農業県福島が誇るプロ技術者が毎回出演してます、そこに見る価値がある
2015年8月20日のテレビユー福島 げっきんチェック「畑にキテます」に出演しました。
福島県内の農家さんの畑を訪問して、作物の作り方や見分け方などを伺ってから、私が簡単な料理を畑でする番組です。
作っている人の魅力や工夫、畑そのものの魅力が伝わったらステキ!…という目論見の番組ですが、今回の農家さんも凄かった!
2010年農林大臣賞受賞は伊達じゃない。
できた梨のおいしさもハンパじゃなかったのですが、梨栽培にかける情熱も誇りもタダものじゃなくて、聞きたいことがありすぎたまま時間切れでした。
「福島の桃を買うならここ!この夏一番喜ばれた贈り物は農家直売の桃でした」の記事でご紹介した斎藤さんもそうでしたが、この番組に出演されている農家さんは、福島が誇るプロ集団なんだなと実感です。
私はともかく、出てる農家さんの名前を覚えておくだけで、福島の野菜・果物の一流どころにたどり着けます。
今日作ったのは、梨のドレッシングでした
豚しゃぶと一緒に食べておいしい、梨のドレッシングをご紹介しました。
梨にはお肉が合うんです!
果物は、加工しないでそのまま食べるのが一番いい。
ただ、果物王国・福島ならではの悩みとして、貰いすぎた果物が食べごろを過ぎがち、という悩みがあります。
貰いすぎて食べごろを過ぎてしまった梨でできるお料理(?)、ということでこれ。
しかもおろして混ぜるだけ。
果物って、品種や熟度によって水分量や甘みもだいーーーーぶ違います。
だからレシピが無力なことはよくある。
…だからというわけではないですが、目分量で作ること推奨です。
醤油・サラダ油(ゴマ油)・酢 各大さじ1
塩・コショウ 適量
梨の皮をむいて、おろして、調味料を混ぜます。以上!
梨を増やすとき、目分量の時は
おろした後の梨果汁を見て、その半分ぐらいの量ずつ醤油・サラダ油・酢を混ぜます。
甘いな~と感じたら、刻みネギ・刻み玉ねぎ・にんにく・生姜など、薬味を足してピリッとさせてください。
冬になったらリンゴで同じことができます。
梨の食べごろの見本はこれだ!
郡山市はこの日が選果場(出荷のために果実を選んだり箱詰めしたりする場所)の開所日。
今日が出荷に向けたスタートの日で、ここからだーっと梨が出回り始めます。
ですので畑には梨がまだびっしり!
沢山の梨の中から、谷代さんが選んでくれた「今まさに食べごろの梨」はこれです。
「梨は甘いだけじゃダメで、『シャリ感』が重要。これ以上熟すとシャリ感がなくなるね」
若干お尻に青さが残っていれば、この重要なシャリ感が感じられるそうです。
食べる人の手元に届く頃に、ちょうどいい食べごろ・ちょうどいいシャリ感を保つために収穫のときはこれよりちょっと青いものを収穫します。
こちらが収穫に適した熟度の梨。
この色のが売場に並んでいたら、もうそれはもぎたてで店頭に届いた梨ですよ。
産直でなら見られそう!
梨は冷やして食べよう
番組内でもお伝えしましたが、梨は冷やした方が甘さを強く・スッキリと感じられます。
これは甘さの成分が果糖を主にしているか、ショ糖を主にしているかの違いです。
果糖が主の果物は冷やす:梨、リンゴ、ブドウ、いちご
ショ糖が主の果物は常温:桃、柿、グレープフルーツ、マンゴー、バナナ
福島県民・新潟県民なら「桃は冷やさない」はけっこう常識で知られていることなのですが、改めて。
果糖の特徴は、ショ糖より1.5倍ぐらい甘みが強いこと。
冷やすとより甘く感じるのとコクがあることで、ジュースに添加されていることが多いです。(成分表を見てみてね)
ショ糖はいわゆるお砂糖の甘さで、温度に左右されにくいのが特徴。
だから比較的暖かいところで育つ南国のフルーツやかんきつ類はこちらが多い、と覚えてくださいね。
シャリシャリ梨のおいしい期間は短い…おいしいうちに、おいしいものを当てましょう!