秋田のブランド野菜「セリ」をたくさん食べる|プラスわかめの春サラダ

とても大きくて枝ぶりもいい

とても大きくて枝ぶりもいい

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思ってたセリと全然違う、秋田県湯沢市のセリ

昨年のお歳暮で、きりたんぽセットを頂きました。
きりたんぽと一緒に、秋田比内鶏や野菜などが必要な具材が全部入っているセット。
その中に入っていたセリがとても立派で、しかも根っこがついていて、いつもスーパーで見かけているしんなりしたセリとはあまりにもかけ離れていてびっくり。

噂には聞いていましたが、秋田県湯沢市名物「三関(みつせき)セリ」とはこれか!…と一人で見入ってしまいました。

三関セリは経産省のTOHOKU知的財産にもなっているブランド野菜です。
詳しい特徴や栽培の仕方は、秋田郷土作物研究会のサイトに写真と一緒に掲載されていますので、ぜひ一度ご覧ください。
豪雪の中のハウスに心が揺れます。

実際鍋の具材にしてみたときにも、香りや歯ごたえがほんとに鍋にぴったり。
この品のいい香りが鍋にあふれることに慣れてしまったら春菊はどぎつく感じるだろうなと思いました。
そして普段私がスーパーで買っている同じものとは思えないな~と感動したのですが、今日はそのセリのみをひと箱どーんと送って頂きました。

秋田県湯沢市のセリは根っこつき

秋田県湯沢市のセリは根っこつき

これはいったい何束分何だろう?…すごくうれしい!薬味大好き!

普通のセリと比べて、

・明らかに茎の太さが違う
・長さも1.5倍ぐらいありそう
・根っこがついていて、しかもすごく長い!

全体的に大きい。骨太。

福島県も東北ですけれど、秋田は比べ物にならないぐらい寒いイメージ。
こちらはすっかり春の香りがしていますが、秋田はまだ冬じゃないでしょうか?10度あるかな?
そんなさむーい秋田で、根っこをここまできれいに洗うのはさぞかし大変だっただろうな…とまず根っこを見て思いました。
おいしいものって、ほんと手間の上に成り立っていることがほとんど。
とくに秋田のセリはこの根っここそがうまいとされているそうなので、長さを保ったままきれいに洗うことにきっと心を配ってらっしゃるはずだと想像します。

 

まずは茹でてそのまま食べたい

とはいえ秋田のセリは初心者の私。
仲良くなるために、まずは茹でてそのまま食べてみようと思いました。
ただし自分だけなら茹でて鰹節&お醤油でおいしく頂けるのですが、家族がおそらくそのままだと食べなさそうなので、サラダに変身させます。

最近あたたかくなってきたので、サラダを食べる気になってきたというのも理由。とても大きくて枝ぶりもいい

とても大きくて枝ぶりもいい

まずは根っこを切り離しました。根っこはあとで別な方法で食べます。

包丁の持ち手と比べてほしいのですが、見た目がとても立派です。茎も太いし、葉も厚い!
新鮮な状態で届いたこともあるのでしょうが、この時点で香りがふわんと立っています。
まだ食べていませんが、準備中に香りがするだけでもう「これはおいしいものだ!」って思えてワクワクします。

根元が太くて立派!

根元が太くて立派!

ネットで調べたところ、この太いところがおいしいらしいです。
茹でた後に食べてみましたが確かにここはシャキシャキ食べ応えもあるし、セリの香りがプンプンするところ(^^♪

ところでこのミョウガの色と同じような、ピンクともグレーともつかない、鳩の胸みたいな色はなんと呼ぶのでしょう。
まさに春先の山の色合いで、いま福島県の山並みをぼーっと焦点合わせずに見るとだいたいこの色に見えます。

根っこは保存しました

根っこは保存しました

根元と葉に近い方とで茎の太さがだいぶ違っていたので、均等に茹でるためにあらかじめ細かく刻んでしまいました。

一緒に入れてしまうと、葉の部分がくたくたになりそうで。
葉はせっかくの香りを飛ばさないためと、茎のシャキシャキ感との調和を取るべく、ゆであがりの最後の方に入れて色が変わればいいや…程度に茹でることにします。

まずは茎だけ茹でる

まずは茎だけ茹でる

茎だけ、鮮やかな緑になるまで茹でて、

茹であがったらわかめとカイワレと混ぜました。

岩手・三陸のわかめも旬は春(3月~5月)。
この時期の分厚い、よく噛まないと噛みきれないようなわかめが大好きです。
セリのような苦みのある野菜が苦手な家族でもワカメが入れば食べられる。

セリ、わかめ、カイワレを混ぜます

セリ、わかめ、カイワレを混ぜます

 

黒ゴマ、鰹節を振って出来上がり。

食べる時には生姜醤油、ゴマ油等おのおの好きなものをかけました。
お醤油の前に鰹節などの「ダシ」を感じるものがかけてあると、塩分の量が少なくても満足できます。

塩分を控えるのは健康の上でもいいことですが、それ以上に「素材の味を殺さない」という役割があると思います。
ダシは多くても素材の味を引き立てますが、しょっぱさが強すぎると元の味がわからなくなってしまう。
野菜のスポンジに醤油を含ませているのかと思うほどぐるりと醤油を回しかけるのをやめるために、ダシ=かつおぶしは役に立ちますので、ぜひサラダにも鰹節を。

セリ、わかめ、カイワレのサラダ

セリ、わかめ、カイワレのサラダ

ひとまず到着したばかりなので簡単にモリモリ食べましたが、茹でたセリのサラダはすっかり気に入ってここ3食引き続けて食べています。
茎がしっかりしているから噛む回数も増えるし、ボリュームとともに満腹感があっていいです。

送ってくださった方がおすすめしてくれた食べ方は「セリ蒸し」と呼ばれる食べ方。
油揚げ・糸こんにゃくと一緒に煮びたしにするのだそうです。
サッパリたくさん食べられるのはサラダですが、沁みる食べ方はダシの香る煮びたしなのかなー、なんかそれもわかる!

次はぜひそちらを試してみようと思います。

 

P.S.秋田県民にとっては、セリは春の野菜?冬の野菜?

根っこは保存しました

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

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