手作りアロマ虫よけスプレーの作り方|レモングラスの香りが苦手ならメイチャンがおすすめ

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

暖かくなって窓を開ける季節になると、途端に気になりだすのが虫。

虫は嫌。でも市販の虫除けスプレーを毎日シューシューかけるのも、ちょっと気になる

そんなふうに感じたことはありませんか。

特に小さなお子さんがいる家庭や、ペットと暮らしている方にとっては、肌や体に触れるものの成分は気になって当然です。

実は、天然の精油(エッセンシャルオイル)だけで虫よけスプレーは作れます。しかも材料はたった3つ、所要時間3分。

この記事では、アロマテラピーインストラクターの視点から、効果の根拠・作り方・コストまで丸ごと紹介します。

目次

レモングラスの虫よけ効果は実験で証明されている

「アロマで虫よけ」と聞くと、なんとなく気休めのように思えるかもしれません。

でも、これにはちゃんとした実験データがあります。

レモングラス精油の蚊に対する忌避作用の実験

レモングラス精油の蚊に対する忌避作用

<実験概要> メスの蚊(イエカ属)100匹を入れたケージを用意し、その中にエタノールで消毒した被験者の両腕 (25㎠だけ肌を露出した状態)をさらします。肌を露出している部分の一部に、濃度の異なるレモングラス精油を付け、何も付けていない部分と比較して蚊に刺された数にどれだけ変化があるのかを測定。

<実験結果> 実験の結果、レモングラス精油を付けていた箇所は蚊に刺された数が少なくなりました。 1㎠あたり5㎎の精油を付けた場合には、12時間で約74%の忌避効果を発揮しました。

【原著論文】
Larvicidal, ovicidal and repellent activities of Cymbopogan citratus Stapf (Graminae) essential oil
against the filarial mosquito Culex quinquefasciatus(Say)(Diptera:Culicidae)/Pushpanathan, T. et
al. (Tropical Biomedicine 23(2):208-212, 2006)

出典:アロマテラピー研究Vol3 アロマを虫よけに活用

『アロマテラピー研究Vol.3』(日本アロマ環境協会)では、レモングラス精油を塗布した部位は蚊に刺される回数が有意に減少したという実験結果が報告されています。

実験内容が恐ろしいです。被験者の方のご苦労を生かして、謹んで虫よけさせて頂きたい。

虫除け効果のカギは「シトラール」という成分

この忌避効果の正体は、レモングラスに含まれるシトラールという成分です。レモンの皮にも入っている、あのさわやかな柑橘系の香りの元。

つまり、シトラールを多く含む精油を選べば、虫よけスプレーは自分で作れます。

ここまで読んで、「じゃあレモングラスの精油を買って作ってみようかな」と思った方…一度試してほしい精油があります。

レモングラスの香り、好きですか?

レモングラスは虫よけ精油の定番で、シトラール含有率も高く、効果は申し分ありません。

ただし、香りには好みが分かれるところがあります。

レモングラスの香りは、名前から想像するようなレモンのさわやかさだけではなく、青さ・草っぽさ・ハーバルな力強さがかなりあります。トムヤムクンなどの料理でおなじみの、あの青くてツンと来る感じ。

屋外やキャンプなど「虫よけしてるぞ!」という場面では、この力強い香りがむしろ頼もしく感じますが、こんなふうに感じる方も多い印象です。

リビングや寝室にこの香りを充満させるのは、ちょっとキツい

子どもに嗅がせたら「くさい」と言われそう

自分が身にまとう香りとしては、もう少しやわらかい方がいい

もしそう感じるなら、レモングラスと同じシトラールを同じぐらい含んでいて、香りの印象がまったく違う精油があります。

シトラール含有量、レモングラスに負けない精油があった!

レモングラスと同じシトラールを、同等かそれ以上に含んでいて、しかも草っぽさが少ない精油があります。

それがメイチャン(リツェアクベバ)です。

精油にどれくらいシトラールが入っているかの表をご覧ください。

精油名シトラール含有率(目安)特徴
レモングラス50〜75%知名度が高く手に入りやすい。やや草っぽい強い香り
メイチャン60〜85%レモングラスより甘く軽い香り。価格が手頃
シトロネラ20〜40%虫除けの定番だが、シトラール含有率はやや低め
レモンユーカリシトロネラール主体シトラールとは別成分だが忌避効果あり

レモングラスに匹敵、あるいはそれ以上に、メイチャンにはシトラールが含まれているのがお分かりになりますでしょうか?

メイチャン、リツェアクベバ、リトセア……呼び名がばらついていることでもわかるとおり、マイナーな精油です。でも、成分で見れば虫よけ力はレモングラスに匹敵しています。

これは個人的な想像に過ぎないのですが、知名度と合わせて考えるとレモングラスが一番手に入れやすいため、虫よけレシピというとレモングラスが上がってきていたのではないでしょうか。

レモングラス派? メイチャン派?

除菌消臭スプレーを自分で作る理由

レモングラスとメイチャン、虫よけ効果(シトラール含有率)は、どちらを選んでもほぼ同じです。 違いは香りだけ。

どちらも好きなら使用するシーンや、心への作用で使い分けてみてはいかがですか?

レモングラスが向いている人

  • あの青さ・ハーバル感が好き。香りに森林感が欲しい
  • 庭、キャンプ、ベランダなど屋外メインで使う
  • トムヤムクンやエスニック料理の香りが好き
  • しっかり香って存在感のあるスプレーを作りたい

メイチャンが向いている人

  • レモングラスの草っぽさが苦手。
  • もっとレモン感が欲しい
  • リビングや寝室など室内でも使いたい
  • 子どもが嫌がらない、やわらかい香りがいい
  • 身にまとっても違和感のない香りを選びたい

レモングラスは虫よけでは定番ですが、少し青さや草っぽさが強く、「効果はいいけど香りが苦手」「家族に不評だった」という声も意外とあります。

おまけの心身ケア効果

レモングラスには、気持ちを明るく前向きにしたり、食欲・集中力など、元気よく前に進むために必要な能力を高める作用があります。

アウトドアでの活動時にふさわしい、パワーを活性化する香りです。

メイチャンには、胃腸の活性・消化の促進、そして冷えて固まった心やわだかまりによる落ち込みに暖かいエネルギーを注いで晴れやかに動かす作用があるとされています。

テンションが落ちてる時にも、日の光を浴びて復活して行くようなイメージの精油です。

【たった3分】ユーカリ+メイチャンで手作りアロマ虫よけスプレー

虫よけスプレー
虫よけスプレー

ここまで読んで、「じゃあメイチャンで作ってみようかな」と思った方。やり方はびっくりするほど簡単です。

スプレーの分量は、リネンスプレーやルームスプレーと同じ濃度・分量です。

使い切れないまま放置せずに済むよう、初回はだいたい100ml瓶に半分~ぐらいの量で作ってみましょう。

そのぐらいでしたら、虫よけとして使用した後に、玄関の芳香用として使いまわせる量だからです。

材料(50ml分)

【材 料】
  • 無水または消毒用エタノール 5ml
  • メイチャン精油 8滴
  • ユーカリ精油 2滴
  • 精製水 45ml

▼ 全部そろえるなら下へ

配合の考え方 10%がアルコール、1%が精油、あとは水。シンプルです。

今回のレシピではユーカリを加えることで、森林のようなさわやかさが加わります。ユーカリも精神解放系の精油ですので、のびのび手足を広げて外で活動する時にはもってこいです。

作り方3ステップ
  1. エタノールを瓶に入れる
  2. 精油を入れてよく振って溶かす
  3. 最後に精製水を入れる

太陽の光が強い時期に使うので、変質しにくい茶色の遮光瓶が安心です。

ただ、作る前に精油のパッチテストだけは必ず行いましょう。

購入ガイド

メイチャン精油

私が体に触れてもOKだなと思える品質を保っているのは、「メディカルグレード」と呼ばれるプラナロム、そして甘めの香りが使いやすいフロリハナです。

無水エタノール

お掃除にも大活躍の無水エタノール。玄関浄化スプレー、下駄箱の臭い取り…などなど、アロマクラフトするなら大きいサイズでもいいかもです。

遮光スプレーボトル

太陽の光が強い時期に使うので、変質しにくい茶色の遮光瓶が安心です。

精油を選ぶときのポイント

手作りコスメに使う精油は、100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を選んでください。「アロマオイル」と表記されている商品の中には、合成香料が混ざっているものもあります。

信頼できる基準としては:

これが基準!

アロマクラフトに大切な精油選び、ブランド選びに迷ったらここだけ見てください。

あわせて読みたい
試しにネットで精油を買ってアロマやってみようかな?という時最低限気にしたほうがいいこと ネットに限らず精油を買う時、お店もブランドも多いし、ただでさえ香りの種類も多いしで迷うべきところがたくさんあります。 特にアロマセラピーに興味のある方は、品質...

子ども・ペットがいる家庭での使い方と注意点

お子さんに使う場合

  • 精油の量を半分(合計5滴)にする。半分でも虫除け効果は十分です
  • 3歳未満のお子さんには肌への直接塗布は避け、衣服やベビーカーのフードにスプレーする方法がおすすめ
  • 初めて使うときは、腕の内側に少量つけて肌の反応を確認する(パッチテスト)
  • ペパーミントやユーカリは刺激が強めなので、お子さん用にはラベンダー+メイチャンのシンプルな組み合わせが安心

ペットがいる家庭では

ペット周辺で使う場合は、空間にふわっとスプレーする程度にとどめ、換気を十分にすること

猫がいる場合は要注意。猫は精油の成分を代謝する能力が低いため、精油を含むスプレーをペットの体に直接かけるのは避けてください

犬の場合も、顔周りへの直接スプレーは避けましょう

シーン別の使い方ガイド

自宅(リビング・寝室)

カーテンや網戸にスプレーするのが効率的です。

ディフューザーでメイチャンやシトロネラを焚くのもおすすめなのですが、広いリビング全体をカバーしたいなら、スプレーや加熱式よりも25畳までネブライザー式ディフューザーが適しています。

立ち上がって香りが広がるのが早いのがいいところです。

ベランダ・庭

ガーデニングや洗濯物を干すときに、肌の露出部分と衣服にシュッとひと吹き。30分〜1時間おきにつけ直すと効果が持続します。

キャンプ・アウトドア

多めに作って持参を。テントの出入り口やタープ周りにもスプレーしておくと、虫の侵入を減らせます。汗をかいたら早めにつけ直しましょう。

子どもの外遊び・公園

お子さん用(精油半量バージョン)を小さめのスプレーボトルに入れて持ち歩くと便利です。帽子のつばや首元の衣服にスプレーするのが効果的。

保存方法と使用期限

  • 冷暗所で保存。直射日光と高温を避ける
  • 使用期限の目安は約2週間。精油の揮発と精製水の劣化があるため、少量ずつこまめに作るのがベスト
  • 防腐剤は入っていないので、作った日をボトルにマスキングテープで書いておくと管理しやすい
  • 見た目や香りに違和感が出たら、迷わず作り直す

まとめ:虫除けの先にある「心地よい暮らし」

手作りの虫除けアロマスプレーは、たった3分で作れて材料費も数百円。

市販品のような長時間の持続力はないけれど、こまめにシュッとする、そのひと手間の中に自分と家族の体に何を使うか、自分で選ぶという安心感があります。

メイチャンの甘くさわやかな香りをまといながら過ごす夏は、虫除けというよりも、ちょっとしたアロマタイムです。

虫を遠ざけながら、香りを楽しむ。 そんな心地よい暮らしの一部として、ぜひ試してみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

目次