一番おいしいと教わった時期に再訪しました
11月のげっきんチェック「畑にキテます」で訪問した古山果樹園さんへ再訪しました。
古山さんの作るリンゴはただでさえ糖度が非常に高く(16-18)、中継の時に頂いたリンゴもとってもおいしかったのですが、
初霜が降りたあとが最高においしい
と聞いたのでずーっとその日を待っていました。
親切な古山さん、ブログにてお知らせしてます。
こんばんわ、古山果樹園です!今朝、ついに霜が降りました!昨夜、今朝の最低気温が2度となっておりしかも、霜注意報!念願の霜です!当果樹園では、本日より本格的に収…
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今年の福島県の初霜は11月30日、観測史上最も遅い日。(福島地方気象台のデータ)
平年に比べて21日も遅く、地元の新聞記事にもなるぐらいでした。
3週間とはだいぶ遅いですよね。
しかし私はおかげで一番おいしい時期に巡り合うことができました。
驚きの糖度18.4!
古山果樹園へついてさっそくリンゴを購入したのですが、その時に糖度を図ってくださいました。
見てくださいこの数字!18.4!
リンゴ離れしたこの高糖度。
食べる前から期待が膨らみます。
リンゴの糖度についての記事はこちらを参照↓
通常リンゴは12~15程度、この数字がいかに高いかがわかっていただけます。
【過去記事】甘いリンゴが好きならサンふじ、高糖度を狙うなら15度以上
初霜後のリンゴは実がぎゅぎゅっと締まっている!
その場で一つ食べさせて頂きました!
糖度も上がっていましたが、実が締まって歯ごたえが前より一段とよくなっています!
比喩ではなく、本当に「ぎゅっ」と凝縮された感じ。
寒いと縮こまり、温度が高いと広がるのはこの世のさまざまな物質の共通点ですが、まさにそんな感じでした。
実が締まったせいで、甘さにもスッキリ感が加わって感じられます。
蜜の量と甘さはあまり関係がない
切ってみるとこんな感じ。
蜜は意外と少ないのですが、古山さん曰はく「蜜の量と甘さはあまり関係ない」のだそうです。
蜜が入っていると消費者に喜ばれるため、はじめから蜜がたくさん入るような品種もあるそうで、おいしさの目安というよりは美しさの目安。
切った時にこれがたくさん入っていると、確かに嬉しいですよね。
ただ、蜜には「時間が経つと消える」という特徴があります。
倉庫での貯蔵を経て、春先以降に出回るリンゴはこの蜜がきれいさっぱり消えているそうです。
(眠っている間に消化されてしまうのでしょうか?)
透明感のある黄色が甘さの目印
蜜よりも甘さの目安となるのは
「透明感のある黄色っぽさ」
だと教わりました。以前も「リンゴのおいしさはお尻の色で」とお伝えしましたが、これがなかなか見分けるのが難しいと感じました…
写真の黄色みがそうなのですけれど、一見日光を浴び損ねたおいしくないリンゴに見えるのですけれど、この「透明感のある」(これがポイントらしい)黄色は、甘いリンゴにしか出せない色なのだそうです。
日陰で陽に当たらなかっただけの黄色はそうではない。
例えるなら、食べないで痩せている人と鍛えて痩せた細マッチョの人の違いのように、一見同じ黄色に見えるのですが質が違うというような。
これをきちんと見分けられるように、私も精進したいと思っています。
古山果樹園さんのリンゴが買えるのは今月いっぱい
爆弾低気圧のせいで実がだいぶ落ちてしまったこと、また強風のせいで傷モノが多くでてしまったことから、今年はお取扱量が大変少ないと伺いました。
例年来ている大口注文も今年はお断りしているそうです。
私は一般家庭用(傷があるもの)を購入しました。
1箱5㎏で1,800円。数は玉の大きさにもよると思うのですが、私の時は15個。
もし購入を希望の方は「年内いっぱい」ぐらいで終了ですのでお急ぎくださいませ!
furukaju.jp
【リンゴにまつわる記事はこちらから】