
かぼちゃグラノーラサラダ
おやつかな?サラダかな?
最近、いろんな種類が売られているグラノーラ。
たくさんのナッツや穀物が甘くコーティングされているのでお菓子みたいですが、クッキーよりはいいんじゃないかな?と思って買っています。
前回は長芋とじゃこで和製エナジーおやつを作りましたが、今回つくるかぼちゃ+グラノーラのサラダは、よりエナジーバー(バーにしてないけど)に近いかも。
マヨネーズの代わりに、加熱してはいけないけどアボカドに続いて「食べる美容液」と呼ばれる亜麻仁油を使って、甘いものの代わりに食べる甘いカボチャサラダを作ります。
サラダというよりおやつかな?
でもお肉にも合うんだよ!
2016年12月16日放送のテレビユー福島「げっきんチェック」の金曜日コーナー「野菜ビストロ|ナオトキッチン」で「かぼちゃグラノーラサラダ」としてご紹介しました。
かぼちゃグラノーラサラダの作り方
かぼちゃ 150g(8分の1)
グラノーラ 50g
あまに油 大さじ1
ナッツ 一握り
1. かぼちゃを3分~4分レンチンして潰す
2. グラノーラ、亜麻仁油を混ぜる
3. ナッツを飾って出来上がり

かぼちゃグラノーラサラダ
かぼちゃのほこほこした甘さ、ドライフルーツのフレッシュな甘さ、ナッツのコク。それを亜麻仁油でしっとりまとめます。
塩気を足すより、シナモンやナツメグなんかを足したくなります。
写真のグラノーラはこれを使ったのですが、
フルーツひとつひとつの大きさは大き目かもしれないけれど、フルーツの量は
こっちの方が多かったかも。
かぼちゃはレンチンしても甘さが変わらない

かぼちゃレンチン前はこのぐらいにカットしたよ
野菜の甘さは、調理法で変わるのか?
以前、子供も作れるさつまいもの茶巾しぼりをご紹介したときに、サツマイモの甘さをより引き出すためにぜひ蒸してくれ、というようなことを書きました。
さつまいもの場合は、高温&短時間のレンジ調理だと甘さが引き出しきれず、蒸したり焼いたりなど、高すぎない温度で時間をかけて調理したほうが断然甘くなるのです。
今回のかぼちゃも蒸した方がいいのかな?どうなの??と迷っておりましたら、野菜ソムリエ協会のブログで実験してました。
詳しい結果は上のブログを見てほしいんですが、サツマイモとは違って、かぼちゃはレンチンでも糖度は高いままでした。
なんでも蒸した方が甘くなるとばかり思っていた私は「多少甘くなくなってもグラノーラが甘いからカバーできるし大丈夫だろう」とか考えてレンチンしていましたが、レンジ調理がなんでも損なうわけではないようです。レンジ、ごめんね。誤解してた。
今後もかぼちゃに関しては、レンジ調理をもっと活用しようと思った次第です。
マヨネーズの代わりに食べる美容オイルを
今回使った亜麻仁油、食べる美容液と呼ばれているオイルで、ここ数年でスーパーでも取扱数が増えてきています。
魚の油と同じオメガ3系の油で、αーリノレン酸が多く含まれているのが特徴です。
αリノレン酸は心臓血管系の病気予防によいとされており、血流の改善や血管が弱っていくのを防げるのだそうです。
ただ弱点があって、加熱するとその良さが損なわれてしまうのでそのまま飲んだり、ドレッシング材料として使うことを勧められています。
ただ加熱しないとなるといつ使ったらいいですか?と質問されることがあります。
ドレッシングだけに使っていてはなかなか減らないのも事実。
そんな時には、よく使うマヨネーズやバターと積極的に置き換えていこう!とおすすめしています。
味や香りが強くない油なので、野菜の味を邪魔しません。
いいかぼちゃの見分け方

かぼちゃ
形がキレイで、ずっしりと重く、皮・ヘタが爪で押しても歯が立たないぐらい固いものを選びましょう。
根や実の野菜って、外見がきれいなものを選べばだいたいおいしいのにあたることが多い。カブ、大根、サツマイモも。
「農薬とか使っていないなら、虫がついたり育ちが悪かったりして形が汚くなるはずだから、できるだけ汚いやつ買う」って言っていた友人がいたけど、無農薬栽培でも形がきれいなものいっぱいあるし、汚ければおいしいというわけではない。
私の野菜料理の先生・恵美子さんは、よく種を見て判断していました。
今にも芽が出そうな、ぷっくりとしたタネの野菜に出会うと「すごいおいしそう!これはいい!」と笑顔で見せてくださるの。
タネがびっしりのかぼちゃカットしてあるかぼちゃの方が今はよく見かけます。その時は黄色の色が濃くて、タネがびっしり詰まっているものがおいしいかぼちゃ。種の周りが溶けそうになっているものは古いカボチャです。
かぼちゃはカットしなければ10度前後で1か月~2か月持ちます。カット後は必ずワタを取ること。そこから悪くなっていきます。
冬至かぼちゃ、食べましょう
かぼちゃはβカロテンを豊富に含みます。
特にわたしたちが通常食べている、ほくほくした食感の西洋かぼちゃの含有量は、日本かぼちゃの5倍以上。
夏に採れたかぼちゃを冬至に食べる風習があるのは、冬は緑黄色野菜が少ないので、保存のきくかぼちゃからの栄養補給が大事だったからといわれています。
今はすでに緑黄色野菜が豊富な時代になったけれど、こんなあたたかな色合いで食卓を温められる緑黄色野菜です、ぜひこの冬至にあわせてかぼちゃ食べてみませんか。