10月ぐらいまでは、まだまだトマトの季節
真夏のイメージのあるトマトですが、10月ぐらいまではまだまだ出荷が続きます@福島県。
産直でもミニトマトがまだまだたくさん売られています。
真冬は高いけれど、旬の時期は価格が安いのがいいところですからたくさん食べたいところですが、
とはいえサラダや炒め物もちょっとマンネリしてきたかな?という時期ですので、今回はミニトマトを使った、見た目がきれいな野菜のデザートを作りました。
湯むきしてはちみつにつけておくだけの簡単デザート。
ですが、トマトのいいところである甘さ・酸っぱさがフルーティーな方向に補強されているトマトの進化形。
また抗酸化力のある栄養素がふつうのトマトよりも多いミニトマトを使うことで、夏の日焼けダメージもリカバーできる美容系デザートとなりました。
はちみつレモンミニトマトの作り方
ミニトマト 15個ぐらい
レモン果汁 大さじ2
はちみつ 大さじ1
1. ミニトマトに爪楊枝で穴を1つあけてから熱湯に10秒ほど入れ、湯むきする
2. むいたミニトマトを袋に入れ、レモン果汁・はちみつを加えて密閉する
3. 数時間~数日置いたらできあがり
普通サイズのトマトでも作れます。レモンとはちみつの量を増やして、置く時間も1晩~に伸ばしてください。
出てきた水分ははちみつレモン味のトマト果汁。これがまたさっぱりしていておいしいので、ぜひ捨てないで飲んでみて。
トマトの湯むきの穴は1つでいいよ
トマトの湯むき、したことありますか?
穴をあけて熱湯につけると、そこからはじけてツルリと皮がむけます。
ミニトマトの場合、穴はたくさんあけなくて大丈夫。
時間も10秒足らずでOKです。
冷凍→解凍しても皮がむけますが、わたしはもっぱら湯むき派です。
抗酸化力を求めるならミニトマトを選ぼう
普通サイズのトマトとミニトマトを比べると、ミニトマトの方が抗酸化系の栄養素が豊富です。
※抗酸化とは、身体の老化のを遅らせてくれる美容とアンチエイジングに欠かせない力です。
ビタミンACE
トマトはもともとビタミンA・C・E(全部まとめてビタミンエース、と読んだりします)が豊富。ビタミンエースは抗酸化ビタミンとも呼ばれていて、いわゆる美容食・長寿食と言われる食べ方やサプリにはたいていこの組み合わせが勧められています。
ミニトマトの場合、ビタミンA、C(βカロテン)は普通サイズのトマトの約2倍。他にも塩分排出を助けるカリウムや、妊活中の方に必須の葉酸は1.5倍。女性が積極的に摂りたい栄養素が大変多いです。
リコピン
βカロテンよりもさらに抗酸化力が強い色素成分がリコピン。
野菜の中ではトマトに最も多く含まれています(スイカも多いね)。
一日の推奨摂取量15㎎を取るには普通サイズのトマトなら2個ぐらい食べる必要があるといわれていますが、ミニトマトなら約10個~15個でよいとのこと。1日3回に分けて食べられそうな量なのが嬉しいところです。
特に強い紫外線を浴びると活性酸素が増えて体内老化が進むといわれていますので、夏の赤い食べ物は強い味方です。
完熟ミニトマトを選ぼう
完熟してから収穫されたものはリコピン含有量もうまみ成分の量も、青いうちに収穫→その後赤くなったトマトよりも多いのです。
だから、ぜひ木で完熟してから収穫されたものを食べてほしいのですが、その見分け方は…ヘタを見よう。
左が収穫してすぐのミニトマト、右が収穫して時間が経ったミニトマトです。
左のトマト、ヘタが王冠のように反ってピーンとしているのがわかりますか?
これが新鮮なトマトの証です。
ヘタがこうなっているのに真っ赤なもの、は完熟してから収穫されたものに間違いないです。
右のものももしかしたら完熟後に収穫だったのかもしれませんが、そうじゃなかったかもしれないし…とよくわからなくなってしまうのですよね。
普通サイズのトマトのときも、ヘタを目安にすれば間違いないです。
はちみつも選んでみよう
もし何度か作ってみてもいいな、と思えたらぜひいろんなはちみつにトライしてみてはどうでしょう。
先日、福島県の農業総合センター祭に行ったときに買った、黄肌の花のはちみつ。
センターの方がおすすめしていたはちみつ屋さんの試食をいろいろしてみまして、なんか普段食べている「いわゆる普通のはちみつ」とは違う味だったのがおもしろくて買いました。
「いわゆる普通のはちみつ」は「百花蜜」と呼ばれていて、いろんな花から集めた蜜なのだそうです。
その味と比べると黄肌のはちみつは、コク控えめでサッパリ感が強い。
ですが、ちょっと値段の張る化粧品のような品のある花の香り!お花のシロップ。
ハチミツってそうだ元は花だったんだ、と思い出せる。
そしてどことなく紅茶のような味もします。
苦みなのですかね、これ。
個人的感想ですが、イブサンローランのお化粧品の香りが好きだという人なら、まず間違いなくウットリできると思います。
バラではないけれどバラのような華やかな花に、大人っぽい苦み・深みが足されているところが似てる。
私も初めて食べたので、黄肌のはちみつがどれもそういう味がするのか、それともこの養蜂場さんのはちみつだからそういう味がするのかまだわからないのですが、ともかく1つの花から採れたはちみつはそれぞれの個性が強くてとても面白い。
他にも野ばらのはちみつ、そばのはちみつなどを試食しました。
そばのはちみつは色も真っ黒で、まるでイチジク煮のような味でびっくり。
ほんといろいろあるな~と関心が深まったので、しばらくはちみつの試食を見かけたら飛びつきそうな予感です。いろいろ試したい欲が出てます。
ちなみに喉風邪を治すならマヌカハニーが激おすすめです。
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2016年9月16日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「はちみつレモンミニトマト」としてご紹介しました。