おかひじき・シラス・梅干しの混ぜご飯をおにぎりにしました
忙しいことが予想される日の、お昼ご飯におにぎり。
そこにお魚も野菜も梅干も入っていたら、にぎってあるお弁当です。
去年「夏向けメニュー」として書いた混ぜご飯の記事があるのですが、
そこの「大葉」を6月が旬の「おかひじき」に変えまして、おかひじきおにぎりとしました。
さっぱりシャキシャキ、梅干で食中毒予防、おかひじきで抗酸化。
食べる前も食べたあとも、お天気に負けないおにぎりです。
6月10日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」でご紹介しました。
おかひじきとは
おかひじきは、山形県が発祥の伝統野菜です。
もともと日本海側の海岸に生えていて、外見がひじきに似ているから丘のひじきでおかひじき。
スーパーなどへの出回りでいうと4月~10月ぐらいの長い旬がありますが、もともと露地栽培のみだった頃の旬が6月~8月の夏にあたる野菜です。
山形県の隣県である福島県ではけっこうよく見かける野菜ですが、他県ではいかがでしょうか?
おかひじきはこんなプラスチックパックで売られています
こんなふうにパックに入って売られていて、100円~150円ぐらい。
水菜のほそーーーい茎のようなシャキシャキとした歯ごたえが夏らしく、この外見なのに全くエグみや癖どころか味自体がほとんどしない、ほぼ食感を楽しむ野菜です。
「おかひじき初めて見ました」という人にとっては、この癖のなさはとっても意外なようです。
もともとが多肉植物系の雑草(野草?)だったため虫がつきにくく、現在はハウス栽培が主流のためほぼほぼ無農薬が流通しているやさしい野菜でもありますが、日本人以外は食べないようです。
食べられる雑草といえばスベリヒユで、こちらは日本人で食べている人はあんまり聞かないけれど、海外のかわいいサラダ写真とかに入っているのをみかけます。
私もまだスベリヒユは未経験。庭に生えているのですが、まだいまいち食べる気になれません。
今年こそ食べるべきかしら…と毎年思いながら草むしりしています。
おかひじきのいいところ:味のしない緑黄色野菜
おかひじき、実は緑黄色野菜。
おかひじきのパックはとても親切で、栄養成分が印刷されています。
カロチン・ビタミンAがキャベツと比較して抜きんでているのが見えますでしょうか?
ビタミンCがわずかに競り負けておりますが、キャベツはもともとビタミンCが豊富な野菜に属するため、ここは「キャベツに匹敵」と表現するのが適切かと。
カロテン、ビタミンCと来たらいわゆる抗酸化。加齢臭と闘う他、体の老化時計を遅らせるために積極的に摂りたい栄養素です。
【追記アリ】加齢臭対策になる抗酸化力のある食品【4月~6月が旬の野菜を中心に】
見た目がキレイで、誰とでも仲良くできる野菜
おかひじきのいいところって、まず緑黄色野菜でありながら味がほとんどしないことだと思っています。
何と一緒に合わせても邪魔しないし、食欲をそがない。
シャキシャキの食感が、むしろ食欲を増してくれる。
そして何より見た目がおもしろい!キレイ!
さっと茹でると、明るい緑に変わります。
ちょっと写真が暗かったのですが、茹でたときの写真。
山形県での主な食べ方はからし和えとのことですが、黄色と緑の組み合わせがきれいなのは想像に難くない。
伝統野菜のため、からし和えやおひたしなど和食の食べ方が推奨されることが多いですが、洋風のドレッシングとかとも合いますし、ニラみたいにチヂミにするのも好き。
とにかく、味がしなくて食べやすいため、ついついこの時期既存メニューに「ちょい足し」するため手が伸びる野菜です。
おかひじきで魚も野菜もまるごとおにぎり
おかひじき 半パック
ご飯 2合
梅干 2個
シラス、ゴマ 適量
- 根っこをあらかじめ切ったおかひじきを1分程度茹でて、水を切って絞り、1㎝幅程度に刻む
- 梅干をほぐして叩いておく
- 材料をすべて混ぜて、おにぎりに握る
番組ではチューブの梅肉を使いましたが、真っ赤な梅干を使った方が色鮮やかできれいに出来上がります。
シラスとゴマはケチらずたっぷり入れましょう。
もっと暑くなったら、おかひじきにプラス大葉もいいですね!