17世紀の静物画に見る、品種改良前の野菜の姿
アメリカ・ウィスコンシン大学の園芸学の授業で使われているそうです。
スイカは全然食べるところが少ないですが、とてもカッコいい。
渦巻き具合、左上の暗闇と紅白の果肉のコントラスト、絵になる!
描かれたのは1650年ごろと言われていて、今から約350年前です。
Giovanni Stanchi (Rome c. 1645-1672). Oil on canvas. 38 5/8 x 52½ in. (98 x 133.5 cm.) / Courtesy Christie's
ジョバンニ・スタンキ(ローマ 1645年生~1672年没)油彩
350年での変化は速いのか遅いのか
この元記事での原題は"rapid change", 急速な変化 という言葉が使われています。
野菜にとっての350年は早いのか遅いのか?
考え方として適切かどうかはわからないけれど、ちょっと人間に置き換えて考えてみます。
350回の世代交代をしてたどり着いた姿が、今の種なし・皮薄・激甘スイカ。
野菜は1年で1世代。
人間は大体30年程度で1世代。
と考えると、350世代×30年=10,500年。
1万年前の日本は縄文時代の早い段階に属していて、ようやく家とゴミ捨て場を持ったけれどまだ季節によっては移動していたりの半定住生活の頃だそう。
縄文時代の頃の日本人の顔、ここで見られます。
www.kahaku.go.jp
それから現在の私達は…
その変化は、早いのか遅いのか。
知能・視力・筋力などはどう変わったのでしょうか。
役に立つ野菜にまつわる英単語
selective breeding【セレクティブ・ブリーディング】
意味:品種改良
Horticulture【ホーティカルチャー】
意味:園芸学
このスイカの件にまつわるさらに詳しい記事はここで読めます