6月~9月中旬ぐらいまでが旬
6月~9月が旬のトウモロコシ。もうそろそろ旬の最後の時期で、しかも今年は北海道が台風の被害にあったためさらに旬が短くなったと言われています。(旬の最後に出回るのは、寒い北海道産なのです)
どうしても夏だと言える暑さを感じられるうちにトウモロコシのメニューをご紹介したいと思っていまして、それは缶詰も生でもそれほど栄養面で差がない野菜だから(塩分は缶詰の方が多い)。
今ご紹介しておけば、秋冬でも思い出して作ってもらえるかな、って。
1年中手に入りやすいコーン缶を使ってできる、お弁当のおかずにも使える簡単なおつまみをつくりました。
2016年9月9日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「クリームコーン」としてご紹介しました。
クリームコーンの作り方
(上の空っぽの容器にはアイスが入る予定でした。忘れた)
コーン缶1缶400gまたはトウモロコシ2本
チーズ 50g
バニラアイス 50g
塩コショウ 少々
1. 茹でたトウモロコシを軸から切り離し、粒をフライパンで軽く炒めて水分を飛ばす
2. アイスクリーム、チーズ、塩コショウを加えてねっとりとチーズが溶けるまで炒める
3. 全体がクリーミーになったら完成
チーズが生クリームと合わさって、とろっとろに仕上がります。
溶けないチーズ、本物アイスクリームを使おう
チーズはお好みなのですが、黄色いチェダーチーズを使うと色合いがきれいに仕上がります。
その時、溶けないタイプを使うのがおすすめです。冷めたときにその方がおいしい。
こんなふうにお弁当カップに入れると、チーズの力で適度にまとまってくれるので、お弁当作ってる人はいくつかこうしてよけておいてはいかがでしょうか。
生クリームの代用でアイスクリームを使っています。
なぜかというと、私は生クリームをあましがちだから。
今回も50gぐらいしか使わないのですが、そんな少量の生クリーム売ってない。
シチューなどのメニューを連続して作ればいいのでしょうけど、つい思いついて作るときはアイスクリームで代用です。
ちゃんとしたアイスクリームは、原材料が生クリーム、砂糖、卵黄の三つでできています。
そういうアイスを使ってくださいませ。
安いアイスだと香料がちょっとキツイのと、意外とクリーミーにならないです。植物油を使っているからでしょうか。
アメリカ南部の行事食です
アメリカではサンクスギビング(11月にある大型連休で、一族親戚が集まってみんなでごちそうを食べる。日本のお正月みたいな感じ)と呼ばれる秋の収穫祭にあたる祭日があるのですが、そこで必ず食べられるのがクリームコーンです。
行事食とか、伝統料理みたいな感じと言えます。
トウモロコシをたっぷりの生クリームで煮る食べ方で、レシピのバラエティは星の数ほどもあります。
私もそれがとてもおいしかった記憶があるので、その雰囲気を残しながらもうちょっと脂肪分の少ない食べ方にアレンジしました。
もうほんとにだっぷだぷの生クリームで煮てた!
英語でトウモロコシを数える時は
アメリカの話ついでに、最後にトウモロコシ豆知識。
日本語だとトウモロコシは1本2本と数えますが、英語だと 2 ears of cone。
1耳2耳と数えます(野菜は一部が不可算名詞です)。
粒がkernel、軸がcob.
例:One ear of corn contains roughly 800 kernels in 16 rows.
約:一本のトウモロコシには16列でだいたい800粒あります。
英語ではもともと耳という単語が、古い英語だとトウモロコシの皮を語源にもつかららしいです。
one cones, 2 cones と言わないように気をつけなくちゃ。