桃はデザートだけじゃもったいない|桃とシラスのブルスケッタの作り方

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桃、デザート以外の食べ方なにかあるかな?

こんなお悩みありませんか?
  • 桃が熟して食べきれない
  • 食欲がなくて、果物を食事代わりに食べたい
  • 桃を使ってなにか前菜やオードブルを作りたい

テレビユー福島ステップの1コーナー『旬のお野菜とどけ隊』では、福島の旬の農産物と、野菜ソムリエとしての簡単アレンジレシピをお届けしています。今回のテーマは、福島の夏のくだものといえばこれ、。ご紹介するのは「桃シラスのバゲット」です。

桃とシラス。聞いたことがない組み合わせかもしれませんが、桃はデザートだけではもったいない!実は魚介との相性が非常によく、シラスのうま味は、桃の甘みとみずみずしさを引き立ててくれるのです。

メロンに生ハム、桃にシラス。

食べたらわかる「甘じょっぱ&フルーティー」が、くせになりますよ。

こんなレシピです。

このレシピのメリット
  • しらすの塩味を生かすので、塩はほとんど使いません
  • のせるだけで、不足しがちなたんぱく質が手軽に補えます
  • 桃は皮ごと。香りと栄養成分は皮の近くに多いんです
  • 朝食・ブランチにも、お盆のおもてなしにも
目次

桃シラスのバゲットの材料(10〜12個分)

スクロールできます
材料分量(10〜12個分)
桃(中玉)1つ(280g)
シラス40g
オリーブオイル小さじ2
山椒少々
バゲット1本
飾り用グリーン(ミントなどの小さい葉物)適量

しらすは釜揚げしらすを使います。このレシピは、しらすの塩味をそのまま調味料として使うからです。

作り方

STEP
桃を洗って、丁寧に拭く

桃をよく洗い、タオルで丁寧に拭きます。ここで、毛をおおむね取るつもりで拭いてください。皮ごと使うレシピなので、この工程がおいしさに直結します。

STEP
皮ごと5mmの賽の目切りに

桃を皮ごと、5mm程度の賽の目切りにします。皮はむきません。

STEP
桃・シラス・オリーブオイルを混ぜる

ボウルに刻んだ桃、シラス、オリーブオイルを加えて混ぜます。仕上げに山椒をひと振り。

STEP
トーストしたバゲットにのせて完成

スライスしてトーストしたバゲットにのせ、飾りのグリーンを盛り付けたら出来上がりです。

たけだ

ここだけは守ってくださいね。バゲットは必ずトーストしてください。桃の水分に負けないようにするためです。焼かないと、せっかくのパンがベチャッとしてしまいます。

桃としらすですか!? 果物に魚をのせるなんて、想像がつかないんですけど…。

たけだ

そう言われるんです。でも桃と魚介類の相性は抜群なんですよ。魚介のうま味が、桃の甘みとみずみずしさを引き立ててくれます。しかも今回は、しらすの塩味を生かすので塩はほとんど使いません。「塩や醤油の代わりに、シラスを入れる」と思ってみてください。

おいしく作るコツとアレンジ

保原町斎藤さんのつくる「さくら」
保原町斎藤さんのつくる「さくら」

桃は皮ごとがおすすめ

皮の近くには、香りと栄養成分が多く含まれています。だから皮ごと使うと、桃本来の豊かな風味をより楽しめます。そして皮の色が入ることで、断面もきれいに仕上がりますよ。

たけだ

皮も食べるので、最初にきちんと洗って拭いておきましょう

塩味は「シラス」で調整する

味見をして、塩分がもっと必要だと感じたら、塩や醤油を足すのではなく、シラスを足して調整してください。

うま味も一緒に増えるので、しょっぱいだけの味になりません。

山椒は、よーく見ると小さいミカン

山椒
山椒

山椒はうなぎだけのスパイスだと思われがちですが、実はフルーツともとても相性がいいんです。

というのも、山椒の実をよーーーく見ると、小さいミカンと同じ。柑橘の仲間なんですね。

そう思って嗅いでみると、あの香りが柑橘に思えてきませんか。爽やかな香りが桃のみずみずしさを引き立て、しらすのうま味をより印象的にしてくれます。

たけだ

山椒は、なくても十分に成立します。でも、あると「味の決め手」になる。うなぎ用の粉山椒がおうちに眠っていたら、ぜひ出番をあげてください。

桃が硬いとき・熟れすぎたとき

古山果樹園の桃
古山果樹園の桃

このレシピは、硬めでもやわらかめでも作れます。むしろ少し硬めのほうが、賽の目に切りやすいくらい。「まだ硬いな」という桃の使いみちとしても便利です。

逆に熟れすぎて水分が出やすいときは、バゲットにのせる直前に和えるのがコツ。焼いたパンなら、多少の水分には負けません。

塩を使わないのに、満足できる理由

減塩というと、「レモンで減塩」「酢で減塩」「ハーブで減塩」

そんな説明をよく見かけます。どれも香りか酸味のどちらか一本足で満足感を作ろうとする方法です。

がんばってみたけれど物足りなくて続かなかった、という方も多いのではないでしょうか。

このレシピは、4つの要素で満足感を作っています。

  • の甘い香り
  • 山椒の爽やかな香り
  • しらすのうま味
  • オリーブオイルのコク

香り・うま味・コクが重なると、塩分を控えても物足りなさが出にくくなります。これまで減塩に失敗しがちだった人も、おいしいと感じやすいのはそのためです。減塩は我慢ではなく、置き換え。そう考えると、少し気持ちが軽くなりませんか。

桃としらすの栄養のはなし

福島市内の直売所で買った桃
福島市内の直売所で買った桃

この組み合わせ、味だけでなく夏の体にもうれしい理由があります。

紫外線が気になる季節に

桃には、ビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれています。そしてこれも、もちろん皮の付近に多い。紫外線が強い8月は、こうした抗酸化成分を含む食材を、積極的に取り入れたい季節です。「体のさび落とし」を、おいしくどうぞ。

カリウムと、しらすの塩味

桃にはカリウムが含まれており、余分なナトリウムの排出を助ける働きがあります。塩味を生かした釜揚げしらすと組み合わせることで、夏にうれしい一品になります。

簡単な食事ほど、たんぱく質が足りない

暑い日のそうめんなど、簡単な食事ほどたんぱく質が不足しがちです。パンだけの朝ごはんも同じ。でも、しらすをのせるだけで手軽に補えます。「今日はパンだけ」の日を責めるのではなく、のせて解決する。それがこのレシピのいいところです。

たけだ

栄養の話は「これを食べないと」ではなく「これをのせると、ちょっと得」くらいで大丈夫。できない日は、それでいいですよね。

福島の桃と、飯坂の畑から

番組の前半では、福島市飯坂町の桃畑からお届けします。

福島県は、桃の生産量が全国2位。そして消費量では全国平均の7〜8倍という、ぶっちぎりの1位です。作るだけでなく、とにかくよく食べる県です。

たけだ

私も自家消費用として10㎏ぐらい買います。

「くだものの里」飯坂の3つの条件

温泉で有名な飯坂温泉周辺は、盆地特有の「大きな寒暖差」「豊富な日照量」「水はけの良さ」
この3つの条件がそろっているからこそ、甘く高品質な桃が育ちます。

福島県産の桃が出回るのは、6月下旬から9月下旬にかけて。初夏の「はつひめ」から始まり、主力品種の「あかつき」、晩生種の「川中島白桃」や「さくら白桃」へと、リレーのように楽しめます。

お盆まであかつきを楽しんで、あけたら川中島。

ちなみに、これは以前べつの桃農家さんに伺った話なのですが、雨が降った直後の桃は甘さが落ち、戻るまでに3日ほどかかるのだそうです。

それを聞いてから、雨あがりの数日は少し待ってから買うようになりました。

よくある質問

しらすは何を使えばいいですか?

釜揚げしらすを使っています。このレシピは、しらすの塩味をそのまま調味料として使うからです。味が足りないと感じたときも、塩や醤油ではなく、しらすを足して調整してください。

山椒がないのですが、作れますか?

なくても十分成立します。ただ、あると味の決め手になるので、うなぎ用の粉山椒がおうちにあればぜひ。小さなお子さんがいるご家庭では、山椒を入れずに作って、大人の分だけ後から振るのがおすすめです。

桃が硬いとき、熟れすぎたときはどうすれば?

硬めの桃は、むしろ賽の目に切りやすいので向いています。熟れすぎて水分が出やすいときは、バゲットにのせる直前に和えてください。焼いたパンなら水分に負けにくくなります。

パンは焼かなくてもいいですか?

ここは必ず焼いてください。桃の水分に負けないようにするためです。焼かないとベチャッとしてしまい、食感が台無しになります。このレシピで唯一の「必ず」です。

まとめ:令和のお盆料理の定番に

桃シラスのバゲット、いかがでしたか。桃を洗って、皮ごと刻んで、しらすとオリーブオイルで和えるだけ。塩はほとんど使わないのに、香りとうま味とコクで、ちゃんと満足できる一皿になります。

朝ごはんが簡単になりがちな日にも、お盆の来客にも。

個人的には、福島の夏のおもてなし料理として、令和のお盆料理の定番になれるポテンシャルがあると思っています。

桃をたくさんいただいたとき、少し硬い桃が残っているとき、ぜひ試してみてください。

放送情報

このレシピは、TUF『旬のお野菜とどけ隊』(2026年8月放送・福島市飯坂町の桃回)で、野菜ソムリエ・武田都がご紹介したものです。福島の旬の農産物と、簡単アレンジレシピをお届けしています。

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この記事を書いた人

現野菜ソムリエプロ/元AEAJアロマテラピーインストラクター。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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