サラダチキンを野菜のソースで食べよう
今やすっかり定番となったサラダチキン。コンビニでも手軽に買えるし、自分で作るのも楽々。
普通の葉物サラダに加えてもいいけれど、たまには趣向を変えて野菜のソースで食べてみませんか?
緑黄色野菜で栄養たっぷりのピーマンに、抗酸化力が高い美容野菜でもある大葉をたっぷり加えてミキサーにかけ、さわやかで食べるスムージーのようなソースを作ります。
夏ならどちらもとても安く手に入る素材。
知らない間にたっぷりの野菜が取れるメニューです。
サラダチキンのピーマンソース
ピーマン 2個
大葉 5枚
玉ねぎ 4分の1
オリーブオイル 大さじ3
塩 2つまみ
レモン汁 大さじ1
パン粉 大さじ2
鶏胸 1枚
くずやさい 適量
1.鍋に水とくずやさい、鶏胸肉を入れて強火にかける。水はしっかり肉にかぶるくらいにしてね!
沸騰したら火を止める。
手を入れられるぐらい冷めるまで放っておく。
2.ピーマンの種をとり、ラップに包んでレンジで1分加熱する
3.パン粉以外の材料をすべて入れてミキサーで攪拌する。最後にソースの固さを見ながらパン粉を加える
4.冷めた鶏胸肉をスライスして、ソースをかけてできあがり
最近のピーマンは生で食べてもおいしいので、そういうものなら加熱しなくてもOKです。
ピーマンをパプリカに変えて、いろんな色を楽しみましょう。
残ったら冷蔵庫で3日以内、冷凍もできます。
くず野菜って何?なんのため?
くずやさいはネギの青いところ、生姜やにんにくのかけら、ニンジンの頭、玉ねぎの皮など捨てるような野菜です。
鶏肉の臭みを取ってくれるのと同時に、ダシが出るので肉に風味をつけてくれます。
ほんの些細なことなのですけれど、鶏肉を単に水で茹でるかくず野菜を入れるかだけの違いで、その後の塩分量が大いに違ってきます!
一緒に出演している、自他ともに認める「しょっぱいもの好き」なぺんぎんナッツの中村さんも違いを認めてくれたのでこれは自信を持って言えるようになりました。
サラダチキンの作り方は様々ありますが、この方法だとゆで汁がスープにもなりますのでぜひ一度お試しを。
おいしいピーマンの選び方
ヘタの角が多いものを選ぶ
2015年7月2日のテげっきんチェック「畑にキテます」に出演したときには、小野町のピーマン農家の長窪さんの畑に伺ってきました。
番組内でお話したことのひとつが、ピーマンの見分け方。
花弁の数=ヘタ部分の角の数。
これがピーマンの植物としての力の目安→甘み・旨味に繋がるのだそうです。
おうちでピーマンを栽培している方、ちょっとチェックしてみてはどうでしょう?
これは6枚のもの。けっこう見かける!
7枚のもあった!
植物としての勢いのよさを、こんなにわかりやすい形で見られるのはピーマンならでは。
ふつう、おいしい野菜の見分け方というとツヤ・ハリなど、なかなかお子様には判別が難しい曖昧なものだったりもしますが、これなら一目瞭然。
角が多いものほど比較的苦みが少ないと言われていますので、お料理前にお子様にピーマンの仕訳をお願いするのはどうでしょう?
ピーマンは、軸が太いものの方がおいしい
花びらの数もその目安でしたが、軸が太いものの方が、栄養状態がよい環境で育ったもの。
ピーマンの木の本体と繋がって、栄養を送り込むホースの役割が軸。
そこが太いほど栄養がよいというのは想像に難くありません。
上の写真は同じぐらいの大きさ・似たような形のものを選んで撮影したものですが、この2つのピーマンのどちらがおいしいか?を選ぶときには、軸が太いものを選びます。
肩がぐっと張っているもののほうがいい
ピーマンの肩が張っているとは、軸の部分がぐっとめり込んでいるもののこと。
背景の雪でもわかるかと思うのですが、この写真を撮ったのはシーズンも終わりの頃。
木の勢いが落ちてきて、なかなか栄養状態が良いとは言えないときでも、いいピーマンはこんなふうにぐっと肩が張って軸が力強くめり込んでいます。
軸もすごく太いですよね。
(色が赤いのは、木になった状態で完熟させていたからです)
花びらの数=ヘタの角の数とあわせて、こんなピーマンがいいピーマンの特徴です。
とにかくピーマンは首・肩まわりに育ちが現れます。
上半身が鍛え抜かれたアスリートのような、男らしいピーマンを選ぶとおいしいピーマンに当ります。
これからのシーズンはバラ売りもよく見かけますので、そんな時は以上のことを目安に選んでみてくださいませ。
さいごに
…というわけで今回のソースでは、ソースそのものを自分で手作りすることで塩分量が把握でき、塩分排出のためのカリウムを含んだ野菜を使うことでよりヘルシーになってます。
酸化・加熱していない油が入っていますので、オイルのいいところもたっぷり摂れて、美容にいい仕上がりです。
オイル入れていいの?と思うかもしれませんが、オイルがあると少ない塩分でも満足しやすくなります。
ノンオイルにこだわりすぎると、逆に塩分が欲しくなる。なので、ここはぜひサラダ油などではなくいいオイル・おいしいオイルを使ってみるいい機会です!
このメニューは2017年7月31日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の月曜日コーナー「ふく美人~食べて幸せ♥ベジフル生活~」で「ピーマンと大葉の減塩ソースがけ」としてご紹介しました。