夏中お世話になるさやいんげんをおやつで食べよう
福島は栽培面積第1位、生産量1位(※1)の、知られざるさやいんげん王国です。
※1 都道府県別の作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量 平成26年産野菜生産出荷統計2015年12月2日公表
もともとさやいんげんを栽培・出荷しているのは47都道府県中21県と全体の半数に満たず、うち、北海道、福島、茨城、千葉、鹿児島、沖縄の1道5県だけで全体の生産量の半分をカバーしています。
福島県民の私は、6月ごろから9月ぐらいまでの梅雨~夏中ずーーーーーーっとスーパーの地場野菜コーナーにさやいんげんが山積みになっているのを見ていたので、これを知るまでは全国的にどこでも作っているのだとばっかり思っていました。
私の常識は世間の非常識。最近そんなできごとばっかりです。
夏休み中見かける野菜であるため、おやつにして食べてほしいなと思って春巻きスティックを作りました。
なにがいいって、これから夏休みに入る小学生の皆さんでも作れます!
お菓子もいいけど、こんな野菜のおやつも食べてみてね。
2016年7月8日のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」でご紹介しました。
さやいんげんの春巻きスティックの作り方
いんげん 8本
春巻きの皮 2枚
油 適量
水溶き小麦粉 適量
1. いんげんの両端をカットし、ラップしてレンジで1分~1分半加熱する。
2. 春巻きの皮を正方形に4等分し、加熱したいんげんを巻き、はじっこを水どき小麦粉で止める
3. 熱したフライパン全体に油を回し、表面がかりっとするまで焼く。だいたい1分半。
いんげんを巻くときは、◇←こんなふうに皮を置いて、角からくるくる巻きます。
レンジ加熱した時点でもうさやいんげんは食べられますので、皮は焼き色がつけば十分です。
ビールのお供にもどうぞ~
さやいんげんのいいところ
緑黄色野菜の仲間です!
色が薄いけれど緑黄色野菜の仲間です。
改めて緑黄色野菜の定義とは、食べられる部分100g当たりカロチン含量が600μg以上の野菜のこと。
カロチンの量が基準なので、見た目の色が薄いものも緑黄色野菜のケースがあります。
いつものことながら、緑黄色野菜は油と一緒に摂って吸収率を上げましょう。豆はいんげんのほか、さやえんどうや枝豆も緑黄色野菜です。
豆と野菜のいいとこどり
さやも豆もまるごと食べるから、豆の栄養と野菜の栄養の両方がバランスよく含まれているのがいいところです。
βカロチンのほかにも必須アミノ酸であるリジン(たんぱく質の吸収を助ける)やビタミンB,C、食物繊維など、とびぬけたところはないけれどまんべんなく含まれているバランス力に優れた野菜です。
まんべんなくバランスよく栄養が含まれていることは、毎日食卓に上がる野菜にはとても力強い美点だなぁと私は思います。
おいしいさやいんげんの選び方
おいしいさやいんげんを選ぶときには、
1)全体的に細目、まっすぐ、緑がくすんでいないもの
2)さやの先が枯れておらず、ピンとして、しおれていないもの
を選びましょう。
南米=暑い国出身なので、寒がりです。冷蔵庫はあんまり好きではないみたい。
呼吸も激しいのでそれを止めるためにラップでぴっちりとくるんで、冷蔵庫なら野菜室での保存は3日ぐらいをめどにお願いします。
もらったらすぐ食べよう!
さやいんげんは鮮度が命!
とうもろこし、えだまめ他まめのものってだいたいそうです。
もしさやいんげんが誰からから貰えたら、それはとてもラッキーなこと。
すぐさま茹でるかなんかして、さやいんげんの息の根を止めて(ひどい)、食べてしまうのが吉。
私は冷凍非推進派なのですが、冷蔵庫でしなびてしまうぐらいなら茹でて冷凍にしたほうがいい野菜です。
今回の春巻きスティック、茹でたものでもできますので、大量消費にぜひお試しくださいませ。