下駄箱の臭い、気づかれてますよ!
とある講演会で市民会館の大ホールへ行った時に、座席にいたらプーンと臭ってきたのは誰かの家の下駄箱の臭い。
ちょうど衣替えの季節だったので「久しぶりに出した靴を履いてきたのかな」と思いました。
・下駄箱の扉を開けたときにちょっと臭う
・靴をとろうとかがんだ時に靴の臭いがわかる
・自分の靴下の臭いがわかる
もしあなたが以上のことに当てはまっているならば、その臭いは靴にも移って他の人も気づいている可能性があります。
玄関の嫌な臭いの原因になっているかもしれませんし、せっかく身ぎれいにしていても他の人にも気づかれて嫌な印象を与えてしまうのは困りますよね。
ここはひとつアロマお掃除をためしてみませんか?
単にいやなにおいを消すだけでなく、その後も消臭・抗菌効果は続いて、自分の好きないい香りを持続させることができます。
また普段のお掃除にアロマと低価格な重曹を取り入れるだけですので、コスパがよく簡単で続けやすい方法なのもメリットです。
靴や玄関は風水的にも金運に密着した場所です、いやな臭いは消して金運まで上げてしまいましょう!
以下、アロマインストラクターの私がおすすめする、簡単で効果の高いげた箱消臭の具体的な手順についてご紹介します。
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下駄箱の消臭お掃除に必要な道具を揃える
下駄箱消臭のために、以下の道具を用意しましょう。
準備するもの
- ティーツリー精油またはハッカ油
- 重曹
- お茶パック
- 雑巾とバケツ
- ジャム瓶程度の大きさの空き瓶
ティーツリー精油、またはハッカ油
まず消臭・抗菌などお掃除ににもっともおすすめのティーツリー精油。
ティーツリーは水虫にすら使われるくらい、抗菌・抗真菌作用が強い精油です。
抗菌は菌を抑える作用ですが、抗真菌作用とは、カビの増殖を抑える作用のこと。
下駄箱の中の臭いはカビや菌が原因のことがほとんどのため、この抗真菌作用がある精油を選ぶのがポイントです。
抗菌作用がある精油はほかにもあるのですが、1番にティーツリーをおすすめする理由は肌への刺激が少ないため、万が一原液が手についても安心なのもお掃除に向いているから。
お掃除以外でも、風邪がはやるときや花粉症などアレルギーの季節にも大活躍してくれる精油です。
(ティーツリー以外にも消臭・抗菌におススメの精油は記事の後半で。)
もしエッセンシャルオイルを買うのに抵抗があるなら、ドラッグストアでも安価に買えるハッカ油を。
ハッカ油はエッセンシャルオイルとは似て非なるもので、刺激成分が強いので芳香浴・ボディケアには向かず、アロマテラピーでは使用されていません。
しかしお掃除だけでなく夏の暑さ対策にも使えて便利なため、ティーツリーと合わせてよくお掃除関係で使っています。
消臭の場合は、畳を上げたときの黒カビと闘ってくれた実績があります。
香りを楽しむというよりとにかく実用的な使い方をしたい方なら、ハッカ油もラインナップに加えておくのも手です。
重曹
ナチュラルお掃除ではクレンザーの代わりに油汚れを落としてくれる重曹。
今回は、重曹の消臭効果を生かします。
お掃除用重曹と食品用重曹では価格はもちろんのこと、粒の大きさが違います。たっぷり使えるお掃除用を購入してください。
お茶パック・ジャム瓶サイズの空き瓶
これから作る、アロマ重曹を入れるのに使います。
ジャム瓶サイズの空き瓶は、下駄箱の消臭用。もっと大きくてもかまいません、ご自宅の下駄箱サイズに合わせてください。蓋はなくてOK。
お茶パックの方は靴の中に入れるために使用します。
見た目をかわいくしたいなら、オーガンジーのサシェがおススメです。タンスの中にも使えますよ。
雑巾とバケツ
いつものお掃除に使用しているものをそのまま利用します。
以上が準備品です。
ほとんどがおうちにあるものかと思います。重曹とエッセンシャルオイルだけ買い足しましょう!
まずは拭き掃除。匂いの原因のホコリやカビを除去して乾燥させる
まずはハッカ油かティーツリー精油を入れた水で拭き掃除します。
下駄箱内の臭いの原因は、中のホコリや板自体がカビ臭くなっていることが原因であることが多いため、土台をきれいにふき取ります。
アロマ拭き掃除の方法
- バケツ半分(我が家は8lバケツ)ぐらいに水を入れ、エッセンシャルオイルまたはハッカ油を5滴~10滴ぐらいいれる
- よくかき混ぜて、その中で雑巾をすすいで絞る
- ふいた後はよく乾燥させる
我が家は下駄箱が2つあるのですが、ハッカ油入りの水で拭いた方と拭かなかったほうの下駄箱ではその後の脱臭され具合が全然違う!
結果にとても差があったので、アロマで消臭するならアロマで拭き掃除も一緒にするのがだんぜんおすすめです。
このひと手間が大きな違いを生みます。
重曹+精油=アロマ重曹を作る
重曹はドラッグストアで数百円で買える、味方につけたらとっても便利な道具で、クレンザーにも脱臭剤にもなります。
その重曹にエッセンシャルオイルを混ぜたものがアロマ重曹。
重曹とエッセンシャルオイルのダブルの消臭効果で、下駄箱内の臭いを抑えます。
作り方もなにも混ぜるだけでいいからほんと手軽。
アロマ重曹の作り方
精油 最大20滴
- 瓶に重曹を入れてから、その上に精油を1滴ずつ落とす。
- 割り箸やマドラーでダマがなくなるまでかき混ぜてできあがり。
海外のアロマテラピーサイトだと、もう少し精油が多い例も見かけます。アロマを強く香らせたい方は、多めに入れてももちろんOKです。
体へ直接使うものではないので、少々アバウトでも大丈夫。
もしアロマ重曹を作りすぎてしまったら
シンク磨きのクレンザーに使いましょう。
クレンザーとして使うときのことは、こちらに書きましたよ。重曹を使って磨いたときの前後写真もありますのでご覧ください。
アロマ重曹を下駄箱内・靴の中に置く
出来上がったアロマ重曹は
瓶に入れて下駄箱に置く
瓶に蓋をせず、そのまま下駄箱の下の方に置きます。重曹と精油の成分が置くだけで消臭してくれます。
気を付けるポイントは1つだけ。精油は揮発して下から上へと香りが上がっていくので、必ず下の方に置きましょう。
こぼれるのが心配な方は、ガーゼやペーパーナプキンなど空気を通すものをかぶせて、ゴムや紐で止めてから使用してください。
お茶パックに詰めて、靴の中に入れる
特に臭いがひどい靴の場合は、お茶パックにアロマ重曹を入れて、こぼれない状態にしたものを靴の中に入れてください。
湿気を吸いながら雑菌とも戦ってくれるため、全体の消臭効果がより高まります。
効果はどのぐらい続く?
精油が香るのは10日~2週間。重曹の効果は1か月が目安
下駄箱内に置くタイプのアロマ重曹の場合は、精油の香りが弱くなってきたらかき混ぜて、それでも香りが立たなくなったら新たに精油を足すか、新たに作り替えます。
ちょっと手間ですが、このかき混ぜ作業をするとほんとにふわっと香りがまた立ってきますので、面倒でも一度試してみてくださいね。
重曹自体にも消臭効果がありますので、そのままでも1か月程度は使えます。
長くても2か月以内には作り替えましょう。
靴の中に入れるタイプは湿気も多く香りも飛びやすいので、1週間程度でようすをみて交換してください。
そんな方はちょっと作り替えの頻度を上げてみてくださいね。
その他のアロマ消臭に向いている精油
重曹自体にも消臭効果がありますが、抗菌・消臭効果のある精油を中心に使うことで、さらに汚れや臭いに強くなります。
- レモン
- オレンジ
- ユーカリ
- ラベンダー
- ペパーミント
が消臭効果が高い精油です。
ラベンダーやペパーミントなど、リラックスやリフレッシュでおなじみの精油が実は消臭も得意な精油なのです。
私のおすすめは、ティーツリーとブレンドして使うこと!
- もっと高い抗菌効果を得たい方
- アロマの心理作用を取り入れたい方
- 季節やインテリアに合った雰囲気を演出したい方
は、ぜひブレンドして自分に合った香りを使うと、消臭だけではない満足感やリフレッシュ感が味わえるはず。
また上記の精油は消臭に限らず、菌と戦う力を持っているのでお掃除にどんどん使いまわせます。下駄箱消臭で気分がスッキリしたら、キッチンのお掃除もやってみてね。
脱臭剤として使い終わったアロマ重曹の使い道
使い終わったアロマ重曹は
お風呂の排水溝の掃除
に使うのがおすすめです。
そのままがばっと全部お風呂の排水溝にあけて、
同量の酢またはクエン酸水(どちらもなければ熱湯)をを注いで30分待ってから水で流すと、
排水溝のヌメリ取りになります。
ただ捨ててしまうのがもったいない人は、脱臭→ヌメリ取りをセットで試してみてください。
まとめ
以上、下駄箱と靴を一緒に消臭するアロマの使い方とは
step
1エッセンシャルオイルを入れた雑巾で拭く
step
2アロマ重曹を作って、下駄箱と靴それぞれの中に置く
step
32週間経ったらかき混ぜる
と、効果的に消臭ができますよ、というお話でした。
これで下駄箱の臭いスッキリ、いつでも人混みの中にお出かけして大丈夫!
特に衣替えの季節の前には、ちょっと気にしてみてくださいね。
ハッカ油のこと、別記事にしてます
アロマテラピーとはちょっと違うけど、便利なハッカ油について記事にしています。
ハッカ油は梅雨のカビ臭さを摂るだけでなく、ひんやり効果を狙って夏の終わりまで使えるすぐれもの。
去年の夏に、暑さ対策でだいぶお世話になりました。
ハッカ油に手が伸びるだなんて、暖かくなってきたのね…なんてしみじみと冬の終わりを再度かみしめて喜ぶ東北人です。