【テレビ出演】番組で紹介した大根レシピ|家庭で作りやすい簡単アレンジまとめ

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ダイコングラタンスープ

テレビ番組で実際にご紹介した大根レシピを、家庭で作りやすい形にまとめました。

どれも特別な材料や道具は必要なく、大根さえあれば思い立ったときに作れるものばかりです。大根おろしをベースにしたレシピが中心なので、包丁よりおろし金が活躍します。

この記事では、レシピそのものに加えて「大根のどの部位を使うとおいしいか」「家庭で作りやすくするには」という視点も合わせて紹介します。


目次

テレビ番組でご紹介した大根レシピです

布引高原の大根農家 小山さんと
布引高原の大根農家 小山さんと

出演時のテーマ・放送内容

野菜ソムリエとして福島県内のテレビ番組に出演し、大根をテーマにしたレシピをご紹介しました。

番組の企画は、福島県内の農家さんの畑を訪問して、作物のことを伺ったうえで簡単な料理を作るというもの。郡山市・布引高原の大根畑でのロケでは、生産者の小山さんにお話を伺いながら、畑で実際に調理する機会をいただきました。

今回まとめた3つのレシピは、いずれも「大根おろし」を起点にしたもの。大根の栄養を最大限に活かしつつ、家庭でも無理なく作れることを意識して組み立てたレシピです。


大根は「部位」で味が変わります

レシピに入る前に、ひとつだけ押さえておきたいことがあります。

大根は一本の中で、部位によって甘さ・辛さ・食感がかなり違います。この違いを知っていると、レシピごとに最適な部位を選べるようになります。

部位味の特徴向いている料理
葉に近い上部甘い・水分多めサラダ・浅漬け・スムージー
真ん中バランス型・やわらかい煮物・おでん・味噌汁
先端(尻尾)辛味強め大根おろし・炒め物・薬味
ほろ苦い・栄養豊富ふりかけ・炒め物・味噌汁

上部は甘く、生食向き

葉に近い上部は水分が多く、甘みが強い部分です。サラダやスムージーなど、生で食べる料理に向いています。辛みが少ないので、大根おろしにしてもマイルドに仕上がります。

真ん中は煮物向き

甘みと辛みのバランスがよく、繊維がやわらかい部分。煮物やおでんにすると味がよくしみ込みます。

先端は辛味を活かす料理向き

先端(尻尾側)は辛み成分が多い部位。薬味としての大根おろしや、辛みを利かせたい料理に向いています。加熱すれば辛みが飛ぶので、炒め物にも使えます。

大根の部位別の使い分けについて詳しくは、こちらの記事にまとめています。 <!– 内部リンク:大根一本の使い分け完全ガイド –>

今回のレシピでは、この部位の違いを活かした「おすすめ部位」をレシピごとに記載しています。


テレビで紹介した大根レシピ

リンゴと大根おろしの胃腸にやさしいジュース

大根おろしをベースにした、胃腸にやさしいドリンクです。大根の消化酵素とリンゴの甘みで、朝の一杯や体調がすぐれないときに。大根おろしは日本の元祖スムージーのようなもので、葉物ベースのスムージーが苦みで続かなかった方にも試しやすい飲み方です。

このレシピに向く大根の部位

上部(葉に近い方) がおすすめです。辛み成分(イソチオシアネート)が少ないため、飲みやすく仕上がります。辛くても効果を上げたいという方は、先端をお使いください。

材料と作り方

材料(1人分)

大根 … 頭の方を2cmほど

リンゴ … 1/4個

  1. 大根を皮ごとおろす
  2. リンゴも皮ごとおろす
  3. 混ぜ合わせてそのまま飲む

リンゴを皮ごとおろすと出来上がりがほんのりピンク色になって見た目もきれいですし、皮の栄養もそのまま摂れます。

水分が足りないと感じたら、大根おろしの汁の部分またはリンゴジュースを少し足して飲みやすく調整してください。新鮮な大根ほど水分がたっぷり出ます。

おいしく作るコツ

大根おろしの消化酵素(ジアスターゼ・リパーゼ)は熱に弱く、抗酸化成分のイソチオシアネートは時間の経過に弱い性質があります。つまり「おろしたてを、加熱せずにそのまま食べる」のがいちばん栄養を活かせる食べ方です。

作り置きせず、飲む直前におろすのがベストです。

放送時に紹介したポイント

布引高原の畑で、採りたての大根を使って実際にこのジュースを作りました。水分たっぷりの高原大根だったこともあり、おろしただけでしっかり水分が出て、加水なしでそのまま飲める仕上がりでした。

新鮮な大根を使えるかどうかで、水分量がかなり変わります。


大根と油揚げの和風グラタンスープ

オニオングラタンスープの発想で、玉ねぎを大根おろしに、バゲットを油揚げに置き換えた和風アレンジです。

大根おろしがたっぷり入るので低カロリーなのに食べ応えがあり、体が温まります。

このレシピに向く大根の部位

どの部位でも使えます。 おろしてスープにするため、部位による食感の差はあまり出ません。辛い先端部分でも加熱で辛みが飛ぶので、余った部位を使い切るのにもぴったりです。

大根おろしとしてそのまま食べるときはおろし金がベストですが、スープに入れるならミキサーやフードプロセッサーを使っても問題ありません。繊維の壊れ方が均一でなくても、スープなら食感に影響しにくいからです。

材料と作り方

材料(1人分)
  • 大根 … 4〜5cm
  • コンソメ … 小さじ1
  • にんにく … 半かけ
  • オリーブオイル … 少々
  • 油揚げ … 半分(またはバゲット1片)
  • チーズ … 大さじ2
  1. 鍋ににんにくのみじん切りとオリーブオイルを入れて温める。油揚げは別に焼いておく
  2. 大根を皮ごとおろす(またはミキサーにかける)
  3. おろした大根を鍋に入れ、コンソメを加えて軽く火を通す
  4. 耐熱容器に移し、油揚げをのせてチーズをかける
  5. トースターやオーブンで焦げ目がつくまで4分ほど焼いて完成

おいしく作るコツ

大根おろしの胃へのやさしさを考えると控えめにした方がいいのかもしれませんが、チーズはたっぷりかけた方が断然おいしいです。ここは遠慮なく。

油揚げの代わりにバゲットを使えば、より本格的なグラタンスープに近い仕上がりになります。お好みでどうぞ。

放送時に紹介したポイント

大根はほぼ水分でできていて、100gあたり18kcalと非常に低カロリーな野菜です。にんじんや玉ねぎの半分以下、じゃがいもの1/3以下。糖質も玉ねぎの約半分。

オニオングラタンスープの置き換えメニューとして紹介したのは、この低カロリーさも理由のひとつでした。食べ応えがあるのにカロリーを抑えられるので、ダイエット中の方にもおすすめです。


3分でできるはちみつ大根

のどの痛みや咳がつらいとき、すぐに作れるはちみつ大根です。通常のレシピでは角切り大根を一晩漬けますが、千切りにすることで3分ほどで水分が出始め、すぐに飲めます。

このレシピに向く大根の部位

どの部位でも使えます。 辛みが気になる場合は上部を使うとマイルドに仕上がりますが、先端の辛みもはちみつの甘さでカバーされるので、あまり気にしなくて大丈夫です。

材料と作り方

材料(1人分)
  • 大根 … 3〜4cm
  • はちみつ … 大根が浸るくらい
  1. 大根を千切りにする
  2. 容器に入れてはちみつをかけ、軽く混ぜる
  3. 3分ほど置くと水分が出てくる
  4. そのままスプーンで食べるか、お湯で割って飲む

おいしく作るコツ

ポイントは角切りではなく千切りにすること。表面積が増えるため、混ぜている段階から水分が出始めます。一晩待つ必要がないので、のどがつらいときにすぐ対応できます。

大根の持つ抗菌作用と、はちみつの抗菌作用で相乗効果が期待できます。

もし本気でのどの痛みを抑えたいときは、抗菌作用の高いマヌカハニーを使うとさらに効果的です。「ちょっとイガイガするな」という段階で試すと、本格的な風邪に進むのを食い止めやすくなります。

放送時に紹介したポイント

「なんで角切りじゃなくて千切りなの?」という質問を放送中にいただきましたが、まさにそこがこのレシピの核です。

のどが痛いときに一晩待てない、だから千切りにして3分で仕上げる。このスピード感が家庭で使いやすい理由です。

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家庭で作りやすくするアレンジ

テレビで紹介したレシピは、そのままでも家庭で作りやすいものを選んでいますが、さらに日常使いしやすくするためのアレンジをいくつか。

家にある材料で代用するなら

  • 和風グラタンスープ:コンソメがなければ和風だしでもおいしくできます。油揚げもバゲットもなければ、お餅を薄く切って入れるのもあり。チーズだけは欲しいところです
  • おろしジュース:リンゴがなければ、梨やみかんなど水分の多い果物で代用できます。甘みのある果物を選ぶと飲みやすくなります
  • はちみつ大根:はちみつの代わりに砂糖でも作れますが、抗菌効果を期待するならはちみつがおすすめです

時短で作るなら

3つとも、もともと調理時間は短いレシピですが、大根おろしを作る工程がいちばん手間に感じるかもしれません。

スープ用の大根おろしであれば、ミキサーやフードプロセッサーを使って構いません。おろし金より早く、大量に処理できます。ただし、おろしジュースのようにそのまま飲む場合は、食感のためにおろし金を使った方がおいしく仕上がります。

作り置き・冷凍するなら

ミキサーで繊維を細かく壊した大根おろしは、冷凍保存にも向いています。

大根が余りそうなとき、しなびてしまう前にまとめておろして冷凍しておけば、スープや味噌汁にそのまま投入できます。「大根が余ったらとりあえずおろして冷凍」を習慣にすると、使い切れずに干からびさせることがなくなります。

ただし、消化酵素やイソチオシアネートは時間経過で減少するため、栄養面を重視するなら食べる直前におろすのがベストです。


大根を無駄なく使い切るコツ

葉付きなら最初に切り分ける

葉付きの大根が手に入ったら、帰宅後すぐに葉と根を切り離してください。葉をつけたままにしておくと、根の水分と栄養を葉が吸い上げてしまい、根の部分がスカスカになりやすくなります。

大根の葉は緑黄色野菜で、葉酸やカルシウムが豊富です。刻んで油揚げと炒め煮にしたり、ご飯と一緒に炊き込んだり。根とはまったく違う栄養が摂れるので、ぜひ活用してください。

余った大根の保存方法

大根は上部・真ん中・先端の3つに切り分けて、それぞれラップで包んで野菜室に立てて保存するのが基本です。切り口を上にして立てると、畑で生えていたときと同じ向きになるため長持ちします。

冷蔵で1週間〜10日ほど。冷凍する場合は、薄切りや短冊切りにしてから冷凍すると、解凍後に煮物や味噌汁にそのまま使えます。

辛くなった大根の使い道

時間が経って辛みが増した大根でも、加熱すれば辛みは和らぎます。今回紹介した和風グラタンスープは、辛くなった大根の救済レシピとしても優秀です。おろして火を通すので、辛みを気にせず使えます。


大根の選び方・おいしい大根の見分け方

せっかくレシピを試すなら、おいしい大根を選ぶところから始めたいもの。

新鮮な大根は外見でわかる

新鮮な大根は、表面にハリがあってパリッと張っています。水分がしっかり含まれている証拠です。

持ったときにずしりと重いものを選んでください。軽いものは中がスカスカになっている可能性があります。

ひげ根の並びをチェック

ひげ根が少なく、まっすぐ均一に並んでいるものは、素直に育ったおいしい大根のサインです。表面がつるりとしてすっと伸びているものほど、肉の詰まった大根です。

大根の皮はむく?むかない?

煮物のように味を含ませたい料理では、やや厚めに皮をむいた方が味しみがよくなります。大根の断面を見ると、表面から4〜5mmほどのところに層の境目があり、この外側の層が味の浸透を妨げるからです。

一方、大根おろしのように繊維を壊して食べる料理では、皮ごとで大丈夫です。消化酵素は皮の近くに多く含まれているので、おろすときは皮ごとがおすすめ。厚くむいた皮が出たときは、捨てずにきんぴらや味噌汁の具に使い切れます。


テレビ出演を通して感じたこと

テレビでレシピをご紹介するとき、いちばん意識しているのは「家庭で再現できるかどうか」です。

珍しい食材や特別な調理器具が必要なレシピは、見ている方が「すごいな」と思っても、実際に作ってもらえなければ意味がありません。大根とおろし金があればできる。リンゴがあればジュースになる。千切りにすれば3分で飲める。この「すぐできる感」を伝えることが、テレビで料理を紹介するときのいちばん大事なポイントだと思っています。

布引高原の畑でのロケでは、小山さんが抜いたばかりの大根を包丁で削ったとき、水しぶきが飛ぶほどの水分量でした。その場で作った大根おろしジュースも水分たっぷり。あの鮮度の大根を普段使いすることは難しいですが、だからこそ「新鮮な大根を選ぶ」ことの大切さを実感しました。

大根は地味な野菜に見られがちですが、部位ごとに味が違い、おろし方ひとつで栄養の引き出し方が変わる、実は奥が深い食材です。この記事のレシピをきっかけに、大根をもう少し身近に感じていただけたらうれしいです。


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テレビ紹介レシピアーカイブ

この記事のレシピは、テレビユー福島の番組『げっきんチェック』内でご紹介した内容を、現在向けに再編集しています。

  • リンゴと大根おろしのジュース/はちみつ大根 … 2015年9月3日放送「畑にキテます」第11回(郡山市・布引高原ロケ)
  • 大根と油揚げの和風グラタンスープ … 2017年1月6日放送「野菜ビストロ|ナオトキッチン」

放送レシピ一覧を見る

ダイコングラタンスープ

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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