椿油を全身で使ってみようと思い、蜜ろうクリームにしました
先日、熊本県益城町産の椿油を頂きました。
国産材料を使って、昔ながらの方法で絞られた油です。
- 通常、油を抽出する際には、石油系の溶剤を使いますが、「古式圧搾製法」という薬剤を使用しない伝統製法で作られています。
- 大量生産ができない、安心安全な椿油をぜひお召し上がりください。
伝統製法で作られた、食用グレードの椿油ですから全身に使ってみようと思いまして、こぼす心配のない蜜ろうクリームを作りました。
蜜ろうクリームはとっても簡単。温めて、溶かして、混ぜるだけ。
蜜ろうには消費期限も特にないので、オイルと精油さえあれば少しずつ作れます。
バーム系クリームが好きな方は、好みの香り・固さに仕上げるのも楽しいので、ぜひ一緒に作ってみませんか。
レシピなど蜜ろうクリームのこと全てがわかるページはこちらからご覧ください
椿油×みつろうクリームの作り方

椿油とミツロウを使って、あっという間にベージュ色のクリームができあがります。
椿油クリームの材料
出来上がり量約6.5ml
蜜蝋 1g
椿油 5ml
精油 2滴
混ぜ棒用つまようじ
↑こちらが基本の、旅行用クリームケースサイズのレシピです。
作り方の手順
容器をすべて準備してから始めましょう!
蜜ろうと椿油を混ぜて容器に入れ、電子レンジで30秒~1分あたためる。
溶け切らないときは、様子を見ながら10秒ずつ時間を足す。
溶け切ってから精油を入れて、つまようじなどで混ぜる。
そのまま冷えるまで放置して、固まったら出来上がり。
今回の写真は、この6倍量(蜜ろう5g、椿油大さじ2、精油12滴)で作りました。
40ml弱ぐらいの出来上がり量だったので湯せんです。
ミツロウの選び方
使った蜜ろうは、花粉の色がそのままに黄色い未精製のものです。
- 天然成分(プロポリスとか)がたくさん残っている方がお好みの方は未精製
- 花粉症の方やアレルギーのある方、お子様、無臭を希望する方は精製
を使うのがいいと思います。
今回は、椿油自体が黄色いこと、油の匂いもあるので、あえてみつろうだけ精製にする理由もないと思ってみ精製を選びました。
蜜ろうのいいところは、消費期限がとくにないところ。5gの小袋でも売っていますが、大袋で買っても問題ありません。
量り方については、生活の木の蜜ろうに限っての話なのですがこんな記事も書きましたので、作るときの参考にしてください。
作ってみての感想

けっこう固めで、メンソレータムのリップクリームのような固さになりました。
もうちょっと椿油多めにして、柔らかくてもよかったかな…手で温めながら使うことになりそうです。
使用感は重めで、肌・髪にかための膜が張られる印象です。
もともと髪に使われることの多い椿油、髪意外だと
- 指先用ネイルクリーム
- 目元の乾燥
- 肘・膝
に良いと思いました。
椿油のミツロウクリームの香りは?
坂本製油さんの椿油の香りはほとんど気にならない程度です。
未精製のみつろうの方の香りは、気にする人はするだろうな~と思います。
製品の袋には「はちみつを思わせる甘い香り」とありますが、香り方によっては濃縮されて樹皮のような香りに思えることも。
精油はもちろん加えてありますが、香りのベースノートとして蜜ろうの香りがします。
椿油のミツロウクリームにおすすめのアロマ

肌なじみのよいこのクリームをワンランク上の心地よさへと導くため、香りや効能、安全性などの条件をしっかり満たした4つの精油を厳選しました。
精油名 | 人気/買いやすさ | 効能 | 安全性 | ブレンド例 |
---|---|---|---|---|
ラベンダー | 定番で入手◎ | 鎮静、抗炎症、リラックス | 子ども・敏感肌にも比較的安全 | ラベンダー+ティートリー |
ティートリー | 手頃で用途多彩 | 抗菌・抗真菌、肌トラブル改善 | 希釈で全身利用も安全 | ティートリー+フランキンセンス |
フランキンセンス | 高価だが人気高 | 肌再生、エイジングケア、精神安定 | 適切な希釈で全身利用可能 | フランキンセンス+ローズマリー |
ローズマリー | 初心者~プロまで幅広く人気 | 血行促進、肌引き締め、精神クリア | 穏やかなタイプで全身使用可能 | ローズマリー+ラベンダー |
ほんのひと手間加えて、おうちケアをもっと優雅で自分らしいひとときにかわります。
自然派アロマが届ける豊かな香りに包まれながら、セルフケアだからこそ生まれる自己肯定感をぜひ味わってみてください。
ラベンダー
要素 | 内容 |
---|---|
人気・入手性 | 定番で、どのショップでも入手可能 |
効能 | 鎮静作用、抗炎症作用、リラックス効果 |
安全性 | 子どもや敏感肌にも比較的安全 |
ブレンド例 | ラベンダー + ティートリー |
身近で手に入りやすい定番精油。優しい花の香りは、心と肌をいたわり、リラックスをサポートします。
家族みんなで気軽に使えるやさしさがうれしいポイント。
ティートリーを加えると、よりクリアな印象に。
以下の記事では、ラベンダーがいかにリラックスへ深く作用してくれるかを書きましたのでぜひ!
リラックスのためのアロマ|ラベンダーの香りで心のよどみを換気する
ティーツリー
要素 | 内容 |
---|---|
人気・入手性 | 手頃な価格で、用途が広く人気 |
効能 | 抗菌・抗真菌作用、肌トラブル改善 |
安全性 | 希釈を守れば全身利用も安全 |
ブレンド例 | ティートリー + フランキンセンス |
爽やかでスッキリした香りが特徴。「浄化」という言葉にピンとくるならぜひこれを。
価格も手頃で、肌トラブルのケアにも役立ちます。
適切に希釈すれば全身に使えるだけでなく、お掃除にも有効で、自然派セルフケアに欠かせない存在です。
フランキンセンスと組み合わせると、深みのある香りに。
フランキンセンス
要素 | 内容 |
---|---|
人気・入手性 | 高価だがスキンケア用途で人気 |
効能 | 肌再生、エイジングケア、精神安定 |
安全性 | 適切な希釈で全身使用可能 |
ブレンド例 | フランキンセンス + ローズマリー |
やや高価ですが、肌のエイジングケアや再生を助け、心を落ち着かせる香りで日々のセルフケアを特別な時間へと導きます。
「瞑想」「ふかい呼吸」などを求めている方へ。
ローズマリーと合わせると、より洗練された香りを楽しめます。
フランキンセンスの効能についてはこちらの記事へ
トラブルから立ち直ってやり直すためのアロマ|フランキンセンス・ラベンダー・ネロリのブレンド
ローズマリー
要素 | 内容 |
---|---|
人気・入手性 | 初心者からプロまで幅広く活用 |
効能 | 血行促進、肌引き締め、精神クリア |
安全性 | Verbenoneタイプは穏やかで全身利用可能 |
ブレンド例 | ローズマリー + ラベンダー |
フレッシュなハーブ系で、肌の引き締めや血行促進に期待できます。
穏やかなタイプなら全身にも安心。
昼間の気分転換や、気持ちの切り替え用ハンドクリームになら、こちらが役立つかと。
ラベンダーとブレンドすれば、甘さとすっきり感が程よく調和します。
間違いない椿油の買い方
油についてはこちらで記事にしましたのでご覧ください。
(よくみかける椿油ですが、意外と国産が材料に使われていないじゃないか!という話です。)

よくある質問
- 椿油の蜜ろうクリームとは?
-
椿油と蜜ろうを組み合わせて作る、保湿力の高いナチュラルクリームです。肌や髪、爪のケアに使えます。
- 椿油の蜜ろうクリームの作り方は?
-
基本のレシピは以下の通りです。
蜜ろうと椿油を温めて溶かし、精油を加えて混ぜた後、冷やして固めます。- 蜜蝋 1g
- 椿油 5ml
- 精油 2滴
- どのような精油を加えるのがおすすめ?
-
お好みの香りや効能に応じて、以下の精油がおすすめです。
ラベンダー(リラックス、抗炎症)
ティートリー(抗菌、肌トラブルケア)
フランキンセンス(肌再生、エイジングケア)
ローズマリー(血行促進、引き締め) - 椿油の蜜ろうクリームの使用感は?
-
比較的固めの仕上がりで、肌や髪にしっかりと膜を作る使用感です。特に乾燥しやすい部分(指先、目元、肘・膝)に適しています。
- 蜜ろうの選び方は?
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用途や好みによって以下のように選びます。
未精製蜜ろう:天然成分が多く残り、はちみつのような香りがする
精製蜜ろう:無臭で、アレルギーが気になる方や精油の香りを楽しみたい方におすすめ - 椿油の選び方のポイントは?
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国産で伝統的な圧搾製法で作られたものが安心です。石油系溶剤を使わずに抽出された「古式圧搾製法」のものがおすすめ。
まとめ
椿油のミツロウクリームは、こっくりと重めの使用感でした。
国産で、製造工程も信頼できる椿油が、自分の香りで持ち歩けることに大満足の結果です。
1本あると安心の椿油で、あなたもぜひ試してみてください。