの時間がもっと深い呼吸と満足感に満ちたものになりますよ。
それでは、一緒にヨガマットスプレーを作ってみましょう!
ヨガマットスプレーの作り方
手作りスプレーは、3週間~1か月で使い切る必要があります。
持ち運びもしやすい小さめボトルの50mlから作ってみましょう!
材 料
【出来上がり量50ml】1か月以内の使い切り推奨
無水エタノール 10ml
精油 10滴
精製水 40ml
20%がアルコール
1%が精油
あとは水
が黄金比です!100ml作るときは、この量を倍に。
計量カップがない方は、料理用の計量スプーンでも。
大さじ=15ml
小さじ=5ml
です。
作り方
作り方は、入れる順序だけ必ず守って混ぜるだけ!
- エタノールを瓶に入れる
- 精油を入れてよく振って溶かす
- 最後に精製水を入れる
作り方は以上、ほんとうにすぐできます。
精油はエタノールにしか溶けないので、入れる順番はくれぐれもお間違えの無いよう気を付けてください。
エタノールはドラッグストアで購入できます。
使用方法と保存のコツ
- ヨガマット全体に均一にスプレーし、柔らかい布かティッシュで拭き取ります。
- 自然乾燥させてください。スプレーボトルは遮光性のあるものを選び、冷暗所で保管してください。
ヨガマットスプレーを作るときの注意点
「無水エタノール」を買う
「無水エタノール」と「消毒用エタノール」があって、安いのは消毒用の方ですが「無水エタノール」を買ってくださいね。
消毒用エタノールはアルコール濃度が低いため、そのまま使う分には最適ですが、スプレーを作るためには水で薄めるので、高濃度である無水エタノールが適しているのです。
ガラス瓶を使う
ボトルはガラスがおすすめです。青やグリーンの遮光性ならなお安心。
100円ショップでもたまにガラス製スプレーがあります。私もいくつか試してみましたが、スプレー部分が華奢なため壊れやすかったです。持ち運び時にご注意。
なぜヨガマットにはアルコール濃度20%がよいのか
ネットに載っている手作りスプレーの材料にほとんど違いはありませんが、レシピによって完成品のアルコール濃度にばらつきがあります。
だいたいアルコール濃度が10%~50%の範囲内でしたが、私のヨガマットスプレーへのおすすめ濃度は20%。
通常の室内・衣類へ使うことを想定してファブリーズの代わりに使える除菌消臭スプレーの記事を書いたときには、アルコール濃度は10%でレシピを書きました。
このぐらいでも、もちろんマットの消臭効果はあります。
ただ汗をかいたりその後くるくる丸めて保存したりすることを考えると、除菌効果高めの20%ぐらいが日々の取り扱いが楽なまま効果を得られる濃度です。
ではなぜ20%より高くしないかというと、そこから先はメリット・デメリットがあるからです。
アルコール濃度が高いメリット
アルコール濃度が高いと…
- 汚れが落ちやすくなる
- 消毒効果が高まる
- スプレー液自体が劣化しにくくなる
などのメリットがあります。ですが…
アルコール濃度が高いデメリット
アルコール濃度が高すぎると、
- 精油成分が揮発しやすくなる(香りがとびやすい)
- 30%以上だと引火の恐れがある
- スプレーしたときにアルコールの香りが強い
などが起こります。
管理が楽で香りを楽しめる濃度が20%です
クラスを運営していて、不特定の方が使うマットをきれいにするためにはアルコール濃度高め(30%以上)に作って汚れ落とし目的を強化する使い方の方が理にかなっていますが、個人が自分のために作るなら、それほどアルコール濃度上げなくていいのではないかな…と私は思います。
日々の取扱いを楽に、香りを楽しめる濃度が20%だと思うのです。
消毒・殺菌効果はアルコールだけではなく、そういう作用のある精油を選ぶことでも補強できるため、どうしても心配ならそっちで補いましょう。
そもそも1か月以内には使い切ってほしいスプレーですので、ヨガマットだけではなくて他の除菌・消臭にも使えそうな濃度に抑えておくのも、長く生活習慣に取り入れるための秘訣です。
除菌消臭におススメの精油ラインナップ
香りと除菌消臭を最大限に楽しめるヨガマットスプレーを作るなら、ぜひ消臭作用のある精油をベースにしましょう。
そこにプラスあなたのお好みを加えるオリジナルブレンドにしてみませんか?
以下、消臭作用がある精油をあなたの体のお悩み・心のお悩みと合わせて選べるヒントと一緒に挙げておきます。
- 抗菌・リフレッシュ: ティーツリー、ユーカリ
- リラックス: ラベンダー
- 清涼感: ペパーミント、レモン、ローズマリー
爽快感を求めるならペパーミント
おなじみの、誰でも知ってる香りなので失敗しない、他の人に迷惑になりにくいのでクラス前の一拭きに最適。
でも香れば確かにきゅっと集中力上がってフォーカスするための心のコアを締めてくれる香りです。
ベンゾイン、という瞑想や浄化にたいへんよろしいバニラの香りがする精油があります。
ベンゾインとミントを組み合わせますとチョコミントの香りに。
消臭力大!家事全般にも使いまわしたいならティーツリー
心身ともに浄化と言えばこれ。直接触っても安心、お掃除全般に使いまわせる便利な精油です。
衣類や靴の消臭にまで使えますので、たっぷり入っていて手ごろな価格のティーツリーセラピーの商品にリンクをしました。
しっかり集中したいならローズマリー
【過去記事】ローズマリー精油は記憶力にいい?論文を探してみた
記憶力との関連で語られることが多いローズマリー。大事な試験やプレゼンが控えているならこちらを。
腹の底まで深呼吸したいならユーカリ
【過去記事】日々のストレスで息苦しい方へ|ユーカリで深呼吸しよう
とにかく息をさせてくれる精油がユーカリ。
風邪や花粉症の季節に、鼻の通りを良くしてくれる・抗菌してくれることから取り上げられることの多い精油です。冬~春ならだんぜんこれ。
コリを解消したくてヨガをされている方は、なにかするときに息を止めていたりしがちなので、ユーカリと相性がいいことが多かったです。
ブレンドに最適なレモン
【過去記事】レモンは月で浄化のサイン?星占いから見るアロマテラピー
レモン単体も消臭力がけっこうあるのですが、レモン精油のよさはなんといってもブレンド相性のよさ。
ここにあげたどの精油ともブレンドして素敵に香ります。レモンとミントなら、爽快感は鉄板です。
お掃除に使っても、油汚れの臭いすら封じ込めてくれる頼もしさです。
気分を上げたいときも落ち着かせたいときも両方使えるラベンダー
【過去記事】リラックスのためのアロマ|ラベンダーの香りで心のよどみを換気する
ラベンダーのいいところって、単に気分を上げ下げ調整するのではなくて、入替えてくれるところ。
ヨガをした後は、どこか自分が「整った」感じがすると思うのですが、まさにそういう気分を得やすく助けてくれる精油です。
アロマの王道ですが、四季を通じて・昼夜問わず・感情問わずに助けてくれるラベンダーはやっぱり頼もしいです。もちろん他とのブレンドもなんでもこいです。
ヨガスプレーのための、使い切れる精油の選び方はこちらで記事にしました!
余談:自分の心にあう精油を選べる本
心とアロマについて、アロマの知識がある人もない人も、必ず自分に合うエッセンシャルオイルが選べるのがこの本です。
かなり古い本でいまは中古でしか入手できないのですが、この本でしか得られない知見が詰まっています。なんど読み返したことか。
体と心を、香りを通じてより深く繋げていきたい方にはぜひ一読をお勧めしたいです。
↓この本の引用が入っている記事
いつも定番の香りをスプレーしていると、その香りにはっとする瞬間があります。その時が本当に必要なときだったりするので、ぜひヨガを始める前の時間にもスプレーしてみてほしいです。
以上、ヨガマットスプレーを作る際のエタノール濃度について、効果をサポートする精油とともにご紹介しました。
アロマの力で、あなたのヨガ時間がさらに質の高いものになります。もっと深く呼吸ができますように。