揚げたてをそのままポリポリ以外にも幅広い使い道
から揚げやとんかつを作った時に、ぜひ一緒に作ってほしいゴボウチップ。
皮もむかずスライスして揚げるだけなのに、香りと風味のおかげで食材が一気に引き立つ名わき役ができあがり。
噛めば噛むほど風味が出て、濃い味付けをしなくてもゴボウがおいしく食べられます。
冷蔵庫でしばらく保存できるので、そのまま食べてもサラダにかけてもおいしくて便利な食材です。
わたしのおすすめはうどんの具!昼にささっと作るうどんが、かけるだけで冬の味に変わります。
2017年1月13日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「添えておいしいゴボウチップ」としてご紹介しました。
添えておいしいゴボウチップの作り方
ゴボウ 2分の1本
揚げ油
ゴマ 少々
1. ゴボウはタワシで洗う。ひげ根が気になるときは包丁でこそげ落とす
2. ゴボウを包丁でスライスする
3. 180℃で2分揚げる。熱いうちにゴマを振ってできあがり
大変かもしれないけれど、私はうすうす切りの方がおいしく感じます!包丁研ごう!
揚げる時は白いかな?ぐらいの方が、ゴボウの香りが軽くてちょうどよかったです。
特に上の写真のものはうすーーく切ったので、キツネ色に揚げるとちょっと焦げた風味に。
包丁の代わりにスライサーを使ってもOKですが、分厚いためそんなにカラっとした仕上がりではありません。その時は揚げ時間を長め・キツネ色まで揚げるようにしてください。厚さがあるときなら焦げた味にはなりにくいです。
塩ふらないの?
今回、材料があまりにも少なくてスタッフさんにも聞かれたのが「塩もふらないの?」ってこと。
塩、いらないです!
今回のゴボウチップ、よーく噛んでいるとしっかりゴボウの味・甘みが出てきて塩要らずなのです。
そしてサラダやうどんなどに添えたり載せたりして食べてほしいものなので、ゴボウ本体にはあえて塩を振るのをやめています。
奥秋アナウンサーのサラダでのおすすめは、オリーブオイルと塩でした。「思った以上にゴボウチップが香ばしいため、それをいかして食べたいから」だそうです。野菜の香りで野菜を食べる、なんとも具合のいいサラダではありませんか。
ゴボウの皮むきについて
ゴボウの旨みはほとんどが皮付近にありますので、今は皮は剥かずに調理するのが主流。
昔のレシピだと皮をむき水にさらしてあく抜きをしてから調理することが勧められていましたが、アクと思われていたのは実はサポニンと呼ばれるポリフェノール。高麗ニンジンのサプリが推す成分です。
ゴボウの旨みも栄養も表面に詰まっていることがわかった現在は、あく抜きもしないように注意書きがあることが多いです。
汚れはタワシで、ひげ根は包丁でこすって落としましょう。おススメのタワシはこれ!
亀の子束子 パームチビッコP
使い勝手は記事にしています。手に握れる小さいサイズが、力入るし置き場所取らずだしでとても気に入っています。ピーラーの出番が減ったタワシです。
100均たわしとの比較写真アリ!野菜の皮むきに小さいたわし|亀の子たわしパームちびっこ|
ゴボウ程度なら、ほんと軽くこする程度で泥が落ちるだけでなく薄皮もむけるくらい。
ゴボウの皮むき問題については、色移りが気になる煮物やゴボウ感が薄い方が調和するサラダなんかはあく抜きしたほうがいいと思いますので、そこは使い分けで。
エグみが嫌いな人も多いので、そういう人はおいしく食べるために毎回あく抜きしたほうがいいと思うけれど、私は苦み・エグみがけっこう平気なので、この皮むかない説を積極的に採用しています。ラク。
おいしいゴボウの選び方
泥付きで、できるだけまっすぐな、ひげ根の少ないものを選びましょう。
今日の番組で使ったサンプルゴボウ。左がけっこうまっすぐでひげ根の少ないもの、右が曲がっててひげ根が多いもの。
とくにひげ根の量、歴然と違うの!ちょっとズームアップ
もっと寄ると
すでに洗ってあるゴボウも売っていますが、洗いゴボウの場合はこのひげ根もほぼこそぎ落されていることが多いのですよね。なので、売り場で観察して見極めるならぜひ泥付きを。
他には先の方までずっと太いものがベスト。持った時にぐにゃぐにゃしない、しっかりとしたものがおいしいです。
保存の際は土がついたまま、新聞紙にくるんで寒いところに置きましょう。すでに洗ってあるものの場合は冷蔵庫の野菜室に入れて、あまり長く保存せず早めに使い切ってください。
ゴボウ、使うまでは面倒だと思う方も多いかと思いますが、これ食べ始めたら止まらないですよ!
食物繊維が豊富な体のおそうじ野菜です、簡単すぎるこのメニューでゴボウの登場頻度が上がりますように。