今日あったいいコトを、香りに置き換えて記憶しよう:アロマと記憶

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「香りと記憶が結びついている」というのは有名な話で、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

その時、単に覚えているというだけではなくて、ポジティブ・ネガティブに分けて感覚を覚えているのです。
楽しかったこと、しんどかったこと、それを経験したときの香り。

私たちは印象に残るデザートの味、香りは長く覚えています。また寿司で食あたりした場合、その後「体が覚えていて」寿司が食べられなくなるだけでなく、関連する刺し身や生魚の匂いのする食べ物全般が食べられなくなることもあります。つまり私たちの脳はポジティブな経験(報酬)やネガティブな経験(罰)をその時の感覚情報と結びつけて記憶するのです。
東北大学大学院生命科学研究科「色と匂いの記憶は脳の同じ部分で処理される」

最近ではさらに一歩進んで、色と匂いが脳の同じ部分で処理されていることもわかってきていますし、

特定の精油が特に記憶力を刺激することもわかってきています。

【過去記事】ローズマリー精油と記憶力との関係について科学的根拠を示した論文があるかどうかを探してみた

下のリンクは、そんな脳の仕組みを図をたくさん使ってわかりやすく説明してくれています。
仕組みを図にしたサイトは多いけれど、匂いの神経部分までイラスト化しているのは珍しい!

においの記憶はなぜ色褪せない?

ものを見るのは視覚、音を聞くのは聴覚。ではにおいをかぐのは? それが嗅覚です。視覚や聴覚と比べると、それほど重要な働きをしていないような気もするけれど、においのインパクトって、なぜか強烈ですよね。それには理由があるようです。

gooday.nikkei.co.jp

くどくどとリンクを貼ってきましたが、そのぐらい香りと記憶の結びつきは強いということです。

ならば、

いいことがあったその日に、自分に特別なブレンド精油を作ってしまおう!

ということを本日は提案したい。

いいことがあって、気分が上がってるその瞬間に自分が「いいな!」「好き!」と思える香りをブレンドしていく。

そうして、香りに記憶を閉じ込める。

例えば彼氏ができた日に。
昇進した日に。
ダイエットに成功した日に。
それともただただいい気分で幸せな日に。
ずっと思い出したい誰かと過ごした日に。

その香りをかぐたびに、その日のことが鮮やかに脳に浮かび上がって気持ちも明るくなるのだとしたら、それは自分専用のオリジナルブースターです。
きっと、かつての魔女たちもそのような提案をしていたに違いない。

今はまだないけれど、ネイルサロンのようにさっと駆け込めるブレンド・アロマテラピーサロンができたらいいな。
そしたら、自分で精油をそろえなくても気軽にブレンドアロマが楽しめるようになる。

それぞれの人が、ググらず自由に精油をブレンドできるようになる世界。
早くそういう日が来るといいな。
(私も毎回作用をじっくり検討してしまいます)

私はつらい時にたくさんアロマに助けてもらったけれど、つらさを解消したくてアロマの力を借りるのではなくて、うきうきできるようになりたくてアロマの力を借りたい。

楽しい時間を香りに閉じ込める、それがまず一番簡単な方法だと思います。

もし次に「今わたし最高にいい気分!」と思える瞬間があったら、ぜひ精油を選んでみてください!

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィール

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