非常持ち出し袋にオレンジ精油を入れておこう

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防災用品のチラシ
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これから非常持ち出しセットを作る方のために

熊本・九州での地震の被害に遭われた皆様に、心からのお見舞いを申し上げます。
皆様のご無事をお祈りしております。

今回の一連のニュースを見ていて「地震は予知できない」「いつ起こってもおかしくない」ということがよくわかりました。

その中で非常持ち出し袋を見直している方もいらっしゃると思うのですが、もしアロマテラピーにご興味があるのなら、オレンジ精油を一本入れておいてはいかがでしょうか。

精油は未開封なら3年~5年もちます。
一見無駄なもののように思えますが、かさばらず・少量で・あらゆる年代の人が楽しめる脳へのお楽しみは、不安とストレスにまみれた避難生活のオアシスになれるのではないかと思います。

 

平和だった日常を思い出せる、深呼吸ができる

香りと記憶は、非常に強く結びついています。

ある特定の香りを嗅ぐとその場面の空気感や手触りまで思い出せることもあるように、私たちが何気なく香っている香りは、いつのまにか日常の様々な場面に紐付けられています。

避難生活は、決していい香りが漂うようなシーンではありません。
心も体も極限まで緊張しているため、臭い・匂いを感じる暇もない方も多いと思います。

そんな時に、いつも楽しんでいた香りを嗅ぐことで心にほんの少しゆとりが生まれます。
その鍵は深呼吸。
緊張感で気づかないうちに浅くなっている呼吸を、いい香りを楽しむことを通じて深呼吸に変えられます。

私自身もそうでしたが、どんなに深呼吸がいいとわかっていてもそんな気にならない。
不安や恐怖で「緊張しながら無気力になる」というとても変わった状況に心を追い込まれるからです。
でもほんの少しの楽しい手助けがあると深呼吸ができる、これこそがアロマテラピーの本領。
いい香りを楽しんでいるといつの間にか呼吸が深く変わってくれる、そこに期待しています。

特に精油の香りはティッシュに1滴でもしばらく楽しめますので、分かち合いやすく実践しやすいのも非常時向き。

オレンジ精油は胃腸に働きかける作用や、気持ちを明るくさせる作用もありますので、ストレスによる食欲不振や便秘などの避難生活で起こりやすいトラブルの解消にも役立ちます。

 

避難生活は野菜と果物が食べられない

避難生活の食生活は、最低限の食事。
おにぎり・パンなどの炭水化物に寄ったエネルギー重視・手軽さ重視の食事で、フレッシュな野菜や果物などが食べられません。

「果物が食べたい」

この声は避難生活が長くなると聞かれる声だと言います。

心を落ち着けるならラベンダーと言われますが、オレンジ精油を選んだのはこれがなによりの理由です。

東日本大震災の時に、避難所へボランティアへ行ったアロマセラピストの方のお話ですと、オレンジ精油のフレッシュな香りはたくさんの方に喜ばれたとのこと(特に女性)。
食べられないけれど、本物と同じいきいきとした香りが心を慰めます。

 

さいごに

避難時に必要なものは挙げはじめたらきりがないのは承知していますが、小瓶1本足すだけなので精油を1本選んでみました。

何もすることがないと余計なことを考えてしまいますが、そんな時はいい香りに手伝ってもらって深呼吸して、脳から余計なことを追い出してしまおう。

それは避難時も日常生活でも一緒。

今起きている嫌なことは、永遠には続かない。
あなたが楽しいイメージを思い描けた分だけ早く、そこから抜け出すことができる。
アロマテラピーじゃなくても、単に外の空気を吸うだけでも、大好きな人の匂いを嗅ぐことでも、なんでもいいから、脳内にあなたが本来在るべき世界のイメージを展開させよう。
前を向いて進める時って、そういうときだと思います。

自分はどうしたら不安な気持ちをささっと追い出せるのかを見つけておくのも、非常時への備えの一つだと考えています。

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この記事を書いた人

野菜ソムリエ/アロマテラピーインストラクターの主婦。「リラックスした状態こそ一番いい自分が出せる」「いい香りに浸りながら不安にはなれない」「穏やかな心はシンプルな食生活から」の思いで、簡単・手軽に楽しく暮らせる方法を発信しています。詳しいプロフィールはこちら

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