小さいズッキーニならレンジで2分
ズッキーニを電子レンジで蒸したことありますか?
薄切りズッキーニ1本分なら、600wで2分間加熱すればもうほかほか蒸したてで、そのままオリーブオイルと塩でおいしく食べられる蒸し野菜です。
ふだんは電子レンジ加熱よりも蒸し器や茹での方がみずみずしく食べられる気がして好きなのですが、ほぼほぼ水分でできているズッキーニは、電子レンジ加熱でもそれほどおいしさが損なわれることがないため、電子レンジを便利に使っています。
電子レンジで蒸した後なら、もう味を絡めるくらいでバリエーション豊かな食べ方に。
2016年6月23日のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で紹介した「ズッキーニの簡単チーズ焼き」も、ただただニンニク&チーズを絡めただけ。
簡単だけど、おいしいよ。
夏にかけて買いやすくなるズッキーニ、電子レンジで2分加熱して、いろんなソースで食べてみよう。
ズッキーニの簡単チーズ焼き
【材 料】
ズッキーニ 1本
粉チーズ 好きなだけ
ニンニク 1かけ
オリーブオイル 小さじ1~2
塩コショウ 適量
- 7㎜幅ぐらいに薄切りしたズッキーニを、ラップをふんわりかけて2分間電子レンジで加熱
- フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、焦げないように温めて香りを移す
- ズッキーニに焼き目をつけたら、粉チーズをふりかけて全体になじませて溶かし、塩コショウで味を調える
ズッキーニを「できれば食べたくない」と言ううちの家族でも食べられた、ニンニクチーズパワーで寄り切れる炒め物です。(私はとても好き)
電子レンジで蒸した後は甘くなります
電子レンジで蒸した後、取り出すとふわんと甘いカボチャの香りがしてきます。
それはズッキーニがかぼちゃの仲間だから。
こんな丸いのもズッキーニ。
黄色いもの、ものすごく大きいもの、いろいろあるけれど、味は基本的にそれほど変わらないから、いろんな形に挑戦してみて!
形が違うだけで、いつものお料理が変わります。
低カロリー&ほぼ水分
かぼちゃの仲間ですが、カロリーはかぼちゃの3分の2。
100gあたり14kcalと白菜やサラダ菜ぐらいの低カロリーです。
ボリュームあるし、がっちりした見た目ですが糖質も少ない(1.5g/100g)。
またかぼちゃと比べると10分の1、キュウリよりも少ないぐらい。
私もキュウリよりも少ないと知った時はかなり驚きました。
ですので、糖質制限をされている方・ダイエットしている方はぜひ夏の間味方につけたい野菜です。
レンジ負けしない水分の多さ
ズッキーニは切ったあとに切り口から水が染み出してくるほど水分が多い野菜です。
それが電子レンジ加熱でもおいしく食べられる理由。
水分が少ない野菜を電子レンジで蒸そうとすると、野菜が乾燥しがち。
私は以前、生パセリを電子レンジで乾燥させようとして加熱しすぎて、燃やしたことがあります。
砂漠地帯で暑すぎて木々の乾燥が進み自然発火する話がありますが、自宅で体験するはめになるとは。乾き過ぎると燃えるのね、とてもびっくりしました。
この例は極端にしても、ラップをかけていても葉っぱのはじっこがカラカラになってしまったり、皮だけが残って実の部分が固まってしまったりして味が落ちることがたまにありますが、これは加熱しすぎによる乾燥。
蒸し野菜が電子レンジよりも蒸し器の方がおいしい理由は、水分を十分保ったまま調理できるからですが、ズッキーニはもともと水分が多いため、それほど神経質にならずとも十分水分を保っているため電子レンジに身をゆだねることができます。
普段は蒸し器派の人も、一度お試しください。
和風ならズッキーニ田楽
レンジで蒸したズッキーニ、和風で食べるならズッキーニ田楽。
焼き目を上下につけた後に、田楽味噌を乗せるだけ。
豆板醤ベースの辛いソースなら、麻婆ズッキーニ。
蒸すのに飽きたら塩もみ
キュウリの塩もみは有名ですが、ズッキーニももちろんできます!
出来上がった塩もみをよーーく絞って、ゴマ油で和えて、刻んだ大葉を混ぜます。それだけ!
ザーサイっぽい味と食感と言ったらいいのかな?キュウリとは違うポリポリ感で、黄色のズッキーニでやるとかわいいんだ~
ズッキーニの好き嫌いの傾向がわからない…
野菜の好きな理由・嫌いな理由はいろいろありますが、ズッキーニの好き嫌いの理由はバリエーションに富み過ぎていて全く傾向がつかめません。
キュウリ食べられるけどズッキーニ嫌い(とその逆とか)
ナス嫌いだけどズッキーニ好き(とその逆とか)
味がないから/見た目が変わってるから気持ち悪いとか
年齢・性別・料理をする人しない人さまざまにいろいろで、ピーマンやホウレンソウのようなある定まった傾向がよくわからないです。
現在、地道な聞き取り調査を続けているところでして、テレビユー福島ではおおむねみなさんお好きな方がほとんど、プラス「ズッキーニは食べているだろうが意識したことがない」という新しい意見が出てきたのが驚きでした。
昨年伺ったキュウリ農家の小川さんの奥様が、中継終了後に「家族が食べない野菜の畑があんだけど見でくかい?」とお声がけしてくださいました。
そこにあったのはズッキーニやカラフルなイタリアレタスたち。
キュウリ農家さんですら、ズッキーニは食べる人と食べない人に分かれる。
ズッキーニはこの12年で生産量が4倍に増えている、どちらかというと新興の野菜。評価がきっちり定まるのはこれからの食べ方によるだろうなー。