家庭菜園などの自家消費野菜は無料で検査できます
家庭菜園で採れた野菜もそうですが、庭の果実も山で採ったキノコも、地域の自治センターなどで放射線検査をしてもらえます。
県内における自家消費野菜等の放射能検査 – 福島県ホームページ
www.pref.fukushima.lg.jp
商品として販売するものでなければ無料です。
これまでは郡山市にもちこんでいたのですが、
・みじん切りしたものを500g~1㎏もちこみ
・かかる時間は30分~1時間
(詳細は郡山市のホームページへ)
測定のためには刻んで持ち込みが原則だとおもっていたのですが、福島市では刻まなくてもまるごと持ち込みが可能で、それがとっても早かった。
福島市の公式ページに説明があります。
市では、食品などを切り刻まずに測定できる「非破壊式放射能測定装置(食品等丸ごと測定器)」を各地区に1台導入し、放射線モニタリングセンターをはじめ支所・学習センター等20ヶ所で、ご家庭の食品中に含まれる放射性物質の測定をおこなっています。
福島市のまるごと測定できる機械だと10分で完了。
刻む手間もないし、とても気軽に利用できました。
まるごと測れる機械は福島市のほか、南相馬に1台ある模様です。
持ち込む準備も簡単
「立ち入り禁止」が目立つけれどそれはテーブルの奥の話で、自治センターのロビーに事務机で仕切ってあるだけで、けっこうオープンな感じで設置されています。
持ち込む際には
・野菜を水洗いして
・ビニール袋2枚重ねの中に入れる
これだけです。
こんな状態で持ち込み。
庭になっていた柚子のうち、傷モノを持ち込みました。
検査後にはこのまま返ってきます。
気になる検査結果は・・・
無事、「検出せず」を頂きました。
20Bq/kg未満の数値は測定できないので、全くないのか少しはあるのかまではわかりません。
それ以上の細かい数字が知りたい場合は、別の専門の検査ができる場所に行く必要があります。
毎年のことですが、毎回ほっとします。
検査に出すときは作物を問わず毎回ドキドキする。
家庭菜園のものを持ち込んで検出された例を、まだ私の知り合いの範囲では聞いたことがないのですが、ほとんどされないとはいえちょっと緊張する検査です。
どんな作物が検査に出されて、どのぐらい検出されたものがあるのかは各市町村のページで細かく報告されています。
ご家庭の食品中に含まれる放射性物質の測定結果をお知らせします(福島市)
そこまでして家庭菜園?と思う方もいらっしゃる方もいると思いますが、調べて折り合いをつけながら選んでいく、これが今の私が生きている世界の日常です。
放射線だけじゃなくて、なんでもそっか。