寒い季節のデザートにあんこを添える
おいしい甘酢漬けの作り方、三五八の活用の仕方など、昔ながらの家庭料理のおいしい作り方を「縒りあい処 空間」の恵美子さんからたくさん教えていただいています。
恵美子さんはキッチリなにが何グラム、とか決めるタイプではなく素材の様子をみて「だいたいでやっている」とおっしゃるのですが、その素材の様子の見方も含めて教えてもらっている気がします。
「玉ねぎ 2個」というレシピ表記の無力さ。
甘いのか辛いのか、水分が多いのか少ないのか。
何分煮る、よりも「どの状態になるまで煮る」のかの方が大事です。
そんなことを根気よくかつオープンに見せてくださる恵美子さんの作るものの中で、とりわけおいしいのがあんこです。
「丸々と太った小豆」を選ぶところから始まるあんこは、恵美子さんの料理が食べられるヨガクラス「ビューティーヨガ」でもとても好評。
寒い時期のクラスでは、リクエストが入るほど。
このあんこが食べたくて参加する方もいらっしゃいます。
私もこのあんこを使ったメニューが入ると、クラスに行くのがとても楽しみになる!
それまでは自分で作ることはなかったのですが、たくさん作っておいて、
炊き込みおはぎ
リンゴのシロップ煮と一緒に寒天寄せ
コーヒーゼリーの添え物に
果物と一緒に
などなど、いろんな食べかたが楽しめると教わり、それ以来たまに作るようになりました。
特に冬場、我が家は石油ストーブを使っている時期がありまして、そのときにストーブに鍋をかけておくと本当にあっという間に出来上がってしまいます。
一度やってみるまではすごくハードルが高かったけれど、やってみたらそうでもなかった。
ここから自分が本当においしいと思う味に、毎回きちんとできるようになるまでは場数でしょうが、とりあえずあんこ、は意外と簡単に出来上がります。
おいしくて、たくさん作ったつもりがけっこうあっという間に食べてしまう。
小豆を煮るときに、万が一間違わないようにいつも見ているサイトはここ
和菓子職人が教えるカンタン和菓子レシピ1「粒餡(つぶあん)の作り方(初級編)」
www.kanshundo.co.jp
豆の煮あがりの状態が、煮始まってからの経過時間と一緒に載せてあるため、自分の鍋と比較しやすいです。
これを見ながらやって、失敗したときは今のところなし!
ちなみに恵美子さんのおススメ分量は、
小豆:白砂糖=1:1
です。
おはぎなど、味のしないものたくさんと一緒に食べるにはちょっと甘味が弱い分量。
でも果物などのすでに甘いものと一緒に食べる時や、あんこ単体で食べるにはとてもちょうどいい甘さです。
豆らしい香りも感じやすいと思います。
かぼちゃとサツマイモのぜんざい
以前、子供向けのメニューとして恵美子さんがつくったものの写真です。
甘く煮たサツマイモとかぼちゃで、ぜんざいにする。
全部野菜でできているデザート、冬らしいほっこりした食感が伝わりますでしょうか。
お餅や白玉がなくても、シロップかけてちょっとチンしてあんこを乗せて、でも出来上がります。
サツマイモはレンジ調理だと甘さがぐっと落ちるんだけど、かぼちゃはそんなことないの。
かぼちゃ好きならこちらの記事もぜひ一読!
かぼちゃ調理のハードル、どんどん下げていこう。
チョコレートもおいしいけれど、たまにはあんこもいかがですか?