寝室の臭い=あなたの加齢臭
気温が上がってくると、もわっとこもる寝室の臭いが気になるようになってきました。中年ですもの。
慣れたもので「洗濯・換気などの頻度を上げる時期なんだな」という季節の移り変わりをお知らせしてくれる風物詩のように捉え、「うまくやり過ごすもの」として小さな対策を打つ日々です。
しかし先日、40代男性数名が「いかに我々は加齢臭と闘っているか」について熱く議論されている場に遭遇しまして、男性も気にしているんだな~としみじみしました。
自分の体臭の話なんてなかなかしませんので、直接温度と臨場感のある話を伺ってようやくメディアで言ってるだけじゃなかったのか、と腑に落ちました。
そこでもしかして加齢臭対策アロマブレンドもお役に立つかも?と思って記事にしてみます。
キーになる精油はサイプレス。
デオドラント効果といえば、まずサイプレスが筆頭に上がってきます。
これを軸に、抗菌・殺菌・収れん効果のある精油を選んでブレンドします。
以下、精油の説明と選び方のポイントです。
サイプレス精油のデオドラント作用
サイプレス オーガニック 5g [糸杉/イトスギ]【フロリハナ】
サイプレスはヒノキ科の葉と果実から採れる精油です。
木・葉・果実と3つの要素がお互いを支え合っていることから、ブレずに気持ちをまとめてくれる心理的な作用があります。
森林浴に行ったときに感じるような、静かで許されたような感覚がもたらしてくれる気持ちの整理のつけかたをサポートしてくれます。(サイプレスの心理的な作用についてはこちらに書きました)
このサイプレスに特徴的なのが、体臭を防ぐデオドラント作用です。
デオドラント作用のある精油はいくつかありますが、
男性化粧品に多く配合されている
サロンでは足浴に使われている
あたりにサイプレスへの信頼性が感じられます。男性と足だよ、臭いを封じ込めようというやる気満点でしょう?
デオドラント作用に加えて
・汗が出るのを抑える制汗作用がある
・皮脂の分泌などの体液バランスを整える
・毛穴を引き締める収れん作用がある
こんな特徴も、皮脂と汗が原因の加齢臭対策に向いている理由です。
ただ、サイプレスの香りだけだと普段使いにはちょっと寂しいので、殺菌・消毒系の効果を足す意味でも別の精油をブレンドしていく使い方が私はおすすめです。
かんきつ系デオドラント効果のある精油を足す
サイプレスのいいところって、ペパーミントやユーカリみたいにツンツンし過ぎずにピリッと甘さを引き締めるところです。
例えばレモンと組み合わせると、とても大人っぽいビターレモンな香りに変わる。
仕事ストレス専用精油ブレンド|今日の出来事をうけとめて流すレモン×サイプレス
サイプレス精油は香りレベル的にもミドルノートに属するからなのですが、加齢臭が気になるような年代(特に男性)には、この甘さ抑えめになることって、けっこう使いやすさを上げる理由になると思います。
第1候補:ベルガモット
ここで足すのにおすすめなのはまずベルガモット。
ベルガモット ベルガプテンフリー オーガニック 5g 【フロリハナ】
紅茶のアールグレイの香りづけに使われてる柑橘です。
私はしばしば精油を人にたとえて表現しますが、ベルガモットは柑橘系の中ではけっこう精神年齢が高い方。
オレンジが小学生ならレモンが中学生、ベルガモットが大学生1、2年生…のような精神的な成熟があります。
どこか人は人・私は私、と自分の個性を認めて距離を置けるようなところがある。
サイプレス=おじいさん説に合わせて、比較的精神年齢の高いかんきつ系をおすすめの第一候補にあげました。
“The Fragrant Mind“でもベルガモット精油のもらたらす心理的な作用として『祖父母世代が若い世代に期待する要素がみんな詰まっている(p400)』としていますので、おじいさんサイプレスとの相性はよろしいのではないでしょうか。
デオドラント作用や殺菌消毒作用もあるのですが、特に頭皮の脂対策におすすめされることの多い精油なのも頼もしいところ。
ブレンドした精油は、お風呂でバスソルトに。
バスソルトで汗をかこう|エッセンシャルオイルの基本的な使い方1
第2候補:グレープフルーツ
ベルガモットがちょっとサッパリさわやか過ぎる人にはグレープフルーツ精油がおすすめです。
グレープフルーツ ホワイト オーガニック 5g 【フロリハナ】
さっきの例で言えば、グレープフルーツは高校生(女子)にあたります。
ダイエット、食べ過ぎ、セルライト解消などのいわゆる女子が悩みそうなことに役立つ作用がたくさんあって、もちろんその中にデオドラント作用も入っています。
【過去記事】グレープフルーツ精油とダイエット1|脂肪燃焼のしくみ
こちらもブレンドしてバスソルトにするのもいいと思うのですが、せっかくなのでボディーパウダーはどうでしょう?
材料は入れ物、綿棒1本、ベビーパウダー、精油。
詳しい作り方はこちらでどうぞ。
もっと抗菌・殺菌したいならティーツリーを
この2種類で、さらに抗菌・殺菌作用を望むなら
ティーツリーまたはユーカリ
を足してください。
精油の強さはユーカリ>ティーツリーです。
刺激が苦手な人はティーツリーにしてくださいね。
香りはどちらもいわゆるハーブっぽさ・葉っぱっぽさが強いので、サイプレス+かんきつブレンドが出来上がった後に、少しずつ様子を見ながら足していくと失敗が少ないです。
できあがったブレンド精油の使い方
ブレンドが出来上がったら…
バスソルトにして使う
シャンプー・ボディーソープに入れる
アロマスプレーにしてお部屋のフレグランスにする
サイプレスは古くなると、皮膚刺激がどんどん強くなっていきます。
お肌につく使い方をする場合は、必ずパッチテストをしてくださいませ。
以上、加齢臭対策のアロマの使い方でした。
食べ物で体の中から加齢臭対策をするならこちらの記事も合わせて読んでみてくださいね。
【追記アリ】加齢臭対策になる抗酸化力のある食品【4月~6月が旬の野菜を中心に】
【サイプレスが好きならこちらも是非!】