エッセンシャルオイル(精油)、お部屋で香らせる以外の使い道2
エッセンシャルオイル(以下、精油と呼びます)を買ったら、まずはお部屋で香らせるのが王道の使い道。
ディフューザー、アロマポットなどで香りを空間に漂わせる方法を、アロマテラピーでは「芳香浴」と呼びます。
車の中で香らせるならこれ!
車でアロマ:車用アロマディフューザーはドライブタイムがおすすめです
芳香浴に慣れてきたら、ほかの精油の使い方も試してみたくなるもの。
芳香浴以外だと…
- バスソルトにする
- マッサージオイルにする
- エアフレッシュナー(消臭スプレー)にする
- お掃除に使う
が基本的な使い方です。
今日はこの4つのうち、マッサージオイル(ボディオイル)の作り方についてあれこれ書いてみたいと思います。
精油と同じぐらい奥が深い、キャリアオイルの作用
ボディのお手入れにはボディクリームやボディミルクを使っている方のほうがだんぜん多いと思うのですが、自作バスソルト同様に行ったら帰ってこれなくなるのがこのマッサージオイルの世界。
たまに記事にもしていましたが、マッサージオイルのベースとなる「キャリアオイル」を選ぶのがまた楽しいから!
せっかちアラフォーに早くなじむアンチエイジングオイル|マカデミアナッツオイル
キャリアオイルそのものが、保湿・アンチエイジングなど効果や成分も様々なので、精油と合わせての組み合わせの妙を探すのがほんとに楽しいのです。
・特定のブランドのアイシャドーパレットを買いまくったことがある
・イロチ買いをしたことがある
などのこだわり&コンプリート欲強めの方は、きっとキャリアオイルを使ったアロマテラピーがお気に召すことかと。
あと、アラフォーになってボディミルクじゃもう朝までもたない人(例:私)にも強くお勧めします。
キャリアオイルって?
キャリアオイルのことはアロマテラピー検定でも出題範囲に入ってまして、アロマテラピーとは切っても切れない深い関係。むしろセット。
キャリアオイルはアーモンド油・アルガンオイル、ホホバオイルなど、それ自体はあまり香りのしないオイル。
精油は一部のものを除いて、濃度が高すぎることから体に直接つけることを勧めていません。
体に付ける場合には必ずベースとなるキャリアオイルに薄めてから使用します。
もちろん精油なしで、キャリアオイル単体で使ってもOKなものばかり。
このキャリアオイル+精油のブレンドを使いこなしていくと、次にクリームやバーム、ボディバターの世界が扉を開いていくのです…
はてしないでしょ。迷い道。
そこが楽しいんだよ。
目指すはヴェレダのボディオイル
ボディオイルといえば、ヴェレダ。
ホワイトバーチ・ボディオイルはセルライトと二の腕のザラザラが消える、
マザーズオイルは妊娠線が消えると爆発的に売れた商品。
ホワイトバーチ、使ってました。
その成分を見てアプリコットカーネルオイルの存在を知り、それが首周りの老化でできるあの小さいイボが取れるという口コミにたどり着き、だったら精油足して…の流れで自作ライフの現在に至ります。
↑これはラベンダーオイル。
ヴェレダのサイトを見ると、配合成分に「アーモンド油、ゴマ油、ラベンダー油、香料」と書いてあります。
キャリアオイルが何か、精油は何を使っているのかがよくわかるのっていいですよね。
「アーモンドオイルとラベンダー合わせてみようかな~」とか「アーモンドとゴマ合わせたのはなぜ?」などを考えながら見ています。
シンプルな配合はあまりないから再現するのは難しそうですが、コンセプトをここから借りながら自分の好みを探していくのには役立ちます。
キャリアオイルはどこで買おう
キャリアオイルは、たいていの精油ブランドで扱っています。
だから精油を売っているお店があれば、そこで一緒に購入することができます。
ただ最初のうちに困るのは量が多いこと。
すくなくても50ml、だいたいは100mlからの販売です。
好きなものが決まっていて決め打ちでこれ!っていうものがまだない方は、少量ずつのお試しセットとかを販売しているところを利用するのがいいと思います。
例えばフロリハナが出してる3本セット。15mlずつ入って1280円。
キャリアオイルは20種類の中から選べるので、ほんとちょっとずつ毎回違うのを使いたい方にはいいと思うのです。
というのは、食品同様キャリアオイルにも開封後の使用期限があるから。
早いものだと1か月、長くても4か月程度。
特にお顔だけにしか使わない、という人ならばこの量が適切。
使い切れなくて酸化させちゃうのは本当にもったいない!
最初のうちはこういう小分けセットで様子を見て、気に入ったものを買うのが無駄がないし楽しいし☆と思います。
マッサージオイルの作り方
・キャリアオイル 50㏄
・精油 10滴
精油は10滴の範囲内でブレンドOK。
ボトルに入れて、混ぜるだけです。
消費期限は、キャリアオイルに合わせましょう。
空気や光に触れない状態で保存するのが望ましいので、茶色や黒の遮光ビンが一番保存に適しています。
海外のレシピを見る時
上記のレシピは精油が1%濃度になるような滴数です。
この1%という濃度は、日本アロマ環境協会が勧めているトリートメントオイルの濃度です。
海外のサイトなどを見ていると、2%~3%ぐらいの量でレシピが作られていることが多いため、そのまま作る前に一度濃度を確認してみてくださいね。
1%濃度の場合、できあがり量÷5=滴数 となっています。
50mlなら、10滴。
60mlなら、12滴。
30mlなら、6滴。
マッサージオイルにまつわるNG
マッサージオイル、妊娠中は脚・腕だけにしましょう。
サロンだと脚・腕もダメなところのほうが多いかも。
また、レモン、グレープフルーツ、ベルガモット精油は光毒性がある(=光に当たるとアレルギー反応を起こす)ので、使用後は最低5時間は日光に当たらないようにしてください。
グレープフルーツはセルライト解消効果もある精油で、マッサージオイルによく使用されていますが、光毒性を考えると夜用マッサージで。
皮膚に刺激を与える精油は使わない
精油の中には、皮膚に刺激を与えるものがあります。
精油を買うときにはもちろんしっかり成分表のついたものを買っていただいて、そのうえで皮膚刺激のことを一度調べてみてください。
皮膚の弱い人はパッチテストを。
精油だけではなく、キャリアオイルとの相乗効果で何倍も美と健康に近くなれるのがマッサージオイル!
季節や気分でブレンドする楽しさが、伝わるといいな~