ちょっとだけ蜜ろうクリームを作りたいときに知りたかったコト
アロマクラフトを始めるとき、材料の計量で「これ、どうやって量るの?」と迷った経験はありませんか?
手作り化粧品のレシピを見ていると1g~のとても少ない単位で材料を使うことがよくありますが、家にデジタルスケールがない場合はこれが量れません。
特に蜜ろうは粒状で販売されていることが多く、1粒あたりの重さがわかればもっと手軽に作れそうなのに…と感じることもあるはずです。

なので、初心者から上級者まで人気の生活の木の蜜ろうの、1粒の重さを計って何粒で1gになるか計量してみました!
この記事では、蜜ろう1粒の重さの目安や、初心者の方でも簡単に計量できる方法を丁寧にご紹介します。
これを読めば、計量の不安が解消され、もっと気軽にアロマクラフトを楽しめるはずですよ。
ぜひ最後までチェックして、少しずつ蜜ろうクリームを作るときの参考にしてください。
【白い精製タイプ】生活の木ビーズワックスの1gは何粒?
今回まずはかるのは、精製した白い蜜ろうの一粒。未精製の黄色はのちほど。


一粒、は丸じゃなくて半月型でした。左側の半月型のものを一粒として考えます。
右側のは二つくっついているもの。けっこうこんなふうにくっついているものが多かったのですが、これは二粒として考えます。
で、一粒ずつ量ってみました!


…そしたら反応が出ない。
そこで今回は、5粒ずつまとめて量ることに方針変更。


1回目、0.1グラム。


2回目、0.13グラム。
これを20回繰り返していきます。
1粒ごとの大きさは、完全に揃っているというわけではなさそうです。




白い精製タイプの測定結果は…
20回量って、5粒の平均は0.12gでした。
1gあたり約43粒
が参考値になるかと思います。
意外と多かったです…20粒ぐらいかと思っていました。
各メーカーによって粒の大きさは異なりますので、あくまで生活の木のパッケージでの数値だということを御了解くださいませ。
【黄色の未精製タイプ】生活の木ビーズワックスの1gは何粒?
白いほうは花粉や不純物などを取り除いた精製済みの蜜ろうですが、天然成分がそっくり残っている未精製(黄色)の蜜ろうも販売しています。
精製と未精製、粒の大きさがだいぶ違うのです。




しかも、未精製は一粒ずつの大きさも精製みつろうよりさらにまちまち。
一粒の大きさのばらつきが大きいのですが、大きくても小さくてもランダムに5粒ずつ選んで20回ずつつまみとる方法で、今回も量ってみます。


これが一回目。精製がだいたい0.1-0.13ぐらいのレンジに収まったのに比べると、倍ぐらいありますね。


これまた20回繰り返します。


結果は上記のようになりました。最少が0.18g、最大が0.25g。
黄色い未精製タイプの測定結果は…
20回量って、5粒の平均は0.21gでした。
1gあたり約23粒となりました。
こちらは一粒が大きいため、粒がつまみやすく、取り扱いはこちらの方が楽です。
ただ数値にばらつきが大きかったので、より平均的な数字を得たいのならば精製ミツロウの方がよいかと思います。
粒の大きさの違いでだいぶ変わったので、ほかのメーカーが出している蜜ろうだとまた変わるのだとは思います。
あくまで生活の木の蜜ろうについての参考値だとご理解くださいませ。
測定結果まとめ
生活の木のミツロウの重さを、粒数で知りたいときの参考値はこのようになりました!
種類 | 1gあたりの粒数 | 1粒あたりの重量 (g) |
---|---|---|
精製蜜ろう(白) | 43粒 | 0.023 |
未精製蜜ろう(黄色) | 23粒 | 0.043 |
上記の目安に沿って使用する場合に気になるポイントは4つ。
- 1粒の大きさには両方ともばらつきがある
- 未精製ミツロウ(黄)の方がばらつきも粒の大きさも大きいため、より結果がブレやすい
- 精製ミツロウ(白)は、数値のばらつきが少なく、より安定した結果を得やすい
- 未精製ミツロウ(黄色)の方が粒が大きいため、数えるのが楽



気軽にアロマクラフトをしたいときは、精製ミツロウの方がかんたんそうです
1gのミツロウで作れるクリームは、だいたい旅行用クリームケースぐらいのサイズです。
もし慣れてきて、もう少したくさん作りたいな~と思ったら、デジタルスケールで計量することをおすすめします。
アロマクラフトには0.01gから量れるデジタルスケールが最適
現在、私が使っているのは、0.01g~500gまで量れるデジタルスケールです。
蜜ろう一粒から大き目カリフラワーぐらいまでいけるので、日常のお料理用として兼用できるので、もうずーっとこちらを使用しています。
以前は、iphoneSEぐらいのポケットサイズのものを使用していましたが、アロマクラフトが進むにつれてだんだん容器サイズが大きくなっていたのでこちらに買い換えました。
小さい使い切りサイズを作成する方には、ポケットサイズでも全然いけます。しまう場所を取らないのでそちらもお気に入りでした。
蜜ろう1gで作れるクリームレシピ


1gの蜜ろうで作れるものは、出来上がり量がだいたい10ml~20mlの範囲の、旅行用のクリームケースのサイズのクリームです。
実はそのぐらいの大きさで作る蜜ろうクリームが、精油の香りをぎゅっと閉じ込める練り香水には最適です!!
【5分で完成!】材料と作り方
蜜ろう 1g
キャリアオイル 5ml
精油 2滴
ペットボトルキャップは規格が統一されていて、満タンで7.5ml入るのだそう。5mlは3分の2。目分量ですが、せっかく秤なしでいくなら最後まで!
- 蜜ろうとキャリアオイルを混ぜて電子レンジで30秒~1分あたためる
- 溶け切らないときは、様子を見ながら10秒ずつ時間を足す
- 溶け切ってから精油を入れて混ぜる
- そのまま冷えるまで放置して、固まったら出来上がり
蜜ろう1gは溶けるとだいたい1.2-1.3mlに、
精油1滴は0.05mlですので、
が出来上がり容量です。
容器選びのご参考までに。
よくある質問
- 蜜ろうを少量だけ量りたいとき、どうすればいい?
-
デジタルスケールがない場合は、蜜ろうの1粒の重さを目安にして計算すると便利です。例えば、「生活の木」の精製蜜ろう(白)は1粒0.023g、未精製蜜ろう(黄)は1粒0.043gなので、1gを量る場合はそれぞれ約43粒、23粒が目安になります。
- 精製蜜ろう(白)と未精製蜜ろう(黄)の違いは?
-
精製蜜ろう(白)は不純物が取り除かれ、粒の大きさが比較的一定なので安定した計量がしやすいです。一方、未精製蜜ろう(黄)は天然成分がそのまま残っており、粒が大きめでばらつきも多いため、数えるのが楽ですが計量の誤差が出やすいです。
- 少量の蜜ろうクリームを作るときに便利な計量方法は?
-
キャリアオイルの計量には、ペットボトルキャップを活用するのがおすすめです。キャップ満タンで7.5ml入るため、5mlは約3分の2の量になります。秤を使わずに手軽に計量できます。
- 蜜ろう1gでどのくらいのクリームが作れる?
-
蜜ろう1gを使用すると、出来上がり量は約6.4mlになります。これは旅行用の小さなクリームケースに収まるサイズで、練り香水やリップバームを作るのに適しています。
- 蜜ろうクリームなどのアロマクラフトに適したデジタルスケールの選び方は?
-
アロマクラフトでは、0.01g単位で計量できるデジタルスケールが便利です。500g程度まで計量できるタイプなら、料理用としても兼用できるためおすすめです。
まとめ
- 「生活の木」の精製蜜ろうは1粒0.023g、未精製蜜ろうは1粒0.043g
- 1gを量るには、精製蜜ろうは約43粒、未精製蜜ろうは約23粒が目安
- 精製蜜ろうは粒が均一で計量しやすく、未精製蜜ろうは粒が大きく数えやすい
- キャリアオイルはペットボトルキャップで計量可能(5ml=キャップの約2/3)
- 蜜ろう1gで約6.4mlのクリームが作れる(旅行用ケースサイズ)
- アロマクラフトには0.01g単位で計量できるデジタルスケールが便利
蜜ろうクリームを少量作りたいとき、デジタルスケールがなくても1粒あたりの重さを知っていれば簡単に計量できます。
また、キャリアオイルの計量にはペットボトルキャップを活用すると手軽に作業ができます。
精製・未精製の違いを理解し、自分に合った方法でアロマクラフトを楽しんでくださいね!



より正確に計量したい場合は、0.01g単位で量れるデジタルスケールの導入がおすすめ!
手軽にアロマクラフトを楽しんでみてくださいね♪
好きな香りを持ち歩こう〜
【計量スプーンがある方はこちらも必見】


【蜜ろうクリームのことはここで書いてます!】

