計量スプーンで蜜ろうを計る方法はある?
手作りのアロマクラフトを始めるとき、蜜ろうの計量で悩んだ経験はありませんか?
初めてのクラフトでは、正確に材料を量れるかどうかが仕上がりに直結する大切なポイントです。
でも、家にデジタルスケールがなくて「計量スプーンで代用できるかな?」と不安に思う方も多いはず。

実は、計量スプーンでも蜜ろうをしっかり量るコツがあります!
この方法を知れば、初心者でも簡単に計量できるようになりますよ。
この記事では、アロマクラフト初心者の方に向けて、計量スプーンを使った蜜ろうの簡単な量り方をわかりやすくご紹介します。
初めての手作りアロマクラフトで失敗しないために、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【結論】1g用計量スプーンで蜜ろうを量った結果は
今回は蜜ろう(ビーズワックス)の量を、デジタルスケールを使わず計量スプーンを使って量る方法です。
前回は生活の木の蜜ろうをサンプルに、粒の数を数えてだいたいの重さを推測する方法を書きましたが、それだと他メーカーの蜜ろうには対応できないため、今日は計量スプーンでざっくり量ったらどのぐらいになるか?を試してみました。
以下、山盛り一杯ってどのぐらい?という写真と共にご覧ください。
【必携】極少量が量れる計量スプーン
今回の計量には、この1g用の計量スプーンを使います。
現在、手作り化粧品などアロマクラフトにはこの小さい計量スプーンを使っています。
アロマクラフトをする際、できるだけ道具を買い足さないで済ますにしても、これだけは持っていた方がいいものです。
小容量計量スプーンができること
通常のお料理用計量スプーンだと大さじ1(15ml、15g)、小さじ1(5ml、5g)が計量できる重さになりますが、こちらのスプーンはもっと少ない量を量るためのものです。
0.1g・0.25g・0.5g・1g(gはmlにも置き換え)
が量れます。
アロマクラフトをしていると、オイルなどの液体だけでなく、少しだけ加えたいハーブ類や粉など、ちょっとだけ量りたいシーンはたくさん出てきます。



私もはじめは、アロマクラフトをする方々がまずこれを使っているのを見かけていたのに倣って購入しただけだったのですが、皆が使っているのにはやっぱり理由がありました。
この1gスプーンを使って、固形の蜜ろうは1g量れるのかどうか?を検証していきます。
さっそく測定開始
サンプルは生活の木の蜜ろうです。
精製(白色)と未精製(黄色)の両方を、各20回ずつ量ってその平均値を求めます。
精製蜜ろう(白)の場合


山盛りいっぱい載せて…量ってみたら1回目は0.95gでした。


これをまた20回繰り返して量ってみたところ、精製蜜ろう(白)の1gスプーン山盛りいっぱいの平均は0.9755g。
ほぼほぼ1g。
精製蜜ろう(白)の1粒の重さは、平均してだいたい0.023gだと前回の記事で計算したので、ほぼ1粒分足りないぐらいでした。
未精製蜜ろう(黄色)の場合
一粒の大きさが白い蜜ろうよりも大きく、さらに大きさにばらつきもある未精製(黄色)の蜜ろうも、同様に測定します。


こちらも山盛りいっぱい載せて量ると、1回目は0.97gでした。


20回繰り返した結果は、未精製蜜ろう(黄色)の1gスプーン山盛りいっぱいの平均は、0.9775g。
こちらもほぼほぼ1gとなりました。
【結論】粒の大きさに関わらず、山盛りでおおよそ1gになる
大きさに違いがある2種類の蜜ろうを量ってみましたが、どちらもほぼ同じ数字に落ち着いたということは、粒の大きさは量れる量に関係がないということです。
つまり、どのメーカーの蜜ろうでも、1g計量スプーンを使えばだいたいの量が量れます。
いろんな蜜ろうを試してみたい方は、計量スプーン式が楽でいいですね。
計量スプーンで量るときの注意点
1gスプーンの3分の1程度の量が足りなくなる計算です。
ごくわずかだけ足りない量も、粒の数で言うと8~15粒程度と、積み重ねるとそれなりの量になります。
1gの蜜ろうで作れるクリームは、旅行用クリームケースサイズぐらいです。
ヘアバームやボディクリームなど、容量の大きなものを作りたいときは、デジタルスケールできちんと計量して作りましょう。
慣れたらデジタルスケールの導入が安心
たくさんの量のものを作るときは、やはりデジタルスケールを使った方が作業も圧倒的に早くすすみ、品質を安定させられます。
アロマクラフトに最適なデジタルスケールは、現在私も使っている、0.01g~500gまで量れるデジタルスケールです。
蜜ろう1粒から大き目カリフラワーぐらいまでいけるので、日常のお料理用として兼用できるのでコスパもよく大満足です。



私もずーっとこちらを使用しています
よくある質問
- 計量スプーンで蜜ろうを計る方法はある?
-
今回試してみたところ、1g用の計量スプーンを山盛り一杯にすると、0.9775gと、おおよそ1gの蜜ろうを量れる結果になりました。たくさん量りたいときは、誤差が大きくなるのでデジタルスケールを使ってください。
- どんな計量スプーンを使えばいいの?
-
極少量を量れる計量スプーンが便利です。例えば、0.1g・0.25g・0.5g・1gを計量できるスプーンがあり、アロマクラフトでは特に1gスプーンがよく使われます。
- 精製蜜ろうと未精製蜜ろうで量り方に違いはある?
-
精製蜜ろう(白)と未精製蜜ろう(黄色)では粒の大きさに違いがありますが、どちらも1gスプーン山盛り一杯でほぼ1gになりました。
- 計量スプーンで量ると誤差は出る?
-
10回(10g)量ると約0.3gの誤差が出ることがあります。大量に作る場合はデジタルスケールを使用した方が正確です。
- デジタルスケールは必要?
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少量なら計量スプーンで問題ありませんが、大量に作る場合や手早く作業したい方は、0.01g単位で測れるデジタルスケールの使用をおすすめします。
まとめ
- 1g計量スプーン山盛り一杯でおおよそ1gの蜜ろうを計量可能
- 精製・未精製の蜜ろうどちらでもほぼ同じ結果に
- 計量スプーンだけで簡単に蜜ろうを量れるが、誤差が出ることもある
- 大量に作る場合はデジタルスケールを使用するのが安心
アロマクラフト初心者でも、1g計量スプーンがあれば蜜ろうの計量が可能でした。
ただし、大量に作る際や正確な計量が必要な場合は、デジタルスケールを使うのがベストです。



まずは計量スプーンで手軽に試してみましょう!
精密な計量が必要になったら「デジタルスケール」の導入もおすすめです。
【こちらも読んでみてね!】
>>【量ってみました】生活の木の蜜ろう1粒の重さは何グラム?


蜜ろうを使った簡単なアロマテラピーグッズについてはこちらで記事にしました。


リップクリームやハンドクリーム、ヘアオイルの代わりにもなる万能バームでありながら、自分の願いがこもった香りが持ち歩けるのが練り香水。
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皆様が、楽しく手軽にアロマクラフトを楽しめますように。