セリの根っこをきんぴらにして食べました
秋田から根っこ付の立派なセリが送られてきて、春の食材わかめと一緒にサラダにして頂いた前回。
秋田のセリは根っここそがおいしいとのことで、別に取っておいた根っこをきんぴらにして食べました。
感想は、セリの香りが葉よりも強めの極細ゴボウ!
セリの香りと土の香りが相まって春らしさも満点、そして何より食感がおもしろい~
確かにこれを捨ててしまうのはもったいない。
でも根っこがおいしいと聞いていなかったら、まず間違いなく食べていなかった部分です。
最初に食べた人はすごいな。
頂いたセリの根っこはとても長くて弾力もしっかりしていました。
これまで伺った農家さんがみんな、おいしい野菜はいかに根っこがしっかりしているか…について言及していたのを思い出します。
土に埋まっていて見えない部分ですが、おいしい野菜は根っこがキチンと成長しています。
境目の部分と髭のような先端は切り落として、根っこだけばらばらにしました。
後で細切りニンジンを加えるため、それとうまく混ざり合ってほしいからです。
秋田の郷土料理のサイトなどを見ていると、ばらばらにせず束のまま召し上がっている例も多かったです。
地元の人はなにからなにまで捨てずに調理していらっしゃるのかと思います。
きんぴら、時短モードで作れました
オーソドックスに、ニンジン、油揚げ、ゴマと一緒にきんぴら。
醤油とみりんに鰹節粉で味を調えました。
アク抜きもなしでそのまま調理しましたが全く問題なし。
皮むきやカットなどもほとんどせずフライパンに入れられるし、なにせ細いから火の通りも早く、あっという間に完成!
意外なことに超時短メニューでした。これは嬉しい誤算。
前回のサラダにも鰹節をかけて食べましたが、やっぱり日本のハーブはダシの香りと調和する(^^♪
セリの根っこをもし今後食べるとしたら和風の味付けがやっぱり始めに試しちゃいそうだな。
特に「すぐに使えるゴボウ」のようなポジションでほかのレシピに応用していくと食べ方が広がりそうな予感。
手間がかからずおいしいことは善。
セリへの見方が変わりました
これまで私の中で「セリ」はどちらかというと薬味・ハーブのジャンルに属していた存在でしたが、この秋田のセリを食べてからは、普通の「おかず野菜」へと所属が変わりました。
もう添え物ではない、メインの野菜。
それもこれもこの特別なセリがあってのことですが、根っこ付が福島でも販売されないかな~
もっと気軽に買えるようになったら食べ方もいろいろ試せそう。
秋田へ行くことのある方は、ぜひご自宅へのお土産に買ってみてくださいませ。