アロマテラピー検定に必ず合格できる独学方法です
毎年5月と11月に、日本アロマ環境協会(AEAJ)のアロマテラピー検定があります。
次回の検定日は2018年11月4日(日)。
今回のお申込受付期間は2018年8月8日(水)~9月12日(水)
合格率は1級・2級ともに90%以上。
公式サイトの受検者データによれば、勉強期間は長くても3か月、4人に1人は1か月以内。
普段からアロマテラピーをしている人なら1週間~2週間あれば独学で十分間に合う検定だと思います。
ですが、試験を受けること自体が久しぶりだったりするとやっぱり緊張することも。
そこで、できるだけ効率よく勉強して合格するためにはどうしたらいいのか??を、ここ数年毎年なんらかの試験を受け続けている私の目線で書いてみます。
資格の種類は違っても、アプローチは試験攻略のためにすることは案外似ている!これから受験する方が最短合格できるよう願いつつ書きますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
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問題のついているテキストを買う
アロマテラピー1級・2級検定なら、1冊あればOK。
その1冊を選ぶ際には問題がついているものを選びます。
できれば、過去問だけではなくて「分野別」問題がついているものを選ぶこと。
テキスト部分はどれも書いてあることは似たりよったりなので、この過去問と練習問題の有無がさまざまに売られているテキストの差です。
テキスト購入時には発行年月日に注意
アロマテラピー検定は2015年7月に出題範囲が改定されています。
それ以前に発行されたテキストには、新たに出題範囲に加わった地球環境等についての問題が入っていませんので、中古で購入の方はご注意を。
テキストを購入するときは発行年月日をよく見て買ってくださいね。
分野別に勉強すると達成度が感じやすい
アロマテラピー検定1級の出題範囲は大ざっぱに分けると
人体のしくみ・栄養・健康の一般的な知識
アロマテラピーのメカニズム・歴史・地球環境
精油のプロフィール・特性・使い方
に分けられます。
たいていの人が精油のプロフィールを勉強することに時間を割くことになるとは思うのですが、実際の問題では出題の半分以上はそれ以外の分野から出題されます。
だから精油のこと以外について、早い段階できちんと押さえておくことがけっこう重要です。
ただし過去問だけを解いていると、各分野がどれぐらい得意なのか・苦手なのかがなかなかわかりづらいのも事実。
苦手だとわかったところを集中的につぶす、がやりにくい…そのために必要なのが分野別の問題です。
時間との勝負ですので、苦手な問題を徹底的にやっつける!というためにも分野別問題がついていることは重要です。
まずは己を知るために必ず過去問を解く
まずは一度、過去問を解いてみましょう。
わからなくて全然いいので、とりあえずやってみる。
アロマテラピー検定2級・1級 過去問 | いろんな資格の過去問まとめ
ツイート アロマテラピー検定2級・1級の過去問置き場になります。 アロマテラピー検定の基礎知識 試験日は5月と11月 受験料は2級・1級ともに6300円。併願受験可能で、料金は12600円 2級は午前中、1級は午後に行わ […]Continue reading «アロマテラピー検定2級・1級 過去問»
kaerukamo.ciao.jp
これで自分のヤバさがわかってお尻に火が付くもよし!
怖いし面倒だけれど、これを早めにやれるかやれないかで、その後の進展がだいぶ違います。
健康診断みたいなもので、どの分野が苦手なのかはっきりさせるのが目的です。
特に精油のプロフィールのジャンルだと、普段興味がない精油の知識がスコーンと抜けているのがわかります。
私の場合、精神的に落ち着かせる系の精油(樹脂系のものとか)を使うことがほぼなかったため、問題解いててもあんまり頭に入ってこなかったな…
自分に要らないと思っているもののことって、なかなか入らないみたいです。頑張って覚えるけど。
分野別につぶす
苦手な分野がわかったら、「得意な分野」からつぶしていきます。
これは主に勉強グセをつけるためです。
普段勉強することが習慣になっている人なら問題ないと思うのですが、机に向かって何かに取り組む癖そのものがなかなかない場合、まずは「アロマの勉強をする」習慣づけから。
分野別で、得意なものから、9割できるまでやっていきます。
得意なものであれば1日~数日で終わりますので、これで脳と体があったまり、準備運動完了です。
苦手なことや、やった方がいいかなという思い込みで精油のプロフィールから手をつけ始めたりすると、そのボリュームやむずかしさにかえって挫折しやすいんです!
苦手なことは、エンジン温まってからやろう。調子上げてから取り掛かろう。
全部やったら1000本ノックだよこれ。
本番より難しめに作られていると思うので、半分ぐらいできればいいのではないでしょうか。
精油のプロフィールは○×問題を
特に精油のプロフィール分野については、上のサイトを利用しながらやるといいと思います。
なぜかというと、精油の種類ごとに関連する問題を絞って出し続けてくれるから。
イランイランならそれに関する問題をしばらく出して、そのあとオレンジに移ってまたオレンジ関連の問題…というふうに聞いてくれる。
アロマテラピー検定の特徴として、過去問以上にひねった問題は出題されない傾向があります。
新たな角度や聞き方で問われることがほぼないです。
解いた数だけ見たことあるものが増えていきます!
2級 精油のプロフィール(対象10種類) (2級精油) 1/10問
これだけ知っていればテストは1級でも十分。
ある特定の精油がよくわからない人にとっては、便利な作りになっています。
過去問は最後にではなく、合間あいまに何度か
最後に過去問をやってみるタイミングについてですが、分野別に勉強し終わったらやろう…とせずに、分野別に勉強している合間に何度かやってみています。
もちろん最後に総まとめでやって点数が取れるのが一番なのですが、
分野別に勉強し終えられるとは限らない
そんなギリギリスケジュールで勉強している人(私)にとっては、過去問を最初の1回しか解かずに本番に臨むのはとてもリスキー。
過去問を解くことでカバーできることも期待できるし、
できが悪かったならそれなりにまたやる気も焦りも出るし、
最後まで取っておかずに、行き詰ったときのセルフチェックも兼ねてやってみます。
香りテストについて
本番で行われる香りテストは2問。
これを心配されている方が多いかと思いますが、混乱するような組み合わせはないと言われています。
私が受けたときもそうで、迷うようなことはなくすんなり回答できる組み合わせでしたよ。
間違っても2問なので、気にしないでいいと思っています。
検定対応の精油セットは買うべき?
テキストを買うときに、迷われる方が多い検定対応精油セット。さまざまなメーカーから販売されています。
既にエッセンシャルオイルを手元に持っている人ならば新たに買う必要はないかと思いますし、全く持たずに受験して合格している人はたくさんいます。
だから合格のためには必須ではないと思うのですが…検定対応セットはお買い得なんです!
いろんな精油がちょっとずつ(1.5ml)楽しめる。
精油は1滴=0.05ml換算なので、30滴分入ってます。
ローズやネロリなどの高級精油は0.3mlですが、生活の木ではネロリを1ml=¥3,000で販売中なのに、それも入ってこの価格。
精油1.5mlでどのくらい使い道があるかというと、
過去記事に、ファブリーズ代わりに使える消臭スプレーの作り方を書いたのですが(記事後半部分です)、1本作るのに必要なのは10滴。
2種類~3種類の精油をブレンドしながら使うと思うと、けっこう多く感じませんか?
香りも10種類ずつ入って、各2000円程度。まずは精油を一通り試してみたいな~という方はぜひ高級精油が入っているものだけでも試してみましょう!
検定の合否に関係なく、アロマライフを充実させる目的で購入する、というスタンスでよいかと思います。
勉強に疲れたら、アロマテラピー検定のメリットを思い出して!
アロマテラピーを好きになって、もっと知りたい気持ちが高まって受験を決めた方がほとんどだと思いますが、検定の勉強中、うんざりしてきた頃に忘れてしまうのが「わたしなんでこれ受験しようとおもったんだっけ?」という動機ではないでしょうか?
そんなときはメリットを思い出してみましょう。
仕事に直接つながるようになるのはもう少し上の資格を取ってからになりますが、アロマテラピー検定はいちど受験勉強をすれば、それだけであなたのアロマライフの質がぐっと上がるようにできているのです。
検定受けると「やっちゃいけないこと」がわかる!
アロマテラピーのことを検定ベースで勉強することの一番いいところは、
「やっちゃいけないことが分かる」
こと。これに尽きる!
妊婦さん・乳幼児・高齢者にはどうするのか?
保存期限やアレルギーは?
使う頻度や量は?
精油の効能やプロフィールも大事だけれど、この「やっちゃいけないこと」をまず知ることが一番大事です。
たとえば案外知られていない、お風呂やお部屋で香りを楽しむ時に使う量はほんとうに少なくていいこと。
1滴~5滴以内。
寝るときに枕元に置くだけなら、1滴で十分。
たくさん使ったほうが効果があるような気がして、たっぷりトポトポ使っている方が多い印象です。
あなたの使い方は合ってますか?基礎知識として、これだけでも読んでみてください。
2級 安全のための注意安全のための注意の解説専用ページ | アロマインフォ
www.aromainfo.jp
雑誌の特集やムック本に書かれている内容はもう読み飛ばしても大丈夫
検定の1級・2級で出てくる内容は、女性誌の特集で組まれている内容に近いことが多いのをご存知でしたか?
検定で問われるのは基本的なルール、普段使いやすい精油の特徴などなど。
つまりアロマテラピー検定の勉強は、テストはされるけれども、勉強というよりはちょっと詳しめのムック本を楽しく読むようなものなのです。
一度とおして勉強してしまえば、普段見ているテレビの健康番組や美容特集で言われていることが理解しやすい下地ができます。
だからもし実際に受験することがなくても、私は「アロマについて知りたいな」と言われたときには、検定用のテキストを利用して勉強してみることをお勧めしています。
まとめ
アロマテラピー検定の独学方法について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
アロマテラピー検定に効率よく合格する黄金スケジュールは、
テキストの発行日をよく見て、過去問と分野別問題がついているか確認
まず過去問を解く
得意なことから始めて、苦手を分野別につぶす
合間にまた過去問を解く
香りテストは心配無用
です!
この流れにのれたら合格まちがいなし。
まずはお申込を済ませて、テキストを手に入れましょう~
検定の合間に読んだら楽しい、クラフトやセルフケアのアイディアいっぱいの本
さいごのさいごに、飽きたら読むべきおすすめ本。
アロマテラピー検定を実施しているAEAJではない、別のの団体である英国IFA認定セラピストの方の書いた本なのですが、今も私がよく開く本をご紹介します。
アロマテラピー検定1級・2級を考えている方はもちろん、その後インストラクターやセラピストになってもずっと使える、賞味期限がとにかく長い本。
化粧品などのアロマクラフト、キャリアオイルについて、マッサージの仕方やアロマ家事の方法などほぼ全方位を網羅しているので、趣味の人も、それ以上の人も満足できる内容になっています。
2013年とちょっと古い本ですが、タイトルに偽りなしの良書でして、持っている人もすごく多いと思います。
お勉強の合間にでも読んでみてくださいね。