先日、知り合いの方の上棟式に行ってきました。建前。
お菓子、餅、大根、お金を撒いて、新居の無事を祈る儀式です。
参加したのは子供の頃以来。
終わった後、場所を移して振る舞いをいただきました。
親しい人やご近所の方などが集まって、大勢で食べる。
庭先でおいしいお肉や魚介類なども焼いてふるまっていたため、バーベキューのようなのんびりした雰囲気がありつつも、家族と友達だけではない地縁の方々がいらっしゃることで、なんとなくお祭のような空気でした。
こういうの、ちょっと緊張するけどわりと好きです。
上棟式
お土産と、本日の戦利品。
お赤飯、お菓子、豆絞り。
けっこうたくさん拾えました!
お菓子はお饅頭かな?と思っていたら、紅白のすあま!
すごい懐かしい!!
これまた久しぶりに頂きました。
ホームパーティーじゃなくて、人寄せ
友人・知人だけではなくて、地域の人などまで含めてお家にあげておもてなしをするときのこと、私の実家では「人寄せ」と呼んでいました。
最終的に何人来るかわからないし、滞在時間もよくわからないけれどなんとなく周囲の人からアドバイスを聞いて、料理や飲み物の準備をする。
今年は父が亡くなったことで、こういう機会が何度かありました。
主体は母(とその友人)で、料理や食器の準備をどうするかなどを話し合っているのを聞くともなく聞いていると、この絶対にマニュアル化できそうにもない段取りは、とにかく場数を踏むしかないんだな、と思いました。
私と母(とその友人世代)との絶対的な違いは、大人数に料理を提供する機会に慣れているということです。
毎年の敬老会、文化祭、お祭や炊き出しなどの地域活動もそうですし、かつて冠婚葬祭を自宅でやっていた記憶がある。
この違いが動きに及ぼす影響は本当に大きくて、楽しそうに「うちはこうだった」「昔これやった」などの話をしているのがちょっとうらやましい。
これからの時代は減っていく習慣なのかもしれないけれど、この口伝でしか伝えられそうにもない間と段取り、そして楽しそうな空気は、いつか誰かと共有できるようになりたいな。
ホームパーティー、何品つくればいい?
これだけではなんなので、聞いたとき「なるほど~」と心のメモに太字で書いたことを書いて終わりにします。
ホームパーティーの女王の異名をとる家庭料理研究家、かおりん先生をお招きしてだし巻き卵教室を開催したときに伺ったことです。
ホームパーティーの時、何をどれぐらい作ったらいいのでしょうか?
という質問が参加者の方から出ました。
かおりん先生、すぱーんと即答!
料理は人数分の品数(6人参加なら6品)を、4人分ずつ作る
当日全部作ろうとしないで、前日、前々日から作り始める
揚げ・焼き・煮などの調理法が偏らないようにする
この3つ!
マリネなどは前日から仕込んでおくことが可能ですし、オーブン系の料理も当日は焼くだけにしておく。
そういう段取りをつけておいて、当日やることはできるだけ減らすことがコツだとのことでした。
個人的には「4人分ずつ」という目安になるほど!!
作る量がマチマチでどれかが余ったり足りなかったりがこれで防げそう。
また、同じ量ずつ盛り付けられているのは見た目にも美しいよな、と納得してしまいました。
パーティーも人寄せも、せっかくの楽しい空間だから、キッチンにこもりきりは寂しいですよね。